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トレイン・ミッションみたいな映画!『乗り物サスペンス+α』おすすめ8選

トレイン・ミッションみたいな映画『フライト・ゲーム』

リーアム・ニーソン主演『トレイン・ミッション』は、とても面白い映画でした。通勤電車に乗った100人あまりの乗客から、《ある人物》を探すサスペンス要素。そして、大迫力の列車アクション。

 

関連:『トレイン・ミッション』のあらすじと考察

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いわゆる、複数の要素をもつジャンル・ミックスものです。そこで、『トレイン・ミッション』のように、乗り物サスペンスに別ジャンルの要素が加わった『乗り物サスペンス+α』映画を集めてみました。

 

『フライト・ゲーム』(2014年)

 

乗り物サスペンス+アクション

サスペンス度:★★★★☆

アクション:★★★☆☆ 

 

 

ロンドン行きの旅客機に乗りこんだ、航空保安官のビル。夜中になって、彼の携帯にメールが届きます。

「指定の口座に1億5000万ドル送金しろ。さもなくば、20分ごとに乗客を殺す」

乗客を調べるビル。しかし、神経症のように取り乱すビルを見ているうち、乗客の疑いはビルに向けられ・・・

 

監督のジャウム・コレット=セラ、主演のリーアム・ニーソンのコンビは、『トレイン・ミッション』と同じ組み合わせ。主人公が犯人から理不尽な要求をされ、パニックに陥るという設定はそっくりです。

 

監督自身も、

「『トレイン・ミッション』は、『フライト・ゲーム』の精神的続編である」

と、語っています。

 

 

 

『バルカン超特急』(1938年)

 

乗り物サスペンス『バルカン超特急』

 

乗り物サスペンス+アクション

乗り物サスペンス:★★★★★

アクション:★★☆☆☆

 

 戦争間近のヨーロッパ。ロンドン行きの列車に乗りこんだアイリスは、ミス・フロイという老婦人と知り合います。ところが、アイリスがひと眠りしたあと、ミス・フロイの姿は消えていました。

 

おかしなことに、乗客も乗務員も「老婦人なんか知らない」と言い張ります。乗客たちは、魔術師や尼僧、外科医など、怪しいヤツばかり。孤立無援のアイリスの味方になってくれたのは、青年ひとりでした・・・

 

 

監督は、『鳥』『サイコ』などで知られる巨匠、ヒッチコック。【列車サスペンス+アクション】というジャンル・ミックスものの型を作った記念すべき作品です。のんびりした雰囲気から、いっきに緊張感を増してゆく演出は、やはり名監督!

 

 

『フライトプラン』(2005年)

 

航空パニック『フライトプラン』

 

乗り物サスペンス+パニック

サスペンス度:★★★☆☆

パニック:★★★★★

ツッコみたくなる度:★★★★☆

 

 愛する娘とニューヨーク行きの飛行機に乗った、航空設計士のカイル。機内で眠っていた彼女が目を覚ますと、娘の姿がどこにもない!

 

荷物もチケットもない。娘が乗ったことを誰も覚えてない。娘がいたのは妄想? それとも何者かの陰謀? カイルのたった一人の闘いは始まります・・・

 

「限定された空間で、人ひとり行方不明になる」という設定は、『バルカン超特急』そっくり。それでも、アカデミー女優ジョディ・フォスターの演技もあり、緊迫感はかなりのもの。夫を失ったばかりで悲しみに暮れている、という設定もウマい。

(⇦ 妄想をみても不思議じゃない、という状況づくり)

 

ただし、この映画、真相を知ったあとに激しくツッコみたくなります。ツッコミどころを含めて楽しめる、おおらかな人向け。

 

『夜行列車』(1959)

 

乗り物サスペンス+人間ドラマ

サスペンス度:★★★☆☆

群集心理:★★★★★

 

ポーランドの首都ワルシャワから地方へ向かう夜行列車には、さまざまな乗客が乗り合わせていました。切符なしで乗車した男。恋人と別れる決心をした女。牧師さん。新婚のカップル。不眠症に悩む男・・・

 

真夜中になって、その列車に警官が乗りこんできます。

「この中に、殺人犯が乗っている!」

乗客たちのあいだに動揺が広がり・・・

 

『尼僧ヨアンナ』『影』などで知られるポーランドの巨匠、イェジー・カヴァレロヴィチによる群像劇。光と影を巧みに使った美しい映像。水面に波紋が広がっていくような、見事な心理描写。

 

ヨーローッパのアート系映画が好きな人におすすめ!

 

 

 

『大陸横断超特急』(1976年)

 

乗り物サスペンス+コメディ+ロマンス+列車アクション

サスペンス度:★★☆☆☆

コメディ:★★★★☆

ロマンス:★★☆☆☆

アクション:★★☆☆☆

 

大陸横断鉄道に乗りこんだライターが、ある殺人事件を目的。ところが、死んだと思った教授は生きていて・・・

 

一度は列車からつまみ出された主人公ですが、とんでもない手段でまた乗りこみます。

 

列車内サスペンス。美女とのロマンス。とぼけた会話。ド派手な列車アクション。あらゆる要素を詰めこんだ、ジャンル・ミックスものの代表作。キャラクターの個性も豊かで、とにかく楽しい!

 

関連:サスペンスコメディの一級品!

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『パニック・フライト』(2005年)

 

航空サスペンス『パニック・フライト』

 

乗り物サスペンス+スリラー

サスペンス度:★★★☆☆

サイコスリラー度:★★★★☆

 

ホテルで働くリサは、マイアミへ向かう飛行機の中で好青年のリップナーと隣りの席になります。ところが、離陸したとたん、リップナーは豹変! リサの父親を人質にとったリップナーは、乗客のひとりを始末するよう命令し・・・

 

監督のウェス・クレイヴンは、『スクリーム』『エルム街の悪夢』などを作った、ホラーの第一人者。テロリストを演じるキリアン・マーフィーがとにかく怖い! 途中から、笑いと紙一重のホラー展開となります。

 

『新幹線大爆破』(1975年)

 

 乗り物サスペンス+社会派ドラマ

サスペンス度:★★★★☆

社会派ドラマ:★★★★★

 

JRができる前。国が鉄道を管理していた時代。

 

国鉄に、脅迫電話がかかってきます。

「東京発の【ひかり109号】に爆弾をしかけた。80キロを下回ると、爆発する」

犯人側は、乗客を人質として、多額の身代金を要求してきます。

 

・最悪の事態を避けるため、奮闘する国鉄職員

・わずかな手がかりだけで、犯人たちに迫る警察

・パニックになる乗客

・追いつめられてゆく犯人たち

各々の人間ドラマが、熱い!

 

犯人 vs 国鉄・警察の頭脳戦。速度をゆるめられない緊迫感。まさに、最高級のエンターテインメント! 高度経済成長の影の部分を描き、犯人側にも感情移入できる作りとなっています。

 

 

 

『スピード』(1994)

 

乗り物アクション『スピード』

 

 乗り物サスペンス+バス・アクション

サスペンス度:★★☆☆☆

アクション:★★★★★

 

ダウンタウン行きの高速バスに、爆弾がしかけられた!

“バスの速度を下げるな! 時速50マイル(=80キロ)を下回ったら、爆発するぞ!”

現場に向かったSWAT隊員のジャック。ところが、犯人側は次々と理不尽な要求をしてきて・・・

 

『新幹線大爆破』のアイディアを真似しつつ、中だるみ一切なしの超絶アクション! サスペンス度は低めですが、「犯人は何者か?」「なぜ、こんなゲームを挑んでくるのか?」という謎解き要素もあります。