「“生きてよかった”という喜びの心があるなら、あなたが得たものを次の人に渡すのよ」
胸が苦しくなる恋愛ファンタジー映画『オールウェイズ』が、テレビ放送されます。
この記事では、映画『オールウェイズ』のあらすじをご紹介。ネタバレは避けながら、その魅力を語ってゆきます。
- 映画『オールウェイズ』BSでのテレビ放送(2023)はいつ?
- 映画『オールウェイズ』あらすじ【ヘップバーン&スピルバーグの恋愛ファンタジー】
- 映画『オールウェイズ』感想【切ない!目の前で恋人を口説かれる幽霊】
映画『オールウェイズ』BSでのテレビ放送(2023)はいつ?
『オールウェイズ』は1989年のアメリカ映画。
事故でなくなった消防飛行士が“幽霊”となって恋人の前にあらわれますが、恋人は新たな人生を歩み出しており・・・という、せつない恋愛ファンタジーです。
映画『オールウェイズ』 | |
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原題 | Always |
製作 | 1989年 |
ジャンル | 恋愛ファンタジー |
上映時間 | 123分 |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ(『E.T.』) |
出演 |
リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、オードリー・ヘプバーン |
『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンはメインキャストではなく、主人公を導く“天使”の役。ユニセフ親善大使として活動していたヘップバーンにとって、8年ぶりの映画出演であり、これが遺作でした。
13:00 ~ 15:03
字幕スーパーでの放送です。
2023年3月現在、映画『オールウェイズ』はAmazonプライムビデオでも配信されています。
>> Amazonプライムビデオ『オールウェイズ』(字幕版)
映画『オールウェイズ』あらすじ【ヘップバーン&スピルバーグの恋愛ファンタジー】
ピート(リチャード・ドレイファス)は、森林火災の消防隊員。飛行機から“空中消火”するパイロットのひとりです。
恐いもの知らずピートは、管制官で恋人のドリンダ(ホリー・ハンター)の指示を無視して、怒られます。
同僚・アル(ジョン・グッドマン)は、ピートに提案をします。それは、パイロットを育てる教官になってくれ、というものでした。
ドリンダの「死んでほしくない」という言葉を受け、ピートは渋々、パイロットを引退することを決めます。
しかし、引退前のある日。
消火活動をしていたアルの飛行機に、炎が燃え移ります。ピートはアルを助けようとしますが、ピートの機体が引火。爆発で死んでしまいます。
▲クリックすると動画が読み込まれます。
気づくと、ピートは森の中にいました。ピートはハップ(オードリー・ヘップバーン)という女性と出会い、あるお願いをされます。
それは、パイロット養成学校に通う青年・テッド(ブラッド・ジョンソン)の“守護霊”となり、彼を見守ってほしい、という願いでした。
ピートは生前の恋人・ドリンダの前にあらわれますが、幽霊なので気づかれません。それどころか、テッドとドリンダが心を通わせるようになり・・・
映画『オールウェイズ』感想【切ない!目の前で恋人を口説かれる幽霊】
死んだ恋人が“幽霊”になって、現世に現れる(しかも合成ではなく、生身の俳優がそのまま演じている)。
設定は『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)と酷似していますが、『オールウェイズ』のほうが先に公開されています。
でも、『ゴースト/ニューヨークの幻』とは決定的な違いがあります。
ピート(ドレイファス)は幽霊となったあと、恋人・ドリンダ(ハンター)にはずっと気づかれないまま。
若い青年とイチャイチャし始めるドリンダ。それを見守るしかないピート。
地獄でしょ! ヘビの生殺しでしょ!
そんなピートに、天使のハップ(ヘップバーン)は告げます。
「“生きてよかった”という喜びの心があるなら、あなたが得たものを次の人に渡すのよ」
ドリンダの幸せを願うなら、いつまでも彼女の心を縛ってはいけない、と。
深い。
大女優ヘップバーンが語るセリフだけに、深い。