※この記事は2023年2月に更新しました。
ブログを1年がんばったのに、月の売り上げは1,000円以下。思ってたのと違う
100記事書けば稼げるって聞いたのに・・・私にはセンスも才能もないんだわ
ブログをがんばっているのに結果が出ない運営者さんも、多いはずです。
でも、収益が出ないと悩む前に、まずは“ブログを始めてからできるようになったこと”を列挙してみてください。
- 記事に画像を貼れるようになった
- キーボード入力が速くなった
- X(旧ツイッター)の運用ができるようになった
- エクセルが使えるようになった
本やインターネットで調べてやり方を学んだり、作業をルーティン化したり・・・ブログを始める前はできなかったことが、できるようになっているはずです。
ブログの収益化も同じです。
必要な知識を学び、やるべきことをルーティン化し、作業をくり返してゆく・・・
収益化できないのはセンスや才能がないからではなく、知識がないだけなのです
知らないのなら、勉強しましょう。できなかったことも、できるようになります。
- 1.『10年つかえるseoの基本』
- 2.『世界一やさしいブログSEOの教科書 1年生』
- 3.『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
- 4.『ドリルを売るには穴を売れ』
- 5.『Google AdSense マネタイズの教科書』
- まとめ
1.『10年つかえるseoの基本』
Google検索セントラルというサイトがあります。
Googleがサイト運営者向けに、SEOの考え方を教えてくれるページです。本家のGoogleが出しているSEO情報なので、ブログ運営者なら目を通しておきたいページ。
ところが、無味乾燥な文章で書かれているため、初心者にとって読みづらいのが難点です。また、後から更新情報を追加しているだけなので、情報が整理されていません。
そこで、Google検索セントラルの内容をわかりやすくまとめた本が、『10年つかえるSEOの基本』です。この本は
・「検索ページはなにを目的としているの?」
・「読者ファースト」って、どういう考え方?
といった初歩的な疑問に答えてくれます。
収益化の本質は、“読者の役に立つ記事”を書くことです。
いちおう誰かの役に立つ記事を書いてるつもりなんだけど・・・
初心者が考える“役に立つ”と、検索エンジンが評価する“役に立つ”のあいだには、大きなギャップがあります。
ぜひ、「読者ファースト」という概念を学んでください。
2.『世界一やさしいブログSEOの教科書 1年生』
『世界一やさしい ブログSEOの教科書 1年生』には、SEOの基本、検索エンジンから評価されるためのページ作りまで、具体的に書かれています。
・E-A-T (専門性、権威性、信頼性)が高いか?
・自サイトの評価を下げてしまうブログ記事とは?
・新しい記事が上位表示されるには、どのくらいかかる?
などが学べます。
特に大きいのが、2019年のコア・アップデートを踏まえた上で執筆されていること。企業サイト有利になった後の、“最新のSEO”について解説されています。
「E-A-T」とか「YMYL」のような、新たなSEOの指標についても書かれています。
SEOを知らない初心者のかたには、はじめての知識ばかりだと思います。
Google検索で上位表示できているブログが、どれだけたくさんの知識を駆使しているか、この本を読めばわかります
この本が難しいというかたは、マンガでSEOとライティングが学べる『沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘』を読んでもいいです。
3.『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』
はてなブログの運営者さんの中には、思わずひきつけられる個性的な文章を書く人がいます。
- 思わず笑ってしまう、ユニークな文章
- ご本人も変わった人なんだろうな、と興味がわく文章
こういった面白いブログに出会えるから、はてなブログは楽しい。
しかし、ブログで収益を得るためには、書き手のことをまったく知らない読者に読んでもらえるライティング技術が必要です。特に、Google検索で上位を獲ろうと思うなら、離脱されにくい長文記事が書けなくてはなりません。
『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』は、
・あちこちに話題が飛び、メリハリのない文章になってしまう
・長文を完読してもらうには、どうしたらいい?
