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『遠い空の向こうに』あらすじ&キャスト【余韻に浸れるヒューマン・ドラマの傑作】

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映画『遠い空の向こうに』テレビ放送!余韻に浸れるヒューマン・ドラマの傑作

「炭鉱は僕の人生じゃない。僕は宇宙へ飛びたい」

 

父親と息子の葛藤。立場が危うくなっても応援してくれる先生・・・実話をもとにしたヒューマンドラマの傑作『遠い空の向こうに』が、BSでテレビ放送されます。

この記事では、映画『遠い空の向こうに』のあらすじをご紹介。登場人物と作品の魅力もお伝えします。

『遠い空の向こうに』BSプレミアムでのテレビ放送(2023)はいつ? 原題の意味は?

『遠い空の向こうに』は1997年のアメリカ映画。

ロケット作りに青春をささげる4人の高校生を描いた、ヒューマン・ドラマです。NASAの技術者ホーマー・ヒッカムの回顧録を原作としています。

映画『遠い空の向こうに』
原題 October Sky
製作 2007年
ジャンル 人間ドラマ
上映時間 97分
公開日 1999年2月19日
監督 ジョー・ジョンストン(『ジュマンジ』)
原作 ホーマー・ヒッカム『October Sky』
出演  ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー

原題は、【 October Sky 】(=10月の空)。これは『Rocket Boys』のアナグラム、つまりスペルを並び替えた言葉遊びになっています。

 

映画『遠い空の向こうに』のテレビ放送は、2023年6月28日(水)。NHKのBSプレミアムの「BSシネマ」にて。
13:00 14:48

字幕スーパーでの放送となります。

映画『遠い空の向こうに』ストーリー【空に夢をはせる,4人の高校生たち】

1957年10月、ウェスト・バージニア州の小さな炭鉱町。

高校生のホーマー(ジェイク・ギレンホール)は、ソ連が打ち上げた人工衛星スプートニク1号が空を飛んでゆくのをテレビで見ます。

興奮したホーマーは同級生のクエンティンロイ・リーシャーマンを誘って、ロケット作りを始めます。

ホーマーの父・ジョン(クリス・クーパー)は、炭鉱夫。労働環境をめぐって会社側と交渉する立場におり、夢ばかり見ている息子をたしなめます。

ホーマーたちは、ロケット作りで科学コンテストへの参加をめざします。初めはみんながバカにしていましたが、ライリー先生(ローラ・ダーン)など応援してくれる大人も現れて・・・

 

▲クリックすると動画が読み込まれます。

【先生役はどんな女優さん?】『遠い空の向こうに』登場人物&キャスト

ホーマー・ヒッカム

演:ジェイク・ギレンホール

主人公。テレビでロシアの人工衛星の打ち上げを見て、ロケット作りに憧れる。変り者のクエンティンを仲間に誘う。

ジョン・ヒッカム

演:クリス・クーパー

ホーマーの父で、炭鉱夫。

組合の主要メンバーで、ストを起こそうとする同僚たちと会社側とのあいだで板ばさみにあう。ホーマーにも炭鉱夫になってほしいが・・・

ライリー先生

演:ローラ・ダーン

高校の教師。校長と対立しても、ホーマーたちの味方になってくれる。

 

ライリー先生を演じたのは、アメリカの女優ローラ・ダーン

デヴィッド・リンチ作品の常連俳優で、長らくハリウッドの一線で活躍しています。

おもな出演作

『ブルーベルベット』(1986)・・・平凡な青年が悪夢のような世界に引きずり込まれてゆくスリラー。
ジュラシック・パーク(1993)・・・現代によみがえった恐竜が、リゾート地の人間を襲うパニック映画。

『ザ・マスター』(2012)・・・トラブル続きの男が、新興宗教の教祖に傾倒してゆく人間ドラマ。
『マリッジ・ストーリー』(2019)・・・離婚を決意した夫婦が、それぞれの道を歩み出す人間ドラマ&コメディ。

クエンティン・ウィルソン

演:クリス・オーウェン

メガネのオタク少年。数学や物理に詳しく、4人の高校生の“頭脳”となる。

ロイ・リー・クック

演:ウィリアム・リー・スコット

父が大酒のみで、純度の高いアルコールを手に入れる。

シャーマン・オーデル

演:チャド・リンドバーグ

4人の「ロケットボーイズ」のひとり。

バイコフスキー

演:エリヤ・バスキン

炭鉱の溶接場につとめる。第二次大戦に従軍しており、ホーマーたちに溶接の知識を教えてくれる。

バレンタイン

演:カイリー・ホリスター

クラスの地味な女の子。ホーマーの話を興味をもって聞いてくれる。

『遠い空の向こうに』感想:泣ける!子供たちを導く大人がカッコイイ!

わたしが『遠い空の向こうに』と出会ったのは、大学生のとき。当時は、ホーマーたち高校生側に感情移入しました。

 

しかし、子供をもつ年齢になってから見ると、ホーマーの父・ジョンやライリー先生の気持ちがわかってきます。

“爆発さわぎ”を起こし、大人たちから怒られたホーマーはロケット作りをあきらめかけます。そんなホーマーに、ライリー先生は声をかけます。

 

「ときには、人の声を聞いてはならないの。自分の内なる声を聞くの」

 

このセリフが素晴らしいのは、先生の人生も垣間見られるところ。

先生にもきっと夢があったに違いない。でも、周りに説得されて、教師という現実的な道を選んだのだろう、と。

 

未練をグッとこらえ、叶わなかった夢をホーマーたちに託しているのだと思うと、心に響きます。

 

仮にわたしが高校教師だったら、授業で子供たちに見せたい映画。さわやかな後味を残し、観終わったあとも余韻に浸れるヒューマン・ドラマの傑作。

 

映画『遠い空の向こうに』、おすすめです!

 

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