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オフビートな笑いが癖になる!ゆるいコメディ映画8選

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オフビートな笑い!ゆるいコメデイ映画おすすめ10選

「笑い」というのは、人によって感覚が違います。そのため、ひと口にコメディ映画といっても、合う合わないがあります。下ネタが好きな人がいれば、ドタバタ劇が好きな人もいるでしょう。

 

ここでは、“オフビートな笑い”が魅力のコメディ映画をご紹介します。

 

オフビートな笑いとは? 芸人に例えると?

 『オフビート』とは、もともと音楽用語で、通常とははずれた場所にアクセントがあるリズムを指します。

 

映画では、一般的な起承転結からはずれた“ゆるい”作品、ちょっとズレた“不器用な人たち”を描いた作品に用いられます。

(⇦ 必ずしも、コメディだけを指す言葉ではありません)

 オフビートな笑いを芸人さんに例えるなら、「スリムクラブ」。彼らの脱力した感じが好みなら、ここで紹介する作品も合うと思います。

 オフビートなオタク・・・『ナポレオン・ダイナマイト』 

全米公開:2004年(日本では未公開)

監督:ジャレッド・ヘス

出演:ジョン・ヘダー

 

毎日バスで高校に通うナポレオンは、、見た目も趣味もダッサダサのオタク。叔父さんは怪しげなビジネスに夢中だし、兄ちゃんはチャット越しの恋愛にハマってます。当然のごとく、周りからは馬鹿にされています。

 さて。ダンスパーティの季節がやってきます。非モテ男のナポレオンは、ダンスの相手をゲットできるでしょうか?

 

全米で話題となった脱力系コメディ。オタクでも馬鹿にされても、気にしない姿が素晴らしい。むしろ、自信もってる。DVD発売時は、『バス男』という“ダッサダサ”な邦題をつけられてしまいました。

オフビートな幽霊・・・『ゴーストバスターズ』

公開:1984年

監督:アイヴァン・ライトマン

出演:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド

 

 超常現象の研究をしていたピーター、レイモンド、イーガンは、勤めていた大学をクビになります。3人は、幽霊退治をする会社【ゴースト・バスターズ】を立ち上げます。

 3人が人気者となった頃。ニューヨークでは、2つの神が人間の体に取りついて、恐ろしい悪魔が生まれようとしていました・・・

 

ゴーストバスターズの3人も、宿敵の怪物も、ゆる~い。2021年には、続編の公開も控えている人気シリーズの第1弾。 

オフビートな潜水艦・・・『ライフ・アクアティック』

 製作:20004年

監督:ウェス・アンダーソン

出演:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン

 

 海洋ドキュメンタリー監督のスティーヴは、ここ最近ヒット作に恵まれていません。大切な仕事仲間も、サメに食われてしまいます。

 リベンジを誓うスティーヴは、自称息子や女性記者と新たな航海へ出ますが・・・

 

左右対称のスタイリッシュな画面。危機感ゼロの主人公。ストップ・モーションで描かれた海洋生物も楽しい。

 

『ライフ・アクアティック』にハマったら・・・

  • 『天才マックスの世界』(1988)
  • 『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)

 ウェス・アンダーソン監督は、最近では『犬ヶ島』も話題となりました。不器用な人たちを、あたたかな眼差しで描く監督さんです。

オフビートなヒロイン・・・『インスタント沼』

公開:2009年

監督:三木聡

出演:麻生久美子、風間杜夫

 

人生が泥沼になっていたOLのハナメ。会社を辞めて、行方不明の父を探すことに。行きついたのは、ヘンテコな骨董屋。店主たちに影響されたハナメは、みずからも骨董屋をはじめますが・・・

 

「困ったときは、水道の蛇口をひねればいい」

アドバイスも変なら、出てくる人も変。麻生久美子のコミカルな演技が楽しいヘンテコ・コメデイ。

 

『インスタント沼』にハマったら・・・

  • ドラマ『時効警察』
  • 『イン・ザ・プール』
  • 『亀は意外と早く泳ぐ』

 脱力系の笑いが得意な三木聡 監督。麻生久美子、オダギリ・ジョー、松尾スズキ、上野樹里など、この手の作品にぴったりの俳優を起用しています。 

オフビートなバンド・・・『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』

製作:1989年

監督:アキ・カウリスマキ

出演:マッティ・ペロンパー、ジム・ジャームッシュ

 

 シベリアからアメリカ大陸を渡り、メキシコを目指すバンド【レニングラード・カウボーイズ】。音楽性に悩む彼らは、行く先々で出会う音楽に影響され、どんどんバンドの方向性が変わってゆきます・・・

  

独特のユーモアで人生の素晴らしさを描く、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督。そんな彼のロード・ムービーです。セリフはほとんどなし。無表情で無言。笑わない男たちが、笑わせてくれる。 

オフビートなカップル・・・『横道世之介』

公開:2013年

監督:沖田修一

出演:高良健吾、吉高由里子

 

長崎で生まれ、大学進学を機に上京した横道世之介。お人好しな世之介は、のんきな同級生や年上女性、世間知らずのお嬢さまなど、さまざまな人たちと出会ってゆきます。

 周囲の人々にとっても、世之介と過ごした日々はかけがえのないものになっていました・・・

 

ゆる~い会話と絶妙の間が、じわじわきます。高良健吾と吉高由里子の不器用なカップルに心をくすぐられ、ラストに心が洗われる一本。

オフビートなタイムスリップ・・・『ビルとテッドの大冒険』 

製作:1989年

監督:スティーヴン・へレク

出演:キアヌ・リーヴス、アレックス・ウィンター

 

 ロックスターになることを夢見るビルとテッドの2人は、高校生。

 

 ある日。歴史のテストで落第した2人は、謎の男と出会います。男は、電話ボックス型のタイムマシンで、2人を過去へ連れてゆきます。

 歴史の勉強をさせるのが目的ですが、2人は想像を越えるおバカさんだったのです・・・

 

 

『マトリックス』のキアヌ・リーヴス初期作。アメリカでは大ヒットし、『ビルとテッドの地獄旅行』という続編も作られています。

オフビートなプレイボーイ・・・・『ブロークン・フラワーズ』

製作:2005年

監督:ジム・ジャームッシュ

出演:ビルマーレイ、ティルダ・スウィントン

 

 かつてはプレイボーイで、数々の女生と浮名をながしたドン。そんな彼の元に、差出人不明のピンクの手紙が。

 

「あなたと別れて20年。息子は、もう19になります」

 

自分に子供がいたなんて・・・でも、誰からの手紙? ドンは、手紙の差出人を確かめるべく、昔の恋人たちの元を訪れますが・・・

 

 

まず、どう見ても個性派俳優のビル・マーレイが、プレイボーイという設定に笑ってしまいます。ひとりひとり、昔の恋人を訪ねては冷たくあしらわれる主人公に、ユーモアと悲哀を感じます。

 

『ブロークン・フラワーズ』にハマったら・・・

  • 『ダウン・バイ・ロー』(1986)
  • 『デッド・ドント・ダイ』(2019)

 ジム・ジャームッシュ作品は、派手なアクションや感情をぶつけ合うシーンがほとんどありません。そのため、“オフビートな”作風として知られています。