はてなブログに「パンくずリスト」を設置する手順と、カテゴリーの階層化の弊害について解説します。SEO集客したい方には必見の内容です。
「SEOの内部対策」はてなブログにパンくずリストを設置するメリットとは?
「パンくずリスト」とは、下図で枠で囲った部分のことです。ブログを訪問してくれた読者に、ブログ内での現在位置を示すナビゲーションの役割があります。
◆ パンくずリストは現在位置をさし示すガイドである
ブログ記事が公開されると、検索エンジンのクローラー(巡回ロボット)がやってきて、ページに内容を読み取ります。このとき、「パンくずリスト」があると巡回がスムーズになり、検索エンジンから“正当な評価”を受けやすくなります。
また、訪問者にとってはブログ内における現在地を把握しやすなるので、ユーザビリティ(=使いやすさ)がアップします。
パンくずリストの設置は、「SEOの内部対策」のひとつです。いわば設定に関わる部分で、
というメリットがあります。
【関連】「【はてなブログ】初心者でもできるSEO対策とは?】」の記事では検索される記事を書き、Google検索から集客するための基本を解説しています。
はてなブグ「パンくずリスト」の設定方法
パンくずリストを設置する手順です。下準備として、ブログ記事をカテゴリー分けしておきます。
◆ パンくずリストの設置手順①
左側のメニューより「カスタマイズ」(スパナマーク)をクリックします。
◆ パンくずリストの設置手順②
「記事」メニューを開いて、下にスクロールします。
◆ パンくずリストの設置手順③
「パンくずリスト」にチェック(✔)を入れます。
◆ パンくずリストの設置手順④
「変更を保存する」をクリックします。
◆ パンくずリストの設置手順⑤
記事タイトルとブログタイトルのあいだに、下図のように表示されたら完成です。
◆ パンくずリストの設置手順⑥
パンくずリスト(カテゴリ)の「階層化」をやめたほうがいい2つの理由
はてなブログでは、やろうと思えば「カテゴリーの階層化」ができます。「階層化」とは、親カテゴリーの下に子カテゴリーを作って細分化する施策のことです。
◆ はてなブログ カテゴリーの階層化とは?
「はてなブログ カテゴリー 階層化」
などで調べると、階層化のやりかたを教えてくれるはてなブロガーさんがいます。
しかし、筆者は「カテゴリーの階層化」はおすすめしません
SEOの観点から、2つのデメリットがあるからです。
1.クローラビリティが悪くなるから(読者が迷子になってしまう)
サイトの設計をするとき、
「どのページにもトップページから2クリックで到達できる」
のが理想です。
カテゴリーを階層化すると、記事ページに到達するのに3クリック必要になるので、ユーザビリティが低下してしまいます。クローラー(AI)もサイトの構造を把握しづらくなり、正当な評価を受けにくくなります。
2.インデックスエラーを起こす(記事ページのインデックスが遅くなる)
たとえば、親カテゴリ「映画」、子カテゴリ「恋愛映画」を設置しているブログで、新しい記事「ラ・ラ・ランド感想」をアップロードしたとします。
ブログ運営者としては、書いたばかりの『ラ・ラ・ランド』感想の記事を、一刻も早く検索ページにインデックスさせたいですよね。
しかし、カテゴリーを階層化をしていると、クローラー(巡回ロボット)は混乱します。
「子カテゴリ」と「個別記事」、どっちを先にインデックスすべきか?
◆ パンくずリスト 階層化の大きなデメリット
子カテゴリに新しい記事が加わると、クローラー(巡回ロボット)は
子カテゴリの情報が更新された!
と、認識します。
ざっくり言うと、クローラーにとっては「更新された子カテゴリ」と「新しい記事ページ」という、2つのページのチェックに時間をかける必要が出てきます。
ところが、個人ブログの場合、企業サイトと違ってクローラーはそんなに頻繁に訪れてくれません。「子カテゴリ」のページをクロールすることで“工数”がかかり、「個別記事」までクロールしてくれないことが起こります。
その結果、新しい記事のインデックス登録が遅くなることがあるのです
いかに最小限のクロールでページ内容を正しく読み取ってもらうか? を考えて設計することが重要です。
まとめ
パンくずリストを設置すると、クローラー(巡回ロボット)が正しくページの内容を読み取るように促すことができます。
ただし、カテゴリーの階層化はインデックス・エラーにつながるので、設置はおすすめしません。
小さな気配りが読者のかたにも喜んでもらえるブログになり、それが検索エンジンからの評価につながります。