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風速10m(メートル)はどれくらい?飛行機が欠航となる目安の強さとは?

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風速10メートルはどれくらい?飛行機が欠航となる目安の強さとは?

テレビや新聞の天気予報では、予想気温や降水量とともに風速も発表されます。

とはいえ、その威力や大きさは数値で言われても、ピンときません。風速10m(メートル)とは、いったいどれくらいの強さなのでしょうか?

 

この記事では、風速の定義と具体的な体感についてお伝えします。
また、飛行機が欠航するときの基準となる風の強さについてもお知らせします。

風速10m(メートル)とは? いくつから強い風なの? 

風速の定義とは?

 気象庁のホームページでは、『風速』のことを

10分間平均風速を指し、毎秒〇.〇mまたは、〇.〇m/sと表す。

のように定義しています。

m/s という単位からみてわかるように、「風速」とは、1秒間(second)に空気が移動する距離(meter)のことです。

 

ただし、天気予報で使われる「風速」とは、観測時点までの10分間における風の強さの平均値を指します

たとえば、午前10時発表の風速が、10m/sだったとします。これは、9時50分から10時までの平均風速が10m/sであるという意味です。

 

 そして、3秒間の平均値を瞬間風速と呼び、その最大値のことを最大瞬間風速といいます。最大瞬間風速は、10分間の平均風速の1.5倍~2倍以上になることがあります。

 

 つまり、風速10m(メートル)と発表された場合、瞬間的には15m/s ~ 20m/s の突風が吹く可能性があります。

風速10m(メートル)は、どのくらいの強さ?

 風速10メートルとは、1秒間に10m 風が動く速さですので、

 
10(m)× 60(秒)× 60(分)= 36000(m)

 

つまり、時速36km となります。一般道路を走る車の窓から受ける風と、同じぐらいの強さです。

 

この他にも、 以下のような特徴があります。

  • 風に向かって歩きにくくなる。
  • 傘をさしづらい。
  • 樹木全体がゆれ動く。

 天気予報では、風速10m以上風速15m未満の風を“やや強い風” 、風速15メートルから20メートル未満の風を“強い風”と表現します。

▲クリックすると動画が読み込まれます。

「tenki.jp」さんのYouTube動画より。1:12ごろより、風速10mの体験シミュレーションの模様が紹介されています。

 風速10m(メートル)とは? 飛行機となる目安の強さとは?

それでは、風速10m(メートル)は飛行機の離発着にどれぐらい影響を与えるのでしょうか?

風の強さだけじゃない? 飛行機が欠航となる理由

 まず、飛行機が欠航となるかどうかには、様々な要素がからんできます。

  • 離陸する場所
  • 着陸する場所
  • 飛行経路の天気
  • 雲低高度(=雲のもっとも低い部分の高さ)
  • 風速

です。

機長やディスパッチャー(=運行管理者)が事前の打ち合わせで協議して、出航か欠航を決めます。


また、台風などの影響により、翌日に欠航便が出るかどうかは、航空会社が会議で決定することもあります。

ただし、これらの判断基準は機体の種類重さによっても変わりますし、航空会社によっても変わってきます。 

飛行機は、横風に弱い!

 飛行機の欠航に影響を与えるのは、離陸場所と着陸場所の風速です。いちど飛びたってしまえば、経路の途中に台風があっても上空を飛ぶなどして、避けることができるからです。

飛行機は、進行方向に対して向かい風には強く、追い風や横風には弱くなっています。

 

一般的には、追い風成分(飛行機の真後ろから吹く風) が15ノット(風速:約8m/s)を越えると、離発着ができなくなると言われています。

 

ただし、滑走路の状態にも影響されます。

横風成分の場合、乾いた滑走路で38ノット(風速:約19m/s)を越えると、離発着が困難になります。

 

雨や雪で滑走路がぬれている場合は、この運航制限はさらに引き下げられます。

 たとえば、ぬれた滑走路では25ノット程度(風速:約13m/s)でも離発着に影響が出ます。

斜めからの風は、ベクトルを用いて計算する

しかし、風は必ずしも、機体の横側から吹いてくる訳ではありません。飛行機の進行方向に対して斜めから風が吹いてくる場合、三角関数を用いて横風成分を割り出します。

 

三角比AC/AB

   sinB = AC/AB

 

たとえば、風速18メートルだったとします。どちらの方向から吹いてくるかを調べて、その値を横風成分に直します。

 

① 斜め30度前方から :  sin30 × 18 = 0.5 × 18 = 9(m/s)

 

三角比sin30°

 

② 斜め45度前方から : sin45 × 18 = 0.71 × 18 = 12.78(m/s)

③ 斜め60度前方から : sin60 × 18 = 0.87 × 18 = 15.66(m/s)

 

ご紹介したように、雨や霧などで滑走路がぬれている場合は、風速13m/sが欠航の一つの目安となります。②③の風の向きだと、飛行機は欠航となる可能性が高まるのです。

 

しかし、飛行場の風向き・風の強さといった細かい情報を、わたしたち利用者が知ることはできません。大型台風が近づいている場合をのぞき、天気予報から欠航を予測するのは困難なのです。

 

やはり、こまめに運行状況をチェックする必要があります。

台風の翌日は注意? 『機材繰り』による欠航とは?

 風がほとんど吹いていなくても、飛行機が欠航となる時があります。それが、台風の翌日です。

 あたりまえですが、旅客機はふたつの飛行場だけを往復しているわけではありません。

 

A空港 ⇨ B空港 ⇨ C空港

 

このようにスケジュールが組まれていた旅客機が、台風の影響でA空港からの便が欠航となったとします。すると、B空港には到着していないので、C空港へ向けてフライトできなくなります。

 

それなら、B空港にある別の飛行機を使えばいいんじゃない?

と思うかもしれませんが、そう簡単にはいきません。

 

というのも、パイロットが操縦できるのは、1人1機種と決まっているからです。パイロットが操縦できる機種が空港になければ、運転はできません。

 

このように、空港に機材(飛行機の機体)が到着していない場合も、欠航することになります。