ブログの記事が検索に引っかかるには、「SEO対策」が必要って聞いたよ。難しそう。何をすればいいの?
と、悩んでいる初心者のかたもいると思います。
この記事では、SEO対策なんて知らないという初心者に向け、SEOを意識した記事の書き方をわかりやすく解説します。なお、はてなブログ向けに書いていますが、Wordpressでもホームページでも考え方は同じです。
【超初心者向け】ブログのSEO対策とは?誰でもできる?
自分の書いた記事を、Googleの検索ページに上位表示させる施策を「SEO対策」と呼びます。
検索する人たちは、調べたいことや悩みがあってGoogle検索を利用します。
たとえば、二の腕のたるみに悩んでいる人であれば、
「二の腕 痩せる グッズ」
のように検索しますね。私たちブログ運営者は、検索するユーザーに満足してもらえるような“答え”を提供します。疑問や悩みに対する答えとしてふさわしいページが、上から順に表示される仕組みです。
いわば、Google検索というのは「巨大なQ&Aシステム」なのです。
検索ユーザーが知りたいことをあらかじめリサーチしたうえで、疑問や悩みに答えるような記事を書ければ、ブログに訪問してもらえます。
大規模な企業サイトを作るのであれば、「メタディスクリプション」とか「XMLサイトマップ」とか専門知識も必要です。しかし、個人ブログなら、そんな難しい用語は覚えなくて大丈夫!
「Q&Aシステム」に合わせて、「読者ファースト」な記事を書く。これだけです。
学者じゃないのだから、難しい用語は覚えなくていい。仕組みさえわかっていれば、SEO対策は誰でもできるのです
【超初心者向け】ブログ SEO対策って何をすればいいの?【SEOをふまえたブログ記事の書き方 5つの手順】
- 2~4つの検索キーワードを選ぶ
- 検索キーワードを含めた記事タイトルをつける
- リサーチ(下調べ)する
- コンテンツの作成(記事を書く)
- 「検索順位チェック」し、リライトする
① 2~4つの検索キーワードを選定する
対策キーワードを先に決めないと、検索結果に表示されにくい
「検索キーワード」とは、ユーザーが調べ物をするときに検索窓に入れるキーワードのことです。
たとえば、おすすめの野球ゲームを知りたい人は、
「野球ゲーム スイッチ おすすめ」
と検索しますし、世界水泳の選手について知りたい人は、
「世界水泳 注目選手 外国人」
のように検索しますね。
もし、検索ページから集客したいなら、
「どの組み合わせで検索したときに、自分の記事を検索結果に表示させたいか?」
をあらかじめ考えておき、逆算して記事を作ります。
対策キーワードを先に決めておかないと、検索結果に表示させるのは難しい。どんな内容を書くかも決まらないんだ
そんなこと言われても・・・どうやって対策キーワードを決めたらいいの?
キーワード選定のコツ
具体例として、筆者が書いた記事をサンプルにします。
この記事は、女子ワールドカップの試合を「FIFA+」という動画サイトでライブ観戦するための解説記事です。
記事のタイトルは、
「【FIFAプラス】女子ワールドカップ2023を日本語実況でライブ視聴するには?料金は?無料で見られる?」
対策キーワードは、「FIFA+」「女子ワールドカップ」「視聴方法」の3つです。
(⇦ 実際のタイトルでは、より自然な日本語にするため「視聴方法」から「視聴するには」へと変更しています)
検索キーワードを選定する手順です。
まず、メインとなるキーワードを決めます。これから何について書くのか、中心となるキーワードです。今回の場合は「女子ワールドカップ」。
「女子ワールドカップ」でGoogle検索をかけると、検索窓の下に“候補キーワード”がいくつか出てきます。今回は、候補の中から「fifa+」を選びました。
つづいて、「女子ワールドカップ fifa+」で検索をかけ、3つめの“候補キーワード”を探します。
今回は、「視聴方法」を選びました。
この他、ラッコキーワードというキーワード選定ツールを使う方法もあります。
「女子ワールドカップ」のようなメインキーワードを入れると、組み合わせて検索されやすい候補キーワードを並べてくれます。
初心者がSEO対策をする場合、検索キーワードはなるべく3つか4つで設定します。キーワードが2つだけより、検索する人の気持ち(=検索意図)を想像しやすいからです。
② 検索キーワードを含めた記事タイトルをつける
筆者が書いた記事のタイトルです。
赤枠で囲った対策キーワード、「FIFAプラス」「女子ワールドカップ」「視聴方法」を含め、並び替えて記事タイトルを作ります。
(⇦ 自然な日本語にするため、「視聴方法」から「視聴するには」へと変更)
(数字や記号(?や!)は0.5文字。例にあげた記事だと、トータル44.5文字です)
パソコンで検索をかけると、検索結果にはおよそ30文字の記事タイトルが表示されます。スマホだと、40文字前後。記事タイトルのSEO効果は大きいので、30文字以下だと機会損失になってしまうのです。
ただし、やみくもに検索キーワードをタイトルにぶち込んでも、不自然な日本語になってしまいます。
タイトルの付け方が上手ければ、検索順位が5位でも3位よりクリックされることもある。検索ページを頻繁にチェックして、上手い人を参考にしよう!
