映画ときどき海外ドラマ

映画・ドラマを楽しむブログ。たまに雑学。

『麗しのサブリナ』簡単あらすじ!ヘップバーンの魅力再発見!

麗しのサブリナの簡単あらすじ

永遠の妖精・女優オードリー・ヘップバーンは、映画『ローマの休日』で一躍スターとなりました。しかし、このときはまだ新進女優でした。

 

彼女の人気を不動のものとしたのが、次の主演作『麗しのサブリナ』です。

 

映画『麗しのサブリナ』概要と要約

 

『麗しのサブリナ』は、1954年に公開されたロマンティック・コメディ映画です。実際には、ラブ・ロマンスというジャンルにわけたほうが適切かもしれません。

 

麗しのサブリナ
原題 Sabrina
製作国 アメリカ
公開年 1954年
上映時間 113分
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 ビリーワイルダー、アーネスト・レーマン他
出演 ハンフリー・ボガート、オードリー・ヘップバーン

 

『カサブランカ』のハンフリー・ボガートと、『ローマの休日』で大スターとなったオードリー・ヘップバーンの共演作です。

 

お抱え運転手のひとり娘が、大金持ちの兄弟のあいだで心がゆれ動いてゆく、というストーリーです。

 

 

『麗しのサブリナ』あらすじと感想

 

簡単なあらすじ

 

サブリナは、大富豪ララビー家のお抱え運転手・トーマスのひとり娘。ララビー家の大邸宅のすぐ隣りに住んでいます。ララビー家には、貿易会社を営む長男のライナス、プレイボーイの次男・デイビッドという兄弟がいました。

 

サブリナは次男デイビッドに片思いをしていましたが、デイビッドはサブリナのことなど眼中になし。すでに、銀行の頭取の娘と婚約していました。傷ついたサブリナは、車庫で排ガス自殺をしようとしますが、ライナスが助けてくれます。

 

サブリナは心をリセット。女を磨くためパリに留学して、料理を学びます。

 

 

すっかり垢ぬけた美女となって、サブリナは帰国します。するとデイビッドは、彼女の魅力に気づき、パーティに誘います。デイビッドの父は、プレイボーイの次男にかんかん! 父とデイビッドは大げんかになります。

 

待ち合わせをすっぽかされたサブリナの相手をしたのが、ライナスでした。会社の合併のため、デイビッドに早く身を固めてほしいライナス。本当なら、弟の遊び相手・サブリナは邪魔な存在です。

 

しかし、そうとわかりつつ、ライナスはサブリナに惹かれてしまうのでした・・・

 

ヘップバーンの魅力再発見!

 

 

 

いま見ても、スクリーン上のオードリー・ヘップバーンの存在感に目を奪われます。エキゾチックな風貌。バレリーナのような華奢な体型。

 

 

同時代に活躍したエリザベス・テイラーやマリリン・モンロー達とは、やはり180度印象が異なります。当時は、グラマーでなければ活躍できないという風潮があったので、余計に異彩を放っています。

 

ヘップバーンは、鼻が高いことや痩せていることに、相当なコンプレックスを持っていたのだとか。高い鼻やとんがった耳に視線がいかないようにメイクを研究し、眉毛や目を強調するスタイルになったそうです。

 

 

白黒映画の魅力を再発見!

 

久しぶりに白黒映画を観ると、やっぱりいい! 短いカットを重ねすぎて、疲れることもない。カメラワークに凝り過ぎて、物語に集中できなくなることもない。

 

役者さんの表情をじっくり見せてくれる。演出が、お芝居の邪魔をしてないんですね。

 

 

 

ビリー・ワイルダーの魅力を再発見!

 

 普通の女の子が、プレイボーイと年上男性の間で揺れる・・・ありふれた物語です。しかし、そこは『アパートの鍵貸します』『お熱いのがお好き』の名脚本家、ビリーワイルダー。

 

とにかく脚本が洗練されている。ムダがない。

 

たとえば、サブリナが失恋から立ち直って、心変わりしたとき。サブリナは父に手紙を書いて、決意を伝えます。

 

手紙を書くサブリナの画に、サブリナの心の声をかぶせる。会話の中でみせるより、はるかに心境の変化が伝わってきます。

 

 

また、ライナス(=ハンフリー・ボガート)のセリフ回しも、粋すぎます。

 

サブリナは、大好きなデイビッドに約束をすっぽかされます。そこに現われたのは、デイビッドの兄・ライナス。彼は、サブリナとダンスします。

 

ライナス「サブリナ。本当は弟にキスしてもらいたかったんだろう?」

 

そう言いつつ、ライナスはサブリナにキス。

 

ライナス「これは弟のキスだ。兄の役目さ

サブリナ「・・・・・・」

 

ボガート! てめえ! このやろ~!(笑)

 

 

ボガートといえば、『カサブランカ』で絶世の美女イングリッド・バーグマン相手に

「君の瞳に乾杯!」

と言い放った男。

 

ライナスのキスは、後半のあるシーンへの伏線となっています。セリフでなく行動に伏線を張るところは、プロの脚本家の技です。