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『コールドケース』シーズン1感想!アメリカ版は切ない推理ドラマ

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『コールドケース』シーズン1感想!アメリカ版は切ない推理ドラマ

アメリカではシリアス路線の刑事ドラマが人気です。『CSI:行動科学捜査班』『クリミナルマインド 行動分析課』 など、10シーズンを越えるものも珍しくありません。

 

そんな中、個人的におすすめしたいのが『コールドケース 迷宮事件簿』です。

 

 海外ドラマ『コールドケース』概要

 

『コールドケース 迷宮事件簿』は、2003年から2010年までCBSで放送された、アメリカの刑事ドラマ。未解決の殺人事件を、女性刑事リリーを中心とする刑事たちが解決してゆきます。

コールドケース 迷宮事件簿
ジャンル 刑事ドラマ
タイプ 1話完結もの
シーズン数 シーズン7
1シーズンの総数 18~24話
ショーランナー ジェリー・ブラッカイマー、メレディス・スティーム
出演 キャスリン・モリス、ジョン・フィン

 

 日本では、2010年に本作をパクったにインスパイアされた『絶対零度』が放送されています。また2016年には、WOWOWが正式にリメイク権を買い取り、吉田羊 主演で『コールドケース~真実の扉~』が制作されています。

 

アメリカドラマ『コールドケース』の特徴と感想

 

各話の構成

 

『コールドケース 迷宮事件簿』は1話完結もので、ドラマの構成が決まっています。

 

① いまから数年~数十年前・・・事件発生(当時のヒット曲が流れる)

② 現在・・・被害者遺族などがリリーの前に現れ、再捜査を依頼。

③ 再捜査・・・関係者への聞きこみ。見過ごされていた証言・新たな証拠によって、容疑者は二転三転する。

④ 解決・・・犯人が連行される(当時のヒット曲が流れる)

 

 再捜査では、現在パートと回想パートがあり、同じ人物でも過去と現在では演じる役者が違います。

 

アメリカの負の歴史が学べる、社会派ドラマ!

 

各エピソードでは、当時の社会情勢がテーマとなることもあります。ベトナム戦争、朝鮮戦争、KKK(白人至上主義団体)、エイズ、イラク戦争など。中には、アメリカにとって掘り返されたくない負の歴史に迫るものもあり、見ごたえがあります。

 

当時の世相や人々の考え方が浮かび上がってくる、見事な構成です。教科書では学べないような歴史を、“推理ドラマ”というエンタメ形式で見せてくれます。

 

リリーは冷たい女? 人情刑事ものとは一線を画すテイスト

 

DVD『コールドケース』リリー

日本では、『はくれ刑事』や『科捜研の女』のような人情刑事ものが人気です。被害者遺族に寄り添い、情緒に訴えるようなドラマが愛されています。

 

それに比べたら、『コールドケース 迷宮事件簿』の刑事たちは情に乏しい印象を受けます。事件の関係者に必要以上に同情はせず、真実だけをつきつめてゆきます。特に主人公の女刑事リリーは感情を見せないため、“冷たい女”に見えるかもしれません。

(⇦ シーズンを追うごとに、リリーがトラウマを克服してきた女だとわかってきます)

 

昔の事件を掘り起こされた関係者たちは、捜査に非協力的です。感情的になって、リリー達に辛くあたります。事件を解決したところで、感謝してくれるのは依頼人ぐらいです。

 

それでもリリーたちは地道に聞きこみを続け、解決の糸口を探ってゆきます。起こったばかりの事件なら、すぐに解決すればカタルシスを得られるでしょう。でも、長年のあいだ未解決だった事件の場合、犯人を捕らえても物悲しさや切なさが残ります。このビターな味わいがたまりません。

 

Amazonプライムビデオ『コールドケース』シーズン1(字幕版)

 

 

アメリカ版『コールドケース』の評価

 

 シーズン1のみの映画サイトの評価です。

 

Amazon:★★★★☆ 4.2

Filmarks:★★★★☆ 4.0

 

『コールドケース』DVDも出ていない裏事情

 

アメリカでは7シーズンも続き、海外ドラマファンにも高い評価を受けている『コールドケース 迷宮事件簿』。しかし、DVD化されていません。

 

その理由が、各エピソードでふんだんに使われている当時のヒット曲。CMで聞いたことがあるような名曲ばかりです。これらのヒット曲は、販売元のレコード会社がそれぞれ違うので、権利関係をクリアできずソフト化されていないのです。