③ リサーチ(下調べ)する
- どうしても調べたいことがある。
- 悩みを解決してもらいたい。
わらにもすがる思いで、検索している読者さんもいます。そんなとき、
「二の腕をシェイプアップしたかったら、筋トレがいいらしいです」
「食べ物を変えると、二の腕がやせるかもしれません」
と書かれていたら、どう思うでしょう?
“らしい”って、何?ちゃんと調べて書いてるの?
やせる食べ物があるなら、その食べ物を知りたいのに・・・
SEO対策で大事なのは、「読者ファースト」。訪問してくれた読者さんが知りたい情報を伝え、満足してもらうことです。
経験したことだけ&今もっている知識だけだと、どうしても限界があるよ。満足度を高めてもらうためにも、徹底的なリサーチは大事です!
④ コンテンツの作成(記事を書く)
記事を書くときのポイントをお伝えします。
- ペルソナ(=ターゲット)を明確に決め、ペルソナが知りたいことを書く
- 記事の構成(=プレップ法など)を勉強して、結論はできるだけ前に持ってくる
- 見出しを作り、必要な情報だけ収集できるようにする
- 読者さんが飽きないように、記事を装飾する
ペルソナを決め、ペルソナが知りたいことを書く
たとえば、
「二の腕 痩せる グッズ」
と、3つの対策キーワードで記事を書く場合。
ペルソナ(=対象となる読者)をはっきり決めておきます。ひと言で「二の腕をシェイプアップしたい人」といっても、
・40代女性。若いときは気にならなかったけど、体型が気になり始めた人
・20代女性で、美しいボディラインを作ってモテたい人
どちらを対象にするかで、書くべき内容も、伝わりやすい文章も変わってくるからです。
文章の型(=プレップ法)を勉強して、結論は先に持ってくる
「プレップ法」という、英語の論文を書くときに用いられる文章構成術があります。
・Point(結論)
・Reason(理由)
・Example(具体例)
・Point(もういちど結論)
Point、Reason、Example、Pointの頭文字をとって「PREP法」と呼ばれます。
「プレップ法」なんて、名前は覚えなくていいです。
結論だけ知りたい読者さんもいるので、なるべく結論は前に持ってきます。
とはいえ、あつかうテーマによっては、「プレップ法」に合う合わないがあります。結論を最初に書くより、用語を先に説明したほうがわかりやすいことも・・・
あくまで「読者ファースト」。無理やり型にハメるのではなく、どのような順番で書いたら伝わりやすいかが判断基準です
見出しを作り、必要な情報だけ収集できるようにする
現代人は忙しいので、長文のブログをぜんぶ読むヒマはありません。読者さんは、自分が欲しい情報だけを読みます。
見出しがないと、どこに何が書かれているかを探すのは大変です。1,000文字を越える場合は、必ず見出しを入れましょう。
見出しも習慣化してしまえば、どうってことありません。
読者さんが飽きないように、記事を装飾する
記事を検索結果で上位表示させるには、「記事のクオリティ」も必要です。内容がうすい記事よりは、過不足なく情報がつまった記事が好まれます。
言葉をつくして説明しようとすれば、文字数は多くなります。
しかし、文字情報ばかりだと読者さんにとっては苦痛です。このため、読者さんが飽きないように「記事を装飾します」
《記事の装飾1.画像》
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《記事の装飾2.ふき出し》
SEO歴6年の福造です。「何からやればいいの?」という超初心者に向けて、SEOをふまえたブログ記事の書き方をご紹介します
【参照】【はてなブログ】吹き出しで会話形式にするのをめっちゃ楽にしてみた | SHIROMAG
《記事の装飾3.囲み枠》
【参照】筆者は、めいさんのブログを参考にさせていただいております。
《記事の装飾4.エクセルで作った表》
ブログで収益を得るために必要な4つのスキル | |
---|---|
SEO | 検索ページから見つけてもらうための、Webマーケティング |
記事の装飾 | 記事を最後まで読んでもらうためのレイアウト・編集力 |
専門性(EAT) | 発信するジャンルや商品に関する専門知識 |
文章力 | 相手に合わせてわかりやすい文章を書くちから |
>> 【はてなブログ】エクセルで作った表を貼るやり方!Excel初心者でも簡単
《記事の装飾5.リスト》
(SEOをふまえたブログ記事の書き方 5つの手順)
- 2~4つの検索キーワードを選ぶ
- 検索キーワードを含めた記事タイトルをつける
- リサーチ(下調べ)する
- コンテンツの作成(記事を書く)
- 「検索順位チェック」し、リライトする
>> 【はてなブログ】番号付きリスト・箇条書きリストを作る方法とは?
