※この記事は、2023年2月に更新しました。
記事を公開したのに、いつまで経ってもGoogleやYahoo!の検索結果に表示されない。GoogleやYahoo!からのアクセスがまったくない。こんなお悩みを抱える人もいると思います。
1.そもそも、公開した記事がインデックスされていない
2.インデックス(登録)されてはいるが、上位表示されていない
この2パターンがあります。
この記事では、①と②のパターンにわけて、検索インデックスの仕組みについて解説します。内容そのものは、はてなブログに関わらず、どのブログサービスをお使いの方にも役立つと思います。
- 【はてなブログ】検索結果に出てこないのは、なぜ?【そもそもインデックスされていない】
- 【はてなブログ】検索結果に出てこないのは、なぜ?【インデックスされてはいるが、上位表示されていない】
- 検索上位に表示させるのに、必要なSEOの知識とは?【楽をするな!地道にリライトせよ!】
- まとめ
【はてなブログ】検索結果に出てこないのは、なぜ?【そもそもインデックスされていない】
Google検索は、
② インターネット上のデータベースにインデックス(=登録)する
③ 検索ユーザーが、「はてなブログ 始め方」「漫画 おすすめ」など、検索フォームにキーワードが入力する
④ “回答”として相応しいページがデータベースから引っ張り出されて、検索意図を満たす順番で表示される
という仕組みです。
ブログ開設当初は、クローラーがみなさんのブログにやってくる頻度が少なめ。検索エンジン側にブログの存在がまだ認識されていないためです。このため、インデックスに2~3週間かかることも普通です。
Googleにインデックスされたか、【site:】コマンドで確認する
Googleの検索エンジンにインデックスされたかどうか、すぐに調べる方法があります。半角英数【 site: 】のあとに、調べたい記事のURLを入力してクリックするのです。
当ブログの記事、「【はてなブログ】番号付きリスト・箇条書きリストを作る方法とは?使い分け方とは?」がインデックスされたか、調べてみます。
① 記事を表示させ、画面上部の検索窓からURLを右クリック ⇨ 「コピー」をクリック。
② 「新しいタブ」を開き、半角英数【 site: 】のあとにコピーしたURLを貼り付け、クリック。
このとき、「site:https://www.entafukuzou.com/entry/number-list」のように、スペースは空けずに貼り付け、検索してみます。
検索ページにインデックスされていれば、上図のように「Google Search Console をお試しください」という表記の下に、記事タイトルが表示されます。
Googleサーチコンソールで、インデックスを促す
まだインデックス(登録)されていない時は、「Google Search Console」(グーグル サーチコンソール)というツールを使って、検索エンジンの巡回を促すことができます。
「Google Search Console」(グーグル サーチコンソール)とはインデックスの状況を確認したり、どんなキーワードを元に読者さんがやってきているか知ることができるツールです。無料ですので、ブログ運営者なら登録しておきましょう。
はてなブログで、「Google Search Console」に登録する手順については、kazyさんの記事でくわしく解説されています。参考になさってください。
① Googleサーチコンソールを開き、左側のメニューから、「🔍 URL検査 」をクリック。
② サーチコンソールの検索窓に、調べたいURLを貼り付け、画面内の🔍アイコンをクリック。
③ 「URLがGoogleに登録されていません」と表示されたら、右側上部の「公開URLをテスト」というアイコンを押す。
「✔ URL は Google に登録できます」と表記されたら、「インデックス登録をリクエスト」をクリックする。
1~2分ほど待ち、「インデックス登録をリクエスト済み」となったら、「OK」を押す。これによって、多少はインデックスが早まることがあります。
とはいえ、ブログを始めて半年ぐらいなら、インデックスが遅いのはあたりまえ。
ブログ開設からしばらく経ち、検索エンジンに認識されれば、自然とインデックスされるようになります。
ただし、書いた記事すべてがインデックスされるとは限りません。
検索エンジンから“インデックスするまでもない低品質コンテンツ”と判断されれば、何カ月かかろうがインデックスされないこともあり得ます。
【はてなブログ】検索結果に出てこないのは、なぜ?【インデックスされてはいるが、上位表示されていない】
検索ページにインデックス(登録)されているものの、上位表示されていない場合もあります。2つのケースが考えられます。
① そもそも、 SEOがわかっていない。
② 競合分析できておらず、競争率の高いキーワードを狙ってしまっている。
① 検索されるようにするには?【SEOを勉強しよう】
ご自分が、GoogleやYahoo!などの検索ページを利用する時のことを考えてみてください。
たとえば、はてなブログを開設する手順について、知りたいとします。このとき、「はてなブログ 始め方」のように、複数のキーワードを入れて検索するのではないでしょうか?
自分が記事を書くときも同じです。
次のステップ。
では、「はてなブログ 始め方」で検索するのは、どういった人たちでしょうか?
