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『MEG ザ・モンスター』あらすじ&キャスト【ハリウッド映画に中国資本が増えた理由とは?】

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『MEG ザ・モンスター』あらすじ&キャスト【ハリウッド映画に中国資本が増えた理由とは?】

※この記事は、2023年7月31日に更新しました。

ジェイソン・ステイサム主演のサメ映画『MEG ザ・モンスター』が、地上波テレビ放送されます。この作品はハリウッド作品ですが、舞台は中国。俳優陣も多くの中国人がキャスティングされています。

 

この記事では、『MEG ザ・モンスター』のあらすじとキャスト&吹き替え声優をご紹介し、ハリウッドに中国資本が増えてきた理由について説明します。

『MEG ザ・モンスター』地上波テレビ放送(2023)はいつ?タイトル“MEG”の意味は?

『MEG ザ・モンスター』は2018年のアメリカ・中国の合作映画。未知の深海で生き延びていた古代の巨大ザメが、人々を襲うパニック&スリラーです。

タイトルの“MEG”は、200万年前に絶滅したといわれる巨大ザメ、メガロドン(Megalodon)の通称です。

映画『MEG ザ・モンスター』
原題 The Meg
製作国 アメリカ
ジャンル パニック
上映時間 113分
監督 ジョン・タートルトーブ(『ナショナル・トレジャー』)
主題歌 トニー・バジル『Hey Mickey』
出演 ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン
映画『MEG ザ・モンスター』のテレビ放送は、2023年8月7日(月)。テレビ東京N「午後のロードショー」にて。
13:40 ~ 15:40

午後ローが見られない地域のかたでも、Amazonプライムビデオですぐ視聴できます。

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『MEG ザ・モンスター』あらすじ【未知の深海に,古代の巨大ザメ“メガロドン”が潜んでいた!】

東シナ海の海溝に、原子力潜水艦が沈没します。

ダイバーのテイラー(ジェイソン・ステイサム)は乗組員の救出に向かいますが、そこで見たのは体長20~30mの巨大ザメでした。テイラーは同僚を助けることができず、責任を取って仕事を辞めます。

それから5年後。

中国の海洋研究所では、マリアナ海溝の海底探査をおこなっていました。探査船は、見たこともない生物が生息する“未知の海溝”を発見します。ところが! 探査船は謎の巨大生物に襲われて、地上に浮上できなくなってしまいます。


海洋研究所のジャン博士は探査船のメンバーを救出すべく、引退していたテイラーに助けを求めるのでした・・・

ヒロインの女優や日本人役は誰? 『MEG ザ・モンスター』キャストと吹き替え声優

役名の下に、俳優/吹き替え声優の順番に表記しています。

ジョナス・テイラー

演:ジェイソン・ステイサム/吹き替え:山路 和弘(やまじ かずひろ)

海難救助のダイバー。沈んだ潜水艦の乗組員の救助に向かうが、全員を助け出すことができなかった。責任を取って引退し、タイで暮らしていたが・・・

テイラーを演じるジェイソン・ステイサムは、人気アクション俳優。

『トランスポーター』『アドレナリン』『メカニック』など、数々のヒット作に主演しています。

スーイン・ジャン

演:リー・ビンビン/吹き替え:魏 涼子(ぎ りょうこ)

海洋研究所の所長・ジャン博士の娘で、若き海洋学者。


スーインを演じるリー・ビンビン(李 冰冰)は、中国の人気女優。

『バイオハザードV リトリビューション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』など、ハリウッド映画にも出演しています。

ジャック・モリス

演:レイン・ウィルソン/吹き替え:伊藤 健太郎

資産家。海洋研究所のスポンサーで、研究費を出している。泳げない。

ミンウェイ・ジャン博士

演:ウィンストン・チャオ/吹き替え:加藤 亮夫(かとう あきお)

海洋研究所の博士。探査船の事故が起こった時、周りの反対を押し切り、テイラーを呼びよせる。

トシ

マシ・オカ/白石 兼斗

深海探査船の乗組員。日本人。

 

トシを演じるマシ・オカは、本名:岡 政偉(おか まさより)。東京都渋谷区の出身です。

渡米し視覚効果アーティストとして働いたのち、俳優に転身。ドラマ『HEROES』のヒロ役でブレイクし、『ゲット スマート』『Death Note/デスノート』などに出演しています。

ハリウッドに中国資本が増えたわけ・・・いまや大作映画のメインスポンサー

『MEG ザ・モンスター』は、アメリカと中国の合作。ワーナーブラザーズとともに、「グラヴィティ・ピクチャーズ」という中国の映画会社も参画しています。舞台となるのは海南省(かいなんしょう)ですし、メインキャストの半分は中国人俳優です。


ハリウッドに中国資本が入ってきたのには、経済的な事情があります。

2008年のリーマン・ショック以降、ハリウッド映画は資金集めに苦労するようになります。映画のスポンサーだったアメリカの投資家・銀行がお金を出し渋るようになったからです。

いっぽう。中国は経済成長を続け、映画においても中国のマーケットは世界第1位となります。2021年のデータでは、映画の市場規模は

  • 中国が世界第1位で、1兆348億円
  • 北米(アメリカ・カナダ)が世界第2位で、6479億円
  • 日本が世界第3位で、2126億円

【参照】世界で最も稼ぐ映画大国はどこか? 〜2021年中国都市映画館・劇場消費指数ランキング

 

資金力をもった中国の映画会社は、「中国人俳優を使うこと&中国でロケをすること」を条件に、ハリウッド映画に出資するようになります。 ハリウッド映画は中国でも大人気なので、投資してもペイできるからです。

(⇧ 『MEG ザ・モンスター』の中国での前売り券は『ワイルドスピード/ファイヤーブースト』を上回っている、と伝えています)

 

  •  『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014)
  • 『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)
  • 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)
  • 『トップガン マーヴェリック』(2020)

いわゆるブロック・バスター映画(=お金をかけた大作映画)には、中国の出資に頼るハリウッド作品が増えています。“中国のマーケットで大ヒット=世界市場での成功”を意味しますので、ハリウッド側としても中国資本と協力することにメリットがあるのです。