はてなブログで投稿すると、記事ごとに個別のURLが割り当てられます。これを、パーマリンクと呼びます。
はてなの場合、「 entry/ 」の部分は各ページ共通の文字列なので、狭義の意味でパーマリンクといったら、「 entry/ 」以降を指します。
この記事ごとのURL(=パーマリンク)は、設定によってSEOに有利不利はあるのでしょうか? どれがベストの書き方なのでしょうか?
- 効果的なパーマリンクは、英単語を「 - 」(ハイフン)で区切ったカスタムURL!!
- はてなブログのカスタムURL 設定の手順とは?
- 【注意点①】日本語URLは、なぜダメなのか?
- 【注意点②】過去記事のURLは、変えてはダメ!
効果的なパーマリンクは、英単語を「 - 」(ハイフン)で区切ったカスタムURL!!
記事ごとのURL(パーマリンク)は、SEOにほぼ影響なし!
まず、どのような記事URL(パーマリンク)にしようが、SEO上はほぼ影響はありません。あるとすれば、
example.com/entry/permalink_article/filter?color_profile=dark%grey
のように、あまりに複雑な文字列を使ってしまうケース。
この場合、Googleの検索ボット(クローラー)に負荷をかけ、インデックスに影響を与える可能性があります。
はてなで自動生成される記事URLはシンプルなものなので、通常はSEOに有利不利はありません。
よくある日付けのパーマリンクは、管理が大変になる!
特に初期設定をいじってないならば、
entafukuzou.com/entry/2021/11/07/202505
のように、日付の入ったパーマリンクになっている人が多いのではないでしょうか?
記事をアップロードしたときの、西暦/月/日付/何時・何分・何秒
が、そのまま記事ごとのURLになるケースです。
このURLのデメリットは、2つ。
まず1つは、読者さんにとって、なんの記事か伝わりづらいことです。
2つ目は、ブログ運営者にとって、管理が面倒になること。
たとえば、はてなブログとGoogleアナリティクスを紐づけておくと、以下のような分析ができます。
- アクセスが多いのはどの記事か?
- 滞在時間が長いのはどの記事か?
- 逆に、離脱率が高いのはどの記事か?
ブログ改善に役立つデータをランキング形式で示してくれるのですが、表示は記事URLとなります。「滞在時間の長い記事10位まで」が示されても、日付の羅列では、どれが何の記事か判別できません。
また、はてなブログとGoogleサーチコンソールを紐づけておくと、
- どのキーワードから流入があるのか?
- 表示速度が遅いのはどの記事か?
といった通信の改善に役立つ情報を知ることができます。サーチコンソールも、表記は記事ごとURL。やはり、日付URLだと、パッと見でどの記事かわからなくなってしまいます。
そこでオススメなのが、2語から4語ぐらいの英単語を「 ‐ 」(ハイフン)で繋ぐという書き方。
記事ごとのパーマリンクについてなら、「 permalink-article 」
ブログの始め方についてなら、「 how-to-begin-blog 」
みたいに設定します。
はてなブログのカスタムURL 設定の手順とは?
まず、下準備です。
はてなの管理画面より、
「設定」⇨ 「詳細設定」とすすみ、
下へスクロールしてゆき、真ん中らへんの「フォーマット」の項目を表示させます。
- 標準(日付)
- タイトル(記事タイトル)
- ダイアリー(日付+数字番号)
カスタムURLを使うには、標準をチェック(✔)しておきます。
実際に記事を書くときは、編集画面の右側の項目から、「編集オプション」(歯車アイコン)を選びます。
カスタムURLに好みの文字列を入力します。
入力画面には
「 /entry/ 」までは記載されていますので、それ以降のパーマリンクを入力することになります。
「 permalink-article 」
「 how-to-begin-blog 」
のように入力します。
なお、
「 permalink-article/ 」
「 how-to-begin-blog/ 」
のように、URLの最後にスラッシュ(/)を含めるかどうかについては、こちらのサイトさんで詳しく書かれています。
個人ブログレベルではどちらでも構いませんが、(/)ありかなしかで統一しておいたほうがいいでしょう。
【注意点①】日本語URLは、なぜダメなのか?
詳細設定のフォーマットで「タイトル」を選んだり、カスタムURLで日本語を入力すれば、日本語URLに設定することもできます。
日本語のほうがSEOに有利かも
と思って、日本語URLに設定する人もいるかもしれません。
しかし、日本語を含んだURLはダメです。
たとえば、ブログに訪問してくれた読者さんが記事を気に入り、Twitterで紹介しようとしたとします。
「 entafukuzou.com/entry/記事が検索結果に表示されないのはなぜ? 」
という日本語URLをTwitterにコピペしようとすると・・・
「entafukuzou.com%2Fentry%2F%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%8C%E6%A4%9C%E・・・」
こんな感じで文字化けしてしまいます(実際には、この2倍の長さになってしまう!)。
文字化けする理由は、ブラウザやアプリによっては日本語URLに対応していないからです。日本語に変換するのに怪しげな記号を使うことになりますので、利用者に不安を与えてしまいます。
【注意点②】過去記事のURLは、変えてはダメ!
なるほどね。英単語とハイフンで書いた方がいいのか・・・
そう思って、過去記事のURLを修正してはダメです。なぜなら、いちど設定したURLを変えるというのは、まったく新しい記事を書くのと同じことだからです。
インターネット上に、過去のURLと書き直したURLの、2つのページが存在することになってしまいます。
また、はてなスターやSNSのシェア数もすべてリセットされます。
さらに、Googleの評価もリセットされてしまいます。検索上位にインデックスされている記事の評価も、ゼロベースに戻ってしまうのです。よほどのことがない限り、過去記事のURLは変更してはダメです。
なお、サイト運営者に向けて情報を発信している「Google検索セントラル」では、
- 推奨
- 非推奨
の2パターンに分け、望ましい記事URL(パーマリンク)について説明しています。参考になさってください。