“これからブログを始めようとしている、かつブログサービスとして「はてなブログ」を検討している人たち”、ですよね。
このように、対象となる読者を「ペルソナ」と呼びます。キーワードを選んで、ペルソナにむけて書くのが、ブログSEOの大前提となります。
もう一度、検索エンジンの仕組みを確認します。
② インターネット上のデータベースにインデックス(=登録)する
③ 「はてなブログ 始め方」「漫画 おすすめ」など、検索フォームにキーワードが入力される
④ “回答”として相応しいページがデータベースから引っ張り出されて、検索意図を満たす順番で表示される
検索ページからやってくる読者さんは、書き手のことは知りません。自分が検索したキーワードの“答え”を知りたくて、訪問します。
書き手のプライベートなことばかり書かれていたら、検索ユーザーは
僕が知りたいのは、こんなことじゃない
と、また検索結果に戻ってしまいます。
登録読者に向けて書くのと、検索ユーザーに向けて書くのでは、書き方が全然変わってくるのです。
このような「SEO」や「Webライティング」の基本を知らないと、検索ページからアクセスを集めるのは難しくなります。どのレベルを目指すかもよりますが、少なくとも本3冊ぶんの知識を学んでおく必要があります。
僕はSEOの基礎を身に付けるのに、1日2時間の勉強を365日つづけたよ
『世界一やさしい ブログSEOの教科書 1年生』では、
- 検索順位が決まる仕組み
- どういうタイプの記事が読まれやすいか?
- ブログ内の滞在時間を上げる工夫
など、“王道”のSEOの知識が学べます。一生もののスキルが身に付きます。
『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』の筆者は、ライターの唐木元さん。
- 完読してもらえる文章の構成
- 歌に「サビ」があるように、文章にも「サビ」をつけよう
- 格調的な文章よりも実用的な文章のほうが、ネットでは読まれる
など、ライティングの基本が学べます。
ネットで拾った浅いSEOの知識だけでは、いまの検索エンジンに対応できません。数年前と比べて、爆発的に参入者が増えているからです。
②検索されるようにするには?【競合分析をして、競争率の高いキーワードは狙わない】
SEOの基本を勉強したら、実践的なノウハウを身に付けてゆきます。
Googleの検索順位は、“相対的な評価”で決まります。
あるキーワードについて書くのが自分だけなら、上位表示はしやすいです。しかし、同じキーワードをたくさんの人が扱っていたら、他サイトとの競争に勝たなくてはなりません。
たとえば、漫画が好きで、おすすめの漫画を紹介したいとします。でも、試しに
「漫画 おすすめ」
でGoogle検索してみてください。
上位表示されている記事のタイトルには、「漫画」「おすすめ」という“検索キーワード”が含まれています。みんなが、この2語のキーワードを狙っています。おすすめ漫画80選とか100選とか、インフレ状態を起こしています。
ここまで競争率が高くなると、初心者が勝ち残るのは無理。
こんな時は、GoogleのサジェストキーワードやYahoo!の虫眼鏡キーワードを使って、需要はあるけどライバルが少ないキーワードの組み合わせを探します。
検索上位に表示させるのに、必要なSEOの知識とは?【楽をするな!地道にリライトせよ!】
ステップ3。記事を公開して終わりではありません。大切なのはむしろ、記事を公開した後です。
公開してからしばらく経ってから、狙ったキーワードで上位表示できているか、「検索順位チェック」します。
- 自分より上位のブログは、何がどう違うのか? キーワードの数? 構成?記事タイトルのつけかた?
- ペルソナ(=ターゲットとなる読者)に、知りたい“答え”を提供できているか?
- もっと読みやすくなるように、図や表、囲み枠や箇条書きは入れられないか?
>>【はてなブログ】エクセルで作った表を貼るやり方!Excel初心者でも簡単
>>【はてなブログ】番号付きリスト・箇条書きリストを作る方法とは?
このような分析と検証を続け、自分の中にデータを蓄積してゆく。仮説を立て、何度もリライトする。もっともっと良い記事にする。
真のSEO対策は自分自身で試行錯誤しないと、身に付きません。
なぜなら、ジャンルが違えば競合のレベルも違うし、キーワードが違えば読者さんの属性(=性別、年齢、刺さりやすい言葉、購買意欲があるかどうか)も変わってくるからです。
SEOの勉強?リライト?そんな面倒くさいことをやらなきゃダメ?
ブログは、9割が1年以内にやめてゆく世界だよ。読まれたいなら、他の人より努力しなきゃ!
いま皆さんが読んでいるこの記事も、50回以上リライトしています。時間をかけているから、上位表示できているのです。
まとめ
- 【 site: 】+URLで、インデックスの状況を確認できる
- ブログを始めたばかりは、誰でもインデックスが遅い
- 検索に引っかかるためには、SEOの勉強が不可欠
SEOの専門部署を置くような企業サイト、SEOを熟知したアフィリエイターがうようよいるのが現在の検索ページです。彼らのレベルに近づかなければ、インデックスは難しいです。
SEOに王道はありません。
だからこそ、いまこの瞬間から勉強をはじめてください。山頂にたどり着けるのは、1歩ふみ出した人だけです。