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タブが勝手に開く原因は、マウスのチャタリング?【パソコンの不具合】

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タブが勝手に開く原因は、マウスのチャタリング?【パソコンの不具合】

つい1か月前のこと。パソコンを使って調べ物をしていると、新しいタブが勝手に開く不具合が発生するようになってしまいました。

 

 以下のように、マウスの1クリックで同じタブが大量発生するのです。

1クリックでタブが大量発生【PCの不具合】

 

 調べてゆくうちに、「マウスのチャタリングが原因らしい」とわかってきました。

 

チャタリング? 何じゃそりゃ?

意図しないページが勝手にひらく現象は、ブラウザクラッシャー?

 まず整理しておきたいのは、意図しないページが勝手に開く場合は、ブラウザクラッシャーという症状の可能性があります。

ウィンドウが開き続ける症状で、他にもフルスクリーンに切り替わったり、広告サイトに誘導されることもあります。個人情報を盗まれるといった実害はないものの、正常な操作ができなくなってしまいます。

 

この場合は

  • ウィンドウズの場合は、「Alt + F4」キー
  • Macの場合は、「Command + option + esc」キーで

強制終了ウィンドウを呼び出し、ブラウザを選択すれば強制終了できます。

1クリックでタブが勝手に開く原因は、マウスのチャタリング?

わたしの不具合の場合は、ブラウザクラッシャーとは違いました。開こうと思ったページが、大量に開かれてしまうのです。こんな症状がありました。

 

  1. 検索ページを開こうとすると、同じタブが大量発生してしまう
  2. 大量に発生したタブを閉じようとしても、マウスの左クリックが効かない時がある
  3. Google クロームでブックマークを開こうとすると、「243個のタブが開きます。本当によろしいですか?」などと聞かれる 

特に、3番目のメッセージには怖くなりました。何かのウィルスやバグかと思ってしまいます。

 

おかしな動作のすべてがマウス絡みであると気づき、調べ直すと、「マウスのチャタリングが原因らしい」とわかってきました。

チャタリング? 何それ?

マウスのチャタリングとは?原因は?

「チャタリング」とは、マウスを操作するうえで起こる不具合のことです。1クリックしたつもりが複数クリックになっていたり、ドラッグしたつもりがドラッグできていなかったり・・・

 (⇦ 「ドラッグ」とは、マウスのボタンを押したままファイルなどを移動させること)

 

チャタリングとなる原因は、マウスの経年劣化、静電気がたまっていて電気信号がうまく伝わらない、などが挙げられます。

原因別:マウスのチャタリング対策

マウス内部に静電気がたまっている ⇨ 放電する

 無線マウスの場合

マウスの電池を抜いて、マウスの左右のボタンを30秒ぐらいずつカチカチする。

有線マウスの場合

パソコンの本体からマウスのUSBのコードを抜いて、マウスの左右のボタンを30秒ぐらいずつカチカチする。

 

ただし、これは一時的に不具合がおさまるものの、根本的な解決にならないことが多いです。

マウス自体の故障 ⇨ 修理に出す/分解して、接点復活剤で治す

 ① 修理に出す

チャタリングが起こった時期がマウスの保証期間の範囲内だった場合、修理に出すことで不具合を直してもらうことができます。 

② 自分で分解して、接点復活剤で治す

 マウスのスイッチの切り替え部分に、「接点復活剤」という薬剤を塗る方法です。薬剤で電気の通りをよくして、スムーズに動作させることが狙い。 

 ただ、マウスの分解なんてしたことがないし、失敗したときの替えがなかったので私はこの方法は試しませんでした。

マウスが寿命が尽きた ⇨ マウスを買い替える

 マウスの平均的な寿命は、3~5年といわれています。「1日8時間前後の使用で、5年もつ」と定めているメーカーが多いようです。

わたしが使っていたのは、Logicool(ロジクール)の「M90 左右対称型」という有線マウス。Amazonで700円前後で購入した、有線のシンプルなマウスです。

 

保証期間は3年。購入したのが2015年9月で、故障したのが2020年9月。5年もった訳ですから、じゅうぶん元を取ったことになります。

壊れにくい?耐久性の高いマウスベスト3

 参考までに、「耐久性の高いマウス」で調べると、価格コムさんのページでこんなランキングが紹介されていました。上位2つだけご紹介します。

価格.com - マウス(耐久性) 満足度ランキング

1位・・・ロジクール「MX Vertical Advanced Ergonomic mouse MXV1s」 

パッと見ると持ちづらそうに見えるのですが、人間工学から割り出した、筋肉の疲れを緩和する傾斜角度である、とのこと。

 

代表的なレビューを挙げます。

  • 手首への負担の少ない握り方ができる
  • マウス自体が軽く、繊細な動きができる

 

  • サイズが大きめで、手が小さい人が使うのは厳しい
  • 親指部分のボタン配置がよくない

2位・・・エレコム「M-BT21BB」

こちらもジッポーみたいな特徴的なデザイン。「Bluetooth」という、Wi-Fiより消費電力の少ない無線通信の規格に対応しています。

『Bluetooth』ってなに? Wi-Fiとの違いは?

 

  • ネットサーフィン中に、ボタンひとつで前のページに戻れる
  • とても小さいので手の荷重がかからず、疲れにくい

 

  • 角ばった形状が、クリックの多い作業には向かない
  • 電池のもちが悪い

3位・・・Razer「Basilisk」

こちらは、ゲーミングマウス。センサーの性能が高く、早い動きに対応しています。マウスがPCに送る情報量も普通のマウスより高め。

  • 軽くて、振り回しやすい
  • FPS(=ガンシューティングゲーム)ならコレ

 

  • 中央ホイール部分が故障しやすい
  • 2ヶ月で左クリックが故障

 

Amazonレビューを読むと、同じ商品なのに真逆の意見もあります。一定の割合で初期不良もあるため、 それが仕様なのか不良品なのか判断しにくいところもあります。

 

 

わたしの場合、「耐久性の高いマウス」に買い替えようと思ったものの、さすがに1万円もする商品を購入する気にはなりませんでした。

調べ物をすることが多いわたしは、性能よりも使い勝手の良さが最優先。結局、もともと使っていたLogicool(ロジクール)の「M90 左右対称型」をもう一度購入しました。

>> ロジクール 有線マウス M90 左右対称型 USB 簡単接続 マウス

 マウスを付け替えると、タブが勝手に開く現象は収まりました。マウスを買い替えるだけであっさり直るなんて、びっくり! 

マウスのチャタリングは買い替えをおすすめ!その理由は?

「たまった静電気を放電する」対策は一時しのぎでした。結局、数日もすると不具合が再び起こるようになったのです。

「タブがたくさん開く」という不具合は、放っておくとメモリやプロセッサの消費量を上げてしまい、パソコンやクロームの動作が重くなる原因となります。

 

保証期間を過ぎた場合、マウスの修理代は3,000~6,000円ぐらいします。よほどお使いのマウスにこだわりがある場合をのぞき、市販のマウスと買い替えたほうが安く済みます。