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「黙れ小僧!」「静まりたまえ」など、胸に響く名言!『もののけ姫』のセリフと名場面

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※この記事は、約3分で読めます。

スタジオジブリの映画『もののけ姫』は、人間と自然が共に生きることをテーマとしたアニメ作品です。

 

作品には、この深いテーマを考えさせるような印象深いセリフがたくさんでてきます。この記事では、『もののけ姫』の名ゼリフと名場面を振り返ってみたいと思います。キャラクター別に名言を集めてみました。

 

ネタバレなしの簡単なあらすじと、出演声優の一覧はこちら。

www.entafukuzou.com

 

 

アシタカのセリフ

静まれ! 静まりたまえ! さぞかし名のある山の主と見受けたがなぜそのように荒ぶるのか?」

村の中心へと突き進むタタリ神に、アシタカが呼びかけるときの台詞。アシタカはヤックル(鹿のような動物)に乗って、タタリ神を追いかけます。

 

タタリ神はアシタカには答えず、ずんずんと村へ進行してゆくのでした。

「わたしは自分でここに来た。自分の足でここを出てゆく」

石弓矢で討たれたアシタカが、サンをかついで【タタラ場】から出てゆくときの台詞。【タタラ場】のみんなは、住民の命を助けてくれたアシタカを好いていました。

 

みんなはアシタカに村に残ってもらいたいと思っているのですが、運命を自分で切り開こうとする彼を止められません。

 

「生きろ! そなたは美しい!」

【タタラ場】の村人との闘いで瀕死の重傷をおったサン。アシタカは彼女を助けますが、人間を憎むサンは彼を殺そうそとします。

 

その瞬間、アシタカが放った台詞。ふだんは無口なイケメンに「美しい」と言われ、悪い気がする女子はいないでしょう。

 

サン

「人間は嫌い!」

サンは、犬神の怒りをしずめるために村人から差し出された人少女です。それ以来、ずっと犬神の娘として育てられてきました。

 

犬神は、鉄の生産のために【シシ神の森】の自然を破壊する村人たちを憎んでいました。同じようにサンも人間を憎んでいたのです。

 

「アシタカは好きだ。でも、人間を許すことはできない」

サンは、人間と自然の共存を願うアシタカには特別な感情をいだいています。しかし、彼以外の人間は、自然を破壊するものとして憎んでいるようです。

 

 

エボシ

「賢しら(さかしら)にわずかな不運を見せびらかすな!」

右腕のアザを見せびらかすアシタカに、エボシが言い放った台詞。

 

『さかしら』とは、“利口ぶる”とか“でしゃばる”という意味。

 

不運とは、アシタカがタタリ神から受けた呪いのことを指します。この呪いは、戦闘の力を与える代わりに命を少しずつ奪ってゆく、というもの。

 

セリフ全体としては、呪いにかかった事をさも不運のように皆にみせびらかすな!という意味です。エボシは自身が海賊に売り飛ばされた過去があり、この世の地獄を見てきました。ですので、アシタカの呪いなんて大したことない、と思ったのでしょう。

 

 

モロの君

「黙れ小僧! おまえにあの娘の不幸がいやせるのか?」

アシタカは、サンを娘として育てている山犬の『モロの君』に、

「あの子を解き放て! あの子は人間だぞ」

と言います。

 

すると、モロの君は

「黙れ小僧! おまえにあの娘の不幸がいやせるのか?」

と言い返したのです。

 

 

もともとは森を侵した人間たちが、山犬の怒りをおさえるために差し出されたのがサンです。

「人間にもなれず、山犬にもなりきれぬ、哀れで醜い、かわいい我が娘だ!お前にサンを救えるか!?」

モロの君の言葉には、居場所のないサンを守ってやれるのは自分だけだ、という自負が込められています。

 

ジコ坊

「戦、行き倒れ、病に飢え、人界は恨みを残した亡者でひしめいとる。タタリというなら、この世はタタリそのもの」

アシタカはタタリ神によって右腕に呪いをかけられたことを、ジコ坊に話します。ジコ坊が、アシタカに返した言葉が、これ。

 

『タタリ』とは、人間が神をうやまうことを怠った時に、病気やききん、災害などが人間に振りかかることです。呪いだけがタタリではないだろう、とジコ坊は言いたいのでしょう。

病者の長

「生きる事はまことに苦しく辛い。世を呪い人を呪い、それでも生きたい」

エボシが看病している老人の言葉。

 

作中、エボシが「ここは、誰も近寄らぬ私の庭だ」と言って、アシタカを全身に包帯を巻いた人たちの所へ連れてゆく場面があります。この人たちは、ハンセン病の患者をイメージしたものと言われています。

 

※ハンセン病とは?

皮膚に“らい菌“と呼ばれる細菌が寄生することによって起こる、感染症のことです。顔の外見まで変化してしまうことから、感染者は家族からも見捨てられ、過酷な差別を受けてきました。

 

20世紀後半に治療法が確立しますが、病気になった人を「隔離する」という差別は長く残っていました。

 

宮崎駿 監督は、『もののけ姫』でありとあらゆる民衆の姿を描きたかったと語っています。乞食やハンセン病の人たちなど、ふだんの時代劇で見ることのない人たちも正面から描いたのです。

 

blogos.com

 

森の賢者「猩猩(しょうじょう)」のセリフ

「木植エタ。木植エ、木植エタ。ミナ人間抜ク、木戻ラナイ。人間殺シタイ」

猩猩(しょうじょう)とは架空の生き物で、仏教では猿やクジャク、オウムなどと鳥の仲間に分類されています。

 

最古の地理書とされる「山海経」では、人面で話ができる動物として紹介されています。

 

作中では、森を破壊する【タタラ場】の村人たちに警鐘を鳴らす存在として登場します。