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『ルパン三世 カリオストロの城』あらすじ&キャスト【クラリスの声優は誰?関連本「あれから4年」の内容とは?】

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1979年に公開されながら、いまでも名作と語り継がれるアニメ『ルパン三世 カリオストロの城』が地上波テレビ放送されます。

 

この記事では、『ルパン三世 カリオストロの城』のあらすじと声優についてご紹介。アニメージュ文庫より発売された関連本「あれから4年…クラリス回想」についても、お伝えします。

『ルパン三世 カリオストロの城』地上波放送(2025)はいつ? ジブリ作品ではないの?

『ルパン三世 カリオストロの城』は1979年の日本のアニメーション映画。

精巧な偽札の出どころを知るため、カリオストロ公国に潜入したルパンたちが、公国の後継者争いに巻き込まれるサスペンスです。

「ルパン三世」の長編映画としては、『ルパン三世 ルパンVS複製人間』に続く劇場版2作目にあたります。

映画『ルパン三世 カリオストロの城』
製作年 1979年
上映時間 100分(1時間30分)
監督 宮崎駿
制作会社 東京ムービー新社
原作 モンキー・パンチ
脚本 宮崎駿、山崎春哉
声の出演 山田康雄、島本須美、増山江威子、石田太郎
映画『ルパン三世 カリオストロの城』のテレビ放送は、2025年6月27日(金)。日本テレビ系列「金曜ロードショー」にて。
21:00 ~ 23:09

(出典:アンク@金曜ロードショー公式 on X)

【関連】【2025年】地上波映画の放送カレンダー「金曜ロードショーと午後のロードショー」 - 映画ときどき海外ドラマ

 

『ルパン三世 カリオストロの城』の公開は1979年

制作会社は、『AKIRA』や『あしたのジョー2』を製作した「東京ムービー新社」(現:トムス・エンタテインメント)です。

スタジオジブリは1985年に設立されますので、『ルパン三世 カリオストロの城』はジブリ作品ではありません。

『ルパン三世 カリオストロの城』あらすじ【結婚を迫られている大公の娘を救え!】

 

カリオストロの城あらすじネタバレなし

カリオストロ公国へ潜入! 花嫁とルパンの関係は?

 1968年、モナコ。

 

大怪盗のルパン(声:山田康雄)と次元(声:小林清志)はカジノから大金を盗み出し、車で逃走していました。ルパンは札束に囲まれて上機嫌でしたが、紙幣はニセ札「ゴート札」だったことが判明します。ルパンと次元は、ニセ札の出所とみられるカリオストロ公国へ向かいます。

 

カリオストロ公国に入国したルパンと次元は、ウェディングドレス姿の女性が黒ずくめの集団から追いかけられているのを目撃。彼女は、この国の大公の娘・クラリス(声:島本須美)でした。ルパンはクラリスを助け出そうとしますが、崖の下に転落して気を失います。クラリスは別の追っ手に連れ去られてしまいます。 

(出典:アンク@金曜ロードショー公式 on X)

 ルパンは、クラリスが残していった指輪を見て、ハッとします。

 

10年前、ルパンがまだ、かけだしの泥棒だった頃。「ゴート札」の謎を探ろうと、カリオストロ公国に潜入した時がありました。
ルパンは失敗して重傷を負いますが、そのとき助けてくれたのが幼いクラリスだったのです。

ルパンの予告状! 花嫁はいただきます!

クラリスは、父に代わって国を治めるカリオストロ伯爵(声:石田太郎)に結婚を迫られていました。そんな伯爵のもとに、ルパンから予告状が届きます。

 

「色と欲の伯爵どの。花嫁はいただきます。近日参上! -ルパン三世」

 

ルパンは石川五右衛門を呼び出します。すでに使用人として潜入していた峰不二子からも情報を得て、クラリスを盗み出すつもりです。

 

いっぽう。 伯爵のもとには、インターポール(=国際警察)から銭形警部が差し向けられます。伯爵も、カリオストロ公国の衛視に協力を呼びかけ、警備体制を整えます。

城内には対人レーザーシステムも備えられ、難攻不落。まさに鉄壁の警備態勢ですが・・・

 

【関連】名言とふり返る名シーン

www.entafukuzou.com

【クラリスの声優は誰?】『ルパン三世 カリオストロの城』登場人物&キャスト

 ルパン三世・・・山田 康雄(やまだお やすお)

(出典:アンク@金曜ロードショー公式 on X)

 主人公。フランスの大怪盗アルセーヌ・ルパンの孫で、変装の名人。女ったらしで愛嬌たっぷり。

 かつてゴート札の謎を追ってカリオストロ公国に潜入したことがあり、クラリスに救われたことがある。

クラリス・・・島本 須美(しまもと すみ)

(出典:アンク@金曜ロードショー公式 on X)

 カリオストロ公国の大公の娘。両親をなくし、伯爵から政略結婚をせまられている。「銀のヤギの指輪」の持ち主。

 

クラリスの声を担当したのは、島本 須美さん。

『めぞん一刻』の音無響子 役、『名探偵コナン』の工藤有希子 役などで知られる人気声優です。また、ジブリ映画『風の谷のナウシカ』では、主人公・ナウシカの声を担当しています。

カリオストロ伯爵・・・石田 太郎

(出典:アンク@金曜ロードショー公式 on X)

 カリオストロ公国の政治を実際に動かす実力者。ニセ札「ゴート札」の密造を取り仕切っている。「金のヤギの指輪」の持ち主。

次元 大介・・・小林 清志(こばやし きよし)

ルパンの相棒で射撃の名手。常に、紺系の背広とソフト帽という服装。ルパンと一緒にカリオストロ公国にやってくる。

石川五ェ門・・・井上真樹夫(いのうえ まきお)

ルパンの一味で、名剣「斬鉄剣(ざんてつけん)」の使い手。居合切りの達人でもある。物静かで多くを語らないが、おちゃめな一面も見せる。

峰 不二子・・・増山 江威子(ますやま えいこ)

ある時はルパンの味方となり、ある時は敵となる美女。本作では、カリオストロの城の秘密を探るため、単独で潜入していた。

銭形警部・・・納谷 五郎(なや ごろう)

 インターポール(=国際警察)の捜査官で、ルパン逮捕に執念をもやす。

ジョドー・・・永井 一郎

 伯爵に仕える執事。顔色が悪そう。 

 グスタフ・・・常泉 忠道(つねいずみ ただみち)

 城内の警備にあたる衛視隊長。

庭師の老人・・・宮内 公平(みやうち こうへい)

 大公家に仕えていた庭師。伯爵との戦いで負傷したルパンたちを匿ってくれた。

関連本「あれから4年…クラリス回想」の内容とは?

映画『ルパン三世 カリオストロの城』の公開から4年後の、1983年

アニメージュ文庫から、「あれから4年…クラリス回想」という関連本が発売されています。

 

 

騒動の後を思わせるクラリスの表紙と、「あれから4年」というタイトルから、“映画版の後日談”だとかん違いする人も多いでしょう。

 

しかし、実際の内容は、映画の名場面をカラーで載せた「フォトブック + 制作秘話」です。『カリオストロの城』の物語の続きが読める本ではないです。

ただ、映画のラストで“クラリスがどう行動すべきか?”を、宮崎監督がどのような意図をもって演出したかがわかる貴重な本です。

 

“後日談”だと思って購入すると肩透かしをくらいますが、宮崎監督の作り手としての信条がわかる貴重なインタビューを読めます。