といったお悩みをもつ人におすすめの本です。
過去記事を添削するつもりで読むと、ライティング能力が向上します。
4.『ドリルを売るには穴を売れ』
マーケティングやセールスについて、初心者にかみ砕いて教えてくれる良書です。
『ドリルを売るには穴を売れ』で学べること
・顧客にとっての価値(=ベネフィット)を考える
・あなたの商品でなければならない理由とは? 差別化について考える
特にアフィリエイトや物販(Amazonや楽天)をやるなら、どうしても読んでおきたい本です。
たとえば、SFIDAという小学生用のサッカーボールを売りたい、とします。
- 現代アーティストの山口 歴さんがデザインしており、どの角度から見てもおしゃれですよ!
- 12枚のパネルを均一に貼り合わせているので、ボールの軌道が安定しますよ!
と書いても売れません。ただの商品説明だからです。
- 親戚の子に買ってあげたら、気に入って手放しません。
- 軽いので、幼稚園の娘が「蹴っても痛くない」と喜んでいます。
と書くと、さっきより売れやすくなります。
商品そのものでなく、商品を買ったあとの未来(=読者さんにとってのベネフィット)を提示できると、伝わりやすくなるよ
『ドリルを売るには穴を売れ』は、初心者向けの情報を発信している人が、必ず薦める一冊。読むか読まないかで、数万円レベルで収益が変わってきます。
5.『Google AdSense マネタイズの教科書』
ブログで収益を得るには、おもに3つの方法があります。
種類 | 概要 | 執筆の難易度 | 収益性 |
---|---|---|---|
アフィリエイト | ASPを通じて,企業さんのサービスや商品を紹介する | ★★★★ | ★★★★★ |
Googleアドセンス | ブログに貼った広告がクリックされると,1クリックあたり20~30円もらえる |
★ (実は★★★) |
★ |
物販 | Amazonや楽天の商品を紹介する | ★★ | ★★ |
WordPressには収益化をめざす“ガチ勢”が集まりますので、アフィリエイト記事を書く人がほとんどです。
これに対して、「楽しみながらブログを書こう」という層が集まるはてなブログでは、アドセンス広告を貼っている人が多め。アフィリエイト記事を書かなくていいので、お手軽感があるからです。
でも、実をいうと、アドセンスほど運用の難しい広告はありません。1ページに7~8個もアドセンスを貼っている人が稼げないのは、本質をわかっていないからです。
- 収益性の低いジャンルだと、1クリック6円や8円はあたりまえ
- 誤クリック、規約違反などでペナルティの対象となりやすい
- 広告自体が重いので、表示速度に影響を与える
『Google AdSense マネタイズの教科書』では、こんなことが学べます。
・検索順位を維持しつつ、アクセスを安定化させるブログ運営とは?
・書き手が主人公ではない。主役は“情報そのもの”だ!
・稼ぎ続けるにはNo.1にならなくていい。オンリーワンになれ!
ネットは、浮き沈みが激しい世界です。
“読まれ続けるブログ”を作るのは、メチャクチャ難しい。『Google AdSense マネタイズの教科書』には、そのヒントが書かれています。
ブログ運営に関する本を20冊は読んできたけど、「スゲェ」と感動まで覚えたのは初めてだよ
まとめ
ブログで収益を得ようと思ったら、結局はたくさんの知識・スキルを身に付けなくてはなりません。しかし、ネット上には情報があふれすぎていて、何から学んでいいか初心者にはわかりません。
こんなことも覚えなきゃいけないの?、ってことばかり。何から手を付けていいか…
物事には順番があります。レベル1の人がレベル30のことを教わっても、チンプンカンプンになります
富士山は五合目から登れますが、SEOやライティングは基礎が大事です。
難しい数式が解けるのは、最初に九九を覚えたからです。英語の長文が読めるのは、最初にアルファベットを覚えたからです。
本の最大のメリットは、“編集が入っており、情報が整理されている”こと。初歩的なことから体系的に学べるので、効率的にスキルアップできます。