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海外ドラマの最高傑作!『ブレイキングバッド』の魅力&吹き替え版を配信するサイトは?

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※この記事は、2021年2月に更新しました。

もっとも面白い海外ドラマといえば、どんな作品が思い浮かぶでしょう?

 『ツイン・ピークス』? 『24』?  『ゲーム・オブ・スローンズ』?

 順番なんて簡単にはつけられません。しかし、アメリカでは“最高傑作”と評価されながら、日本では知名度の低いドラマがあります。それが『ブレイキング・バッド』です。

 

『ブレイキングバッド』の概要とタイトルの意味

  『ブレイキング・バッド』は、2008年から2013年にかけて放送されたアメリカの連続ドラマ。麻薬の製造に手を染めてしまった高校教師とその教え子が、悪の道に堕ちてゆく人間ドラマ(サスペンス)です。

海外ドラマ『ブレイキング・バッド』
原題 Breaking Bad
ジャンル 人間ドラマ、サスペンス
タイプ 連続もの
放送期間 2008~2013年
シーズン数 シーズン5(全62話)
1話あたりの分数 47分
ショーランナー(企画&脚本) ヴィンス・ギリガン
出演 ブライアン・クランストン、アーロン・ポール

 ドラマの原題は、【 Breaking Bad 】。アメリカ南部のスラングで、「悪い習慣に挑戦する、法の枠から外れる」という意味があります。

『ブレイキングバッド』の簡単なあらすじ

 キャストは、以下のリンク先でチェックできます。

Cast&Staff|ブレイキング・バッド - オフィシャルサイト 

汚れた金に手を出す、平凡な高校教師

ニューメキシコ州のアルバカーキ。うだつの上がらない高校の化学教師のウォルター・ホワイトは、50歳。妻のスカイラーは、2人目の子どもを妊娠中です。

 長男のジュニアは脳性麻痺をわずらっています。治療費をかせぐため、ウォルターは洗車場でアルバイトもしています。

 

そんなとき、ウォルターは肺がんで余命2年であることを知らされます。このままでは、妻や子供たちに財産を残してやれません。

やばい!ちょっとした金儲けのつもりが、麻薬カルテルを怒らせた!

 ある日のこと。ウォルターは、義理の弟で麻薬取締局ではたらくハンクの捜査に同行します。ウォルターは、メタンフェタミンという麻薬が法外な値段で取り引きされていると知ります。

 

ピコーーーン!!

 

ウォルターはひらめきます。メタンフェタミンを自分で作ることができれば、大金を稼げる。彼には、並外れた化学の知識があるのです。

 そこでウォルターは、かつての教え子で麻薬の売人をやっていたジェシー・ピンクマンを仲間に引き入れ、製造・販売に手を染めます。もちろん、違法行為。バレたら即逮捕です。

 

 ウォルターたちの作るメタンフェタミン(通称:メス)は、高い純度をほこります。やがて評判を呼び、麻薬カルテルに目をつけられてしまいます。

ウォルターたちの作るメスが質が良すぎたため、麻薬カルテルの商売の邪魔になっていたのです・・・

批評家からは高評価! でも、3話みて「どこから面白くなるの?」と聞く人は、たぶん合わない!

  映画やテレビドラマに関するデータベースサイト『IMDb』には、ユーザーの評価が載っています。おおざっぱに言えば、Yahoo!映画の世界版ですね。

 

『IMDb』の評価は:★★★★★★★★★☆ 9.5/10

 10点満点中、9.5点。辛口な批評の多い『IMDb』ユーザーが、ここまで高評価なのも珍しい。

 

Amazon:★★★★☆ 4.4/5

 amazonのDVD購入者やプライムビデオの視聴者は、5点満点中、4.4点をつけています。

 

とはいえ、『ブレイキングバッド』は「悪の道に堕ちた人間が、どこまで倫理観を持ち続けられるか?」を問う重たい人間ドラマ。 

楽しいドラマでも、わかりやすいドラマでもありません。3話みても「いつから面白くなるの?」と質問するような人には、向いていないと思います。

テイストとしては、最初は笑っていいのか微妙なブラック・コメディ。物語が進むにつれ、息苦しいほど緊張感のあるサスペンスへ移行してゆきます。

海外ドラマの最高傑作! 『ブレイキング・バッド』の魅力 

緊張感のあるドラマ構成

 『ブレイキング・バッド』は、全5シーズン。トータル62話から成ります。このうち、多くの回で使われているのが、「フラッシュフォワード」という手法です。

 これは先に未来を見せて、その未来に向けてドラマを語ってゆく手法です。

たとえば、シーズン1の第1話。冒頭の、ウォルターはパンツ一丁であせっています。格好だけ見れば笑っちゃいそうですが、「この緊張感。どうも、只事ではないぞ」と気づきます。ドラマでは、この時点に至るまでの過程が描かれます。 

