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ドラマ『ラヴクラフトカントリー』配信サイトは?【過激!グロい!モンスターも白人至上主義者も怖い~】

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ドラマ『ラヴクラフトカントリー』配信サイトはどこ?【モンスターも白人至上主義者も怖い~】無料動画

海外ドラマ好きのあいだで、一目置かれているのがHBOの作品です。HBOとは、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウォッチメン』を生み出したアメリカのケーブルテレビ局のこと。

そんなHBO作品の中でも、いま見ておくべき海外ドラマがあります。それが、『ラヴクラフトカントリー』です。

この記事では、『ラヴクラフトカントリー』の配信サイトとあらすじ、見どころについてお伝えします。

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』原作は? クトゥルフ神話との関係は?

『ラヴクラフトカントリー』は2020年のアメリカの連続ドラマ。1950年代のシカゴを舞台に、黒人青年が白人による差別と宇宙から飛来したモンスターの襲撃に巻き込まれるSFホラーです。

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』
原題 Lovecraft Country
制作 HBO
ジャンル SF、ホラー、社会派ドラマ
放送期間 2020年~
シーズン数 シーズン1
原作 マット・ラフ『Lovecraft Country』
企画&脚本 ミシャ・グリーン(『地下鉄道~自由への旅路~』)
プロデューサー J・J・エイブラムス、ジョーダン・ピール
出演 ジョナサン・メジャース、ジャーニー・スモレット=ベル、アビー・リー・カーショウ

原作は2016年に出版されたマット・ラフの小説『Lovecraft Country』。

ただし、これはいわゆる二次創作にあたる作品で、20世紀初頭に活躍したH.P.ラヴクラフトというSFホラー作家の世界観がもとになっています。

 

ラブクラフトの作品では、宇宙から飛来したモンスターが古代より地球に住みつき、“信仰の対象”となっています。人間と異次元からきた邪神の戦いが描かれ、奇怪なモンスターや黒魔術などが出てきます。

ラブクラフトの死後、彼の作品世界を作家仲間が共有するようになり、生まれたのが「クトゥルフ神話」です。

Amazonプライム? Netflix?ドラマ『ラヴクラフトカントリー』無料で視聴できる配信サイトはどこ? 

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』吹き替え版をインターネットで無料視聴できるのか? おもな動画サイトの配信状況です。

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』配信状況
サービス名 U-NEXT Amazon Netflix Hulu dtv
無料体験期間 31日間 30日間 なし 2週間 初月無料
シーズン1(字幕)
シーズン1(吹き替え)

※2021年9月20日時点のデータ。動画サービスの配信作品は定期的に入れ替わりますので、最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。

 

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』は、AmazonプライムビデオやNetflixでは視聴できません。

U-NEXT(ユーネクスト)での独占配信となっています。これは、『ラヴクラフトカントリー』の製作元のHBOとU-NEXTがライセンス契約を結んでいるためです。

2021年9月現在、U-NEXT(ユーネクスト)では『ラヴクラフトカントリー』シーズン1の全10話を視聴することができます。

 

\公式サイトはこちら!/

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』あらすじ【過激!グロい!モンスターも白人至上主義者も怖い~】

1955年のシカゴ。この時代、アメリカの南部には「ジム・クロウ法」という法律があり、黒人はバスやトイレなど、公共の施設を利用するのに制限がありました。

 

朝鮮戦争より帰還したばかりの黒人青年ティックは、行方不明だった父から手紙を受け取ります。

「お前には、母さんの先祖から受けついだ遺産の相続権がある。“ラブクラフト・カントリー”へ行け!」

 

ティックは叔父で雑誌ライターのジョージに相談し、ジョージと友人女性のレティとともに、父を探す旅に出ます。

3人はまず、【サンダウン】という街にやってきます。その街では、日が暮れてから黒人を襲っても罪には問われません。

 

ティックの母親の先祖が住んでいた町へ向かうためには、【サンダウン】の森を抜けてゆかねばなりません。

ところが、その森では何人もの黒人が失踪していました。

 

森へ向かう途中、ティックたち3人は白人の保安官たちに取り囲まれます。ティックたちが陰湿な取り調べを受けていると、突然、モンスターが襲ってきます。

そのモンスターは、ティックが読んでいたSFホラー小説に出てくるよう姿でした。

 

小屋に逃げこみ、モンスターからやり過ごそうとするティック達でしたが・・・

『ラヴクラフトカントリー』感想&考察:作品世界と作家は別?メタフィクション論が面白い!!

ドラマ『ラヴクラフトカントリー』の魅力をひとことで言い表すのは難しいです。SF、ホラー、人種差別、黒人音楽・・・あらゆる要素がごった煮になっているからです。

 

しかし、海外ドラマ好きにぜひ観てもらいたいポイントがあります。それが、“メタフィクション論”です。

 

『ラヴクラフトカントリー』の第1話「サンダウン」。

バス停でSFホラー小説が読んでいたティックは、黒人女性に話しかけられます。

 

黒人女性「さっき読んでいた本は?」

ティック「『火星のプリンセス』のこと? 北バージニアの大尉が火星で戦う話・・・」

 

黒人女性「北バージニアなら南軍の大尉よね? 奴隷制を支持するヤツはクソくらえよ!」

ティック「物語は人と同じさ。愛しているなら欠点は大目にみないと・・・

※アメリカの南北戦争では、南軍は奴隷制度の存続を主張。北軍が勝ち、「奴隷解放宣言」が出された。

 

『ラヴクラフトカントリー』には、やたらと実在のSF小説、怪奇小説が登場します。これらの作品を書いた作家は人種差別主義者であったことから、近年はその作品も否定的に見られがちです。

  • 『火星のプリンセス』の作者エドガー・ライス・バローズは、『ターザン』の原作者でもある。『ターザン』は“白人至上主義”という批判を浴びている
  • 『吸血鬼ドラキュラ』の作者ブラム・ストーカーも、人種差別と同性愛嫌悪に満ちている、と批判されている
  • 「クトゥルフ神話」の生みの親であるH.P.ラヴクラフトも、極度なまでの黒人恐怖症で、たびたび差別的な表記が見られる

 

『ラヴクラフトカントリー』の主人公・ティックは黒人だけれど、白人の差別主義者が書いた小説を愛しています。

「作品世界と、それを書いた作家の人間性は別だ!」

というティックの主張は、本作のメインテーマ。

 

面白い物語を書く人は、必ずしも品行方正な人間ではありません。むしろ、偏った見方をする人だからこそ、心を揺さぶる作品を書けたりします。

また、当時はSNSもネットもないので、どうしても視野が狭くなってしまいます。時代性を考えずに、80年以上も前に活躍した作家を評価するのはフェアではありません。

 

『ラヴクラフトカントリー』が投げかける視点は、私たちに「フィクションとは何なのか?」を改めて考えさせてくれます。

 

『ラヴクラフトカントリー』の脚本を書き、演出もしたのがミシャ・グリーン。彼女も黒人女性です。

Amazonプライムで配信されているドラマ『地下鉄道~自由への旅路~』の共同製作者であり、アクション映画『トゥームレイダー』の続編の脚本にも抜擢されています。

 

まちがいなく、いま注目しておくべきクリエーターといえるでしょう。

 

\『ラヴクラフトカントリー』が視聴できるのはU-NEXTだけ!/