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韓国版『セブン』?グロ映画『カル』あらすじ!ここまでやるから面白い

韓国版『セブン』?グロ映画『カル』あらすじ

ポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を獲ったとき、映画ファンの一人として思いました。「なぜ日本映画は、韓国映画とこんなに差がついてしまったのか?」

 

韓国映画『カル』を見て、その答えがわかったような気がします。

 

韓国映画『カル』の概要と上映時間

 

『カル』は、韓国で1999年に公開されたサスペンス・スリラー映画。猟奇殺人を調査していた刑事が、重要参考人の美しい女に惹かれてゆく姿が描かれます。上映時間は118分。

カル
原題 텔 미 썸딩
製作国 韓国
製作年 1999年
ジャンル サスペンス・スリラー
上映時間 118分
監督 チャン・ユニョン
出演 ハン・ソッキュ、シム・ウナ

 

 

グロ映画『カル』の内容と評価

 

 ストーリー

 

ソウルで二件のバラバラ殺人事件が発生します。特別捜査班のチョ刑事(ハン・ソッキュ)が事件を担当しますが、現場には別の人間の身体の一部もまじっていて、捜査は難航します。

 

わかったのは、 犯人には解剖の技術があるらしいことだけ。そんな中、第三の犠牲者が出ます。死体の歯の治療跡から身元引受人がわかり、チョ刑事は犠牲者の元・恋人だったチェ・スヨン(シム・ウナ)に会いにゆきます。

 

すると、驚愕の事実がわかります。なくなった3人は、すべてチェ・スヨンの元・交際相手だというのです。話を聞くうち、チェ・スヨンに執着するストーカーの存在もあきらかとなり・・・

 

 大手映画サイトの評価

 

ヤフー映画:★★★☆☆ 3.2

フィルマークス:★★★☆☆ 3.4

Amazon:★★★★☆ 4

 

 

 

 

感想:韓国版『セブン』? ここまでやるから面白い

 

猟奇殺人を追う刑事を描いた作品といえば、デビッド・フィンチャー監督の『セブン』(1995)が思い出されます。『カル』が作られたのが1999年ですので、『セブン』を意識しているのは間違いないでしょう。ただし、大きな違いがあります。

 

『カル』には、冒頭からすさまじいグロ描写があります。子どもが絶対見られないレベル。グロ描写に耐性がある人でも、食事しながらでは無理でしょう。

 

それでも中盤に行くにしたがい、サスペンスとしての面白さが際立ちます。ベタな手がかりを与えるのではなく、人物のセリフや表情から細かなヒントを浮かび上がらせてゆきます。ミステリー好きが喜びそうな、丁寧に伏線を張った作品です。

 

 

『カル』は公開時、韓国の興行成績で1位を獲得しています。日本では、こんなゴア描写のある作品がトップになるなんて、あり得ません。ゆきすぎた暴力描写やグロ描写があっても、面白ければヒットするという下地が韓国にはあります。

 

表現の幅を認めてくれるので、韓国映画は質が高いのだと思います。