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名作・白黒映画おすすめ8選【アメリカ編】

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※この記事は、約7分で読めます。

 

わたしは、今でも古い映画をよく観ます。もちろん最近の映画も好きなのですが、 モノクロ映画のゆったりしたカメラワーク、シンプルなお話は映画本来の楽しみ方を教えてくれるからです。

 

この記事では、モノクロ映画の中から名作をチョイス、製作した国別にご紹介してゆきます。今回は【アメリカ映画編】です。

 

国別にオススメ作品をご紹介! ヨーロッパ編はこちら。

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街の灯(1931年)

 

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街に暮らす浮浪者の男。ある日、街角で目の見えない花売りの娘に一目ぼれしてしまいます。男が花を拾って渡してあげると、娘は男を金持ちの紳士と勘違いしてしまうのでした。

 

チャップリンの映画には、おすすめしたい作品が山ほどあります。ドタバタコメディの『黄金狂時代』。戦争への皮肉がこめられた『殺人狂時代』。そして老いたコメディアンの悲哀を描いた『ライムライト』・・・

 

数ある名作の中でも、わかりやすくて泣けるのが『街の灯』です。

 

 

イヴの総て(1950年)

 

ブロードウェイで活躍する人気女優マーゴは、自分の熱心なファンだというイヴに出会います。

 

 

イヴの不幸な生い立ちに同情したマーゴは、彼女を秘書として雇うことにします。友人として、秘書としてわがままなマーゴを献身的に支えるイヴ。

 

ところが、イヴには恐ろしいまでの裏の顔が潜んでいたのです・・・

 

70年も前の映画とは思えない怒涛の展開。オープニングと見事にリンクする完璧なエンディング。老いに怯えるベティ・デイビスの演技も、したたかなアン・バクスターの演技も見る者を圧倒します。

 

いま観ても、ふるえる程面白い!

 

 

 

カサブランカ(1942年)

 

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第二次大戦中。フランス領モロッコにある都市カサブランカは、ナチス・ドイツの支配下にありました。当時、ナチスから逃れてアメリカへ亡命しようとする人々がたくさんいました。彼らは、カサブランカでビザをもらってリスボンへ行き、そこから船でアメリカを目指したのです。

 

本作の主人公・リックは、このビザを発給する仕事をしていたのです。リックに助けを求めた1組の夫婦がいました。妻のイルザはリックとは顔見知りで、以前は恋仲にありました。(⇦ ここまでの設定を、初見で理解するのは難しい!)

 

「君の瞳に乾杯」のセリフが、あまりにも有名なラブロマンス。しかし、実際はかなり政治サスペンスの色合いが濃い作品です。

 

ナチスに虐げられていたフランス人たちが、フランス国歌を歌うシーンは今でも忘れられません。ドイツ将校たちが歌う軍歌をかき消すように、フランス人たちが力強く歌う「ラ・マルセイエーズ」! シビれる~ 

 

 

狩人の夜(1955年)

 

 

心優しい伝道師として、町の子供たちや若い婦人から慕われているハリー。ついにハリーは若い未亡人と結婚します。

 

ところが、幼い兄妹だけはハリーの正体を知っていました。ハリーは、ある死刑囚が町の子供に託した1万ドルを狙っていました。どんな汚い手段を使ってでも金を奪うのが目的だったのです。

 

ハリーは未亡人をなき者にし、子供たちまで手にかけようとするのでした・・・

 

美しい陰影。時おり挟まれる動物や虫のカット。おとぎ話のような幻想的な映像と、ロバート・ミッチャムの狂気に満ちた演技。相反する2つの要素が同居した不思議な感覚の映画です。

 

知名度は低いですが、映画好きならぜひ視聴をおすすめします。というのも、『狩人の夜』に影響を受けた映画監督がとても多いからです。『ドゥ・ザ・ライト・シング』や『ゴーン・ガール』などがこの作品にオマージュを捧げています。

 

  

 

十二人の怒れる男(1958年)

 

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スラム街に住む18歳の少年が父親をナイフで刺したとして、第1級殺人の罪に問われます。

 

陪審員として選ばれた人たちは、年齢も職業もバラバラ。ただし、彼らは「少年が有罪である」という認識では一致していました。たった1人を除いては・・・

 

他の陪審員たちは反対した1人、別名『陪審員8番』を心替えさせようとします。しかし『陪審員8番』は固定観念にとらわれず、証拠の矛盾点を1つ1つ検証してゆきます。

 

彼の熱意に場の空気が変わり、少しずつ無罪側に傾く陪審員が増えてゆきます。陪審員たちが密室から出るときの、霧が晴れたような爽快感は必見! 爽やかな風が、こちらにも伝わってくるようです。

 

三谷幸喜さんがオマージュを捧げる形で、『12人の優しい日本人』を作っています。

 

 

アパートの鍵貸します(1960年)

 

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保険会社に勤めるバドは、同僚のエレベーターガールのフランに恋心を抱いていました。バドは、上司たちに恩を売っていました。

 

それは、自分のアパートの部屋を提供して、上司たちに情事の場として使ってもらうこと。上司たちはホテル代を節約でき、バド本人は出世を早めることができます。

 

そんなある日のこと。人事部長がバドのアパートに連れ込んだのは、フランだったのです・・・さらっと見せる小道具。絶妙なバランスのユーモアと悲哀。名脚本家ビリー・ワイルダーの才気がほとばしる人情喜劇の傑作。

 

ビリー・ワイルダーの作品としては、法廷劇の傑作『情婦』や、マリリンモンローの魅力が満載の『お熱いのが好き』もおすすめです。

 

 

アラバマ物語(1962年)

 

 1930年代のアラバマ。アメリカ南部のこの町には、人種差別が色濃く残っていました。弁護士のアティカスは貧しい人たちを無償で弁護しながら、男手ひとりで息子と娘を育てていました。

 

近所には病気で家にひきこもっているブーという男性が住んでいます。子供たちはブーと仲良くなろうとしますが、町の人はあらぬ噂を立ててブーを怖れていました。

 

一方のアティカスは、婦女暴行事件で起訴された黒人の青年を弁護することになります。偏見に満ちた町の人々は、黒人の青年を集団で暴行しようとします。

 

しかし、アティカスはなんとか青年をかばいます。絶望する青年を励まし、裁判で無罪を勝ち取ろうと力を尽くすのでした・・・

 

幼い子供たちの目に映る、大人の理不尽なふるまい。アティカスは、誤魔化すことなく信念を貫くことの大切さを伝えるのでした。小中学生の授業で、子どもたちに見せてほしいぐらいの名作!

 

映画の枠を越えて、後世まで残して欲しい文化遺産です。

 

 

 

 

ペーパームーン(1973年)

 

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聖書を不当に高く売りつけて小銭を稼ぐ詐欺師。母親を交通事故でなくしたばかりの9歳の少女。

 

ひょんなことから出会った2人は、時に協力し時にぶつかり合いながら旅を続けます。いつしか2人は、本当の親子のような関係を築いてゆくのでした・・・

 

劇中で疑似親子を演じたライアン・オニールとテータム・オニールは、実際は本物の親子。

 

題名の“ペーパームーン”とは、舞台で使われるニセモノの三日月のこと。「ニセモノだって愛があれば、いつしか本物になる」という意味がこめられているのでしょう。ノスタルジックな雰囲気。普遍的な物語。この映画を観ると、いつも心が洗われます。ダウンタウンのまっちゃんがこの映画を好きだとか。

 

 

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