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実話?クロエ・ジャオ監督『ザ・ライダー』あらすじ!フル動画を視聴できる配信サイトは?

クロエ・ジャオ監督の映画『ザ・ライダー』あらすじ!フル動画を視聴できる配信サイトは?

※この記事は、2021年5月に更新しました。

映画『ノマドランド』で第93回アカデミー賞を受賞した、中国人監督クロエ・ジャオ。彼女のひとつ前の監督作『ザ・ライダー』が気になる人もいるのではないでしょうか?

この記事では、『ザ・ライダー』のあらすじと感想、フル動画を視聴できる配信サイトについてお伝えします。

※なお、なるべくネタバレはしません。

 

実話? 映画『ザ・ライダー』の概要

 『ザ・ライダー』は2017年のアメリカ映画。大ケガを負ったカウボーイが、生き方を見つめ直すドキュメンタリータッチの人間ドラマです。

この映画は、クロエ・ジャオの長編デビュー作『Songs My Brothers Taught Me』(2015)の取材中に、彼女が知り合った実在のカウ・ボーイの体験がもとになっています。

映画『ザ・ライダー』
原題 The Rider
製作年 2017年
製作国 アメリカ
ジャンル 西部劇、人間ドラマ
上映時間 104分
監督 クロエ・ジャオ
脚本 クロエ・ジャオ
出演 ブレイディ・ジャンドロー、ティム・ジャンドロー、リリー・ジャンドロー

主演のブレイディ・ジャンドロー自身が事故で後遺症を負ったカウボーイで、家族や仲間のカウボーイもモデルとなった本人たちが出演しています。

当事者が主人公を演じており、彼を取り巻く環境も本物。いっぽう、クロエ・ジャオが書いた脚本に沿って演じさせた、“虚構”の部分もあります。

つまり、「限りなくドキュメンタリーに近いフィクション」という事になります。

 

題材となっている「ロデオ」は、カウボーイが観客の前で腕前を見せる公開競技のこと。暴れる馬や牛に乗り、その乗り方や馬(牛)の暴れっぷりを競う種目や、樽をまわってくる馬のタイムを競う種目などがあります。 

Netflix?Amazonプライム?『ザ・ライダー』を視聴できるのは、どの配信サイト?

映画『ザ・ライダー』を、オンライン上で視聴できる配信サイトはあるのか? おもな動画サービスの配信状況です。

〇は見放題、300円などの金額は「有料レンタル作品」であることを示します。この場合、会員の人でもレンタル料金が発生します。

サービス名 字幕 吹き替え 月額(税込み) 無料体験 特徴
Amazonプライム

300円

500円 30日間 動画視聴の他にも特典がいっぱい!
U-NEXT 2,189円 31日間 韓国ドラマが充実、マンガも読める
Netflix 990円~1980円 なし 海外ドラマ、オリジナル映画に強み
dtv 550円 初月無料 アーティストのLive映像も見られる
Hulu 1,026円 2週間 日テレドラマや、アンパンマンやコナン
Paravi 440円 1,017円 2週間 TBS+テレ東+WOWOW
FODプレミアム 976円 2週間 フジの名作ドラマやバラエティ
ビデオマーケット 299円 550円~ 初月無料 新作ドラマ、アニメに強み

 ※2021年5月11日時点のデータ。動画サービスのラインナップは定期的に入れ替わりますので、最新の配信状況は公式サイトでご確認ください。

各サイト上部の「🔍検索画面」に作品名を入力すれば、配信状況を確認できます。

 

Amzonプライムビデオ、Paravi(パラビ)、ビデオマーケットではそれぞれ有料のレンタル作品として配信されています。いずれも、字幕のみの配信です。

 U-NEXT(ユーネクスト)では、字幕版のみ見放題作品として配信されています。配信期限は、2022年4月6日までとなっています。

 映画『ザ・ライダー』あらすじ【ネタバレなし】

広大な自然が残る、アメリカ中西部のサウスダコタ。

カウボーイのブレイディはロデオの最中に落馬して、頭皮をホッチキスで止めねばならない程の大ケガを負いました。

ブレイディは父親のティムと自閉症の妹リリーとの3人暮らし。父は、これ以上ロデオの大会には出ないように警告しますが、ブレイディはいずれ復帰するつもりでした。

 

しかし、母の墓参りに訪れたブレイディは、右手が思うように動かないことに気づきます。事故の後遺症が残っていたのです。

 

ある日のこと。

カウボーイ仲間と語り合ったブレイディは、兄貴のように慕っていたレインも同じように落馬したことを知ります。

ブレイディが病院へお見舞いに行くと、レインは首から下がほとんど動かず、まともに話すこともできない状態でした。

 

ロデオを続けたら、レインと同じ末路が待っているかも。続けるべき? やめるべき?

 

答えの見つからないまま、ブレイディは近くのスーパーで働き始めます。ブレイディがロデオのスター選手だったことを知る住民は、

「復帰するんだろ?」

「また、ロデオやってください」

と、エールをくれます。

 

しかし、後遺症に苦しむブレイディにとって、その声援は“重荷”となって・・・

▲クリックすると動画が読み込まれます。

感想:クロエ・ジャオはドS?試練に次ぐ試練を与えられるブレイディ!

 脚本の世界では、

「やさしい人より、ドSな人のほうが感動的な話を書ける」

と、言われます。

たいした困難が訪れない主人公より、試練に次ぐ試練を与えられた主人公のほうが、何かを成し遂げたときのカタルシスが大きくなるからです。

 

『ザ・ライダー』の主人公・ブレイディはこれでもかという試練に見舞われます。

  • 落馬によって、頭蓋骨に大ケガを負う。
  • 頭皮を固定していたホッチキスの針を、自分で抜く(痛い痛い!)。
  • 自閉症の妹の将来が不安。
  • 右手に後遺症が残っていることを知る。
  • 同じように落馬した兄貴分は、首から下が麻痺状態。
  • お金に困ってスーパーで働く。
  • 復帰が難しいのに、住民からは「また復帰してね!」と過度な期待をかけられる

 

しかもこの『ザ・ライダー』、カウボーイやその家族を演じているのはモデルとなった本人たち。つまり、落馬で大ケガを負ったカウボーイに、同じ苦しみを追体験させている事になります。なんというドSな監督!! 

 

だけど、とことん追い込まれてゆく主人公に、いつの間にか感情移入している自分がいます。それもどっぷりと。ラストでは自然と涙がこぼれていました。

 

『ザ・ライダー』は、起伏のあるストーリーでもないし、粋なセリフが出てくるわけでもありません。風景は美しいけど、照明を焚いてないので映像もぼやけがち。ハッキリいって、何度も寝落ちしそうになりました。それでも・・・

 

“何者か”になりたかったけど、そのために努力もしたけど、なれなかった人。

こんな人には、ぜひ見て欲しい映画です。夢破れたとしても、そこで“終わり”じゃないことを教えてくれます。思い通りにならない人生でも、私たちは生きていかなくちゃならないから!!