装飾のコツはスマホでスクロールしたときに、文章だけが続かないように配慮することです。
⑤ (記事公開後)検索順位をチェックし、リライトする
SEOの仕組みがわかっているのに、いつまで経っても集客できない人がいます。原因は、「仮説検証」が圧倒的に足りないからです。
SEOにおける「仮説検証」とは、以下のとおり。
「○○と△△と▢▢」
のキーワードの組み合わせで検索する人は、「✕✕について知りたいに違いない」と仮説を立てて、記事を書きます。
記事公開から数日~数週間後。実際に「○○と△△と▢▢」の組み合わせで、検索順位をチェックします。
筆者が書いた記事で、狙ったキーワードは「女子ワールドカップ FIFA+ 視聴方法」の3つです。検索順位は第5位でした(8/22調べ)。
上位サイトと自分のブログを比較し、自分の記事に何が足りないのか、分析します。
- 検索した人が知りたい情報と、書いてある内容にズレはないか?
- 検索した人にとって必要な情報は、過不足なく入っているか?
- もっとわかりやすい文章にできないか?
- 読者さんを飽きさせないよう、記事を装飾できないか?
自分の頭で試行錯誤し、リライトします。
リライトは上手くいくこともあれば、逆に検索順位が下がることもあります。仮説が正しかったか間違っていたか、検証します。
「仮説」を立ててリライト ⇨ 検索順位をチェックして「検証」
記事公開後にも「仮説検証」をくり返します。
ただし! 検索順位だけにこだわわるのは間違い。
大切なのは、あくまで検索する人の気持ちです。どのサイトよりも「読者ファースト」な記事を目指すこと!
試行錯誤しながらリライトすると、SEOの経験則がたまってゆきます。
「○○と△△の組み合わせなら、5,000文字ぐらいが適当だろう」
「○○は■■と組み合わせたときだけ、検索意図が変わってくる」
「ペルソナが20代後半の女性で、テーマは「食事ダイエット」なら、読まれやすい表現はこんな感じだろう」
というように、ケースバイケースの経験則が蓄積されてゆくのです。
「仮説検証」を続けてゆくと、ある日、頭の中の神経細胞がつながってゆく感覚を味わえます。あ! こうすれば読者さんに喜んでもらえるんだ!
あくまでケースバイケースのスキルなので、本にもYouTubeにも載ってません。本人が自分の頭で試行錯誤しなければ、SEOはいつまで経っても身につかないのです。
SEO対策で何をすればいいかは、実ははっきりしています。
「Q&Aシステム」に合わせて、「読者ファースト」な記事を書く。これだけ。
ただし、“集客できるレベル”までスキルを育てるには、地道な努力が必要です。
SEO対策は、「誰でもできる」けど「時間がかかって面倒だから、皆やろうとしない」のが実情です。でも、みんながやらないことには価値があります
「コツコツ努力を続けられる人」といえば、私のこと。頑張るぞ~
このページでお伝えしてきたことを、すべて我流でやってゆくのは大変です。
初心者のうちにSEOの本か、SEOを解説してくれる動画で学んでおくことをおすすめします。「心構え」や「意識すべきポイント」を知っておくだけでも、SEO上達のスピードが変わってきます。