 たとえば、シーズン2の第1話。冒頭、プールの上に浮いたピンクのぬいぐるみが映ります。ぬいぐるは、焼けこげています。視聴者は、何かよからぬことが起こったんだな、と推測します。

 ドラマでは、ぬいぐるみが焦げた理由が語られてゆきます。ある種の謎解きになっていて、しかもそれが想像とまったく違ったりするので、「面白れぇ」となるわけです。 

史上最恐の悪役:ガス・フリング

 シーズン2の第11話より登場するのが、ガス・フリング。『ブレイキング・バッド』のみならず、ドラマ史上に強烈なインパクトを残す悪役です。

なぜか?

 

見た目が怖くないからです。ガスは、表向きはフライドチキンのチェーン店の雇われ店長。おだやかで、スマイルを振りまいています。ところが、裏の顔は麻薬カルテルを牛耳る大ボスです。

 ギャップが怖い!

ハエを追いかけるだけの神回

 ファンの間で伝説となっているのが、シーズン3のエピソード10「かなわぬ最期」。ウォルターとジェシーは、ガスの所有するラボ(=研究室)で麻薬の製造をします。ラボは無菌室なのですが、そこにハエがまぎれこんでしまいます。

ウォルターとジェシーは、ハエのゆくえを探します。約45分の放送中、ほぼ2人でハエを探しているだけ。ワンシチュエーションの会話劇です。それで持たせる神演出!!

ドラマであることを忘れ、号泣! クライマックスはシーズン3!

 『ブレイキングバッド』の一番の魅力。それは、ウォルターとジェシーがただの市民であること。悪人ではなく私たちと近い存在だからこそ、感情移入できるのです。

 ウォルターは自分に言い聞かせます。「麻薬作りは、妻や子どもが暮らしていけるだけの財産を残すまでだ。そこを越えたら、足を洗おう」

 

いっぽうのジェシーは、弱い人間。なかなか売人をやめられません。ウォルターに立ち直るよう言われても、つい薬物に手を出してしまいます。

 そんなジェシーは、シーズン3の終盤、人として後戻りできない領域にふみ入れてしまいます。必死で止めようとするウォルター。泣きながら自分を正当化するジェシー。

 あまりの緊張感に、これがフィクションである事すら忘れてしまいます。『ブレイキングバッド』シーズン3の第13話をこえるドラマに、私は出会ったことがありません。 

Amazonプライム? ユーネクスト? 『ブレイキングバッド』吹き替え版の動画配信は?

  『ブレイキングバッド』の吹き替え版は、動画サービスで見ることができるのか? 大手5つの配信サイトの状況です。

海外ドラマ『ブレイキングバッド』配信状況
  AmazonPプライム U-NEXT Netflix Hulu dtv
月額料金(税抜き) 500円 2,189円 990円~ 1,026円 550円
無料体験(初回のみ) 30日間 31日間 なし 2週間 初月無料
シーズン1 200円~(字幕のみ) 220円~(字幕のみ)
シーズン2 200円~(字幕のみ) 220円~(字幕のみ)
シーズン3 200円~(字幕のみ) 220円~(字幕のみ)
シーズン4 200円~(字幕のみ) 220円~(字幕のみ)
シーズン5 200円~(字幕のみ)

 ※2021年2月8日時点のデータです。

 

まず、U-NEXT(ユーネクスト)とHulu(フールー)では配信されていません。

 

次に、Amazonプライムビデオでは、全シーズン字幕版のみ配信されています。Amazonでは、シーズン5のPART1を「シーズン5」として、PART2を「ファイナルシーズン」として配信しています。

 ただし、1話あたり標準画質で200円、HD画質は300円と、かなり割高になってしまいます(各シーズンとも、第1話のみ追加料金のかからない“見放題作品”として視聴できます)。

 Netflix(ネットフリックス)では、全シーズン字幕・吹き替えともに配信されており、見放題作品となっています。

 

 dtv(ディーティービー)で配信されているのは、字幕のみでシーズン4まで。標準画質が1話あたり220円、HD画質が1話あたり330円となっていますので、やはり割高です。

 『ブレイキングバッド』をいっき見するなら、Netflix(ネットフリックス)一択です。