g-
※この記事は、2023年10月に更新しました。
「謎が難解すぎて、推理ファンが考察に夢中になったベストセラー!!」
ウンベルト・エーコ原作の推理小説を映像化したドラマ、『薔薇の名前』がNHKのBS4Kで放送されました。
この記事では、ドラマ『薔薇の名前』の第1話のあらすじをご紹介。また、インターネットで『薔薇の名前』を配信している動画サービスと、視聴するための手順をくわしくご紹介します。
- ドラマ『薔薇の名前』NHKのBS4Kでのテレビ放送(2021)は、いつ?原作の文庫はある?
- アマゾンプライム?Netflix? ドラマ『薔薇の名前』見逃し配信はどこ? サブスクで視聴するには?
- 【用語解説つき】海外ドラマ『薔薇の名前』あらすじ【ネタバレなし】
ドラマ『薔薇の名前』NHKのBS4Kでのテレビ放送(2021)は、いつ?原作の文庫はある?
『薔薇の名前』は、イタリアの連続ドラマ。
14世紀イタリアの修道院を舞台に、修道士とその弟子が連続怪死事件の謎にいどむミステリーです。
海外ドラマ『薔薇の名前』 | |
---|---|
原題 | The Name of the Rose |
制作国 | イタリア、ドイツ |
ジャンル | ミステリー |
放送期間 | 2019年 |
シーズン数 | シーズン1 |
話数 | 全8話 |
原作 | ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」 |
出演 | ジョン・タトゥーロ、ルパート・エヴェレット、ダミアン・ハルドン |
海外ドラマドラマ『薔薇の名前』の放送は、2021年11月7日(日)、11月14日(日)、11月21日(日)、11月28日(日)。NHKのBS4Kにて。
全8話を、1日につき2話ずつ放送してゆきます。
ドラマ『薔薇の名前』の原作は、ウンベルト・エーコの同名小説です。
原作『薔薇の名前』には、異端審問や普遍論争といった歴手的事実あり、聖書やキリスト教神学からの引用あり、さらにホームズなど探偵小説へのオマージュあり・・・あまりに膨大な知識が含まれているので、読むのは超・難解です。
その代わり、キリスト教の歴史を勉強したり、小説のレパートリーが増えてから読むと、だんだん面白さがわかってきます。
アマゾンプライム?Netflix? ドラマ『薔薇の名前』見逃し配信はどこ? サブスクで視聴するには?
ドラマ『薔薇の名前』の見逃し配信は、サブスクリプション(=定額制の配信サービス)で視聴できるのか? おもなサービスの配信状況です。
サービス名 | 配信 | 月額 | 無料体験 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
Amazonプライムビデオ | 1話220円 | 600円(または年会費5,900円) | 30日間 | コスパ最強!音楽の聴き放題もあり |
U-NEXT | 〇 | 2,189円 | 31日間 | 圧倒的な映画の配信数! |
Netflix | ✕ | 790円~1980円 | なし | 海外ドラマに強い |
Hulu | ✕ | 1,026円 | 2週間 | 日テレドラマのスピンオフ |
ディスニープラス | ✕ | 990円 | なし | ディズニー+マーベル作品 |
Lemino | 〇 | 990円 | 31日間 | 旧dtv。感情にもとづく検索機能 |
FODプレミアム | 〇 | 976円 | 2週間 | フジのドラマやバラエティ中心 |
ABEMAプレミアム | ✕ | 960円 | 2週間 | リアルタイム放送と録画番組 |
ビデオマーケット | ✕ | 550円~ | 初月無料 | 新作ドラマに強み |
※2023年10月12日調べ。動画サービスの配信作品は定期的に入れ替わりますので、最新の配信作品は公式サイトをご確認ください。
2023年8月時点では、ドラマ『薔薇の名前』は、Amazonプライムビデオ、U-NEXT(ユーネクスト)、Lemino(レミノ)、FODプレミアムで配信されています。
U-NEXTでドラマ『薔薇の名前』を見るには?
U-NEXT(ユーネクスト)は、月額2,189円の動画配信サービスg-。海外ドラマの作品数がズバ抜けて多いのが特徴で、『宇宙戦争』や『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などを視聴できます。
ドラマ『薔薇の名前』は、全8話で字幕版です。
※ 本ページの情報は2023年11月15日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
FODプレミアムでドラマ『薔薇の名前』を見るには?
FOD(フジテレビ・オンデマンド)プレミアムとは、フジテレビが運営する動画配信サービスです。フジテレビのドラマやバラエティを中心に配信。数こそ少ないものの、映画や海外ドラマも配信しています。
ドラマ『薔薇の名前』は、「見放題」作品として配信中。全8話で、字幕版です。
【用語解説つき】海外ドラマ『薔薇の名前』あらすじ【ネタバレなし】
※たくさん専門用語が出てくるので、ところどころ解説を入れています。
14世紀はじめのイタリア。
ヨーロッパでは、異端審問(いたんしんもん)の嵐が吹き荒れています。教皇ヨハネス22世と神聖ローマ皇帝は、はげしい権力争いをしていました。
(⇦ “異端審問”とは、カトリックの正教会とは違う宗派を信じている人を裁くこと)
皇帝の指示をうけたフランシスコ会の修道士・ウィリアムは、ど田舎の修道院へ向かっていました。
(⇦ “フランシスコ会”とは、正式名称「小さき兄弟たちの修道会」。貧しかったキリストの生涯を手本にして、財産は持たずに信徒からのほどこしを受けて、活動していた)
ウィリアムの目的は、皇帝に反発し、フランシスコ会とも対立する教皇ヨハネス22世の使節団と神学論争をするため。
(⇦ ここでいう神学論争とは、清貧論争のこと。お金持ちの信者から寄付を受けて私腹を肥やす修道院と、清らかで貧しい生活を理想とする一派のあいだで、論争があった)
ウィリアムは、途中で若き見習い修道士・アドソと知り合い、一緒に連れてゆきます。
▲クリックすると動画が読み込まれます。
さて、ウィリアムとアドソがベネディクト会修道院に到着すると、修道院長のアッボーネは迎え入れてくれます。しかし、修道院内は大さわぎになっていました。
前の晩に、装飾士の修道士・アデルモが変死体で見つかったのです!
ウィリアムは話を聞くため、修道院内にある写字室を訪れます。
(⇦ “写字室”とは、写本を作るための部屋。当時はまだ印刷による複製技術が広まってなかったため、重要な書物を“書き写して”いた)
ウィリアムはそこで、図書館長のマラキーアやギリシャ文学の専門家・ヴェナンツィオ、修辞学者のベンチョ、目の見えない修道士・ホルヘと知り合います。
(⇦ “修辞学”とは、読み手・聞き手を感動させるような表現や言い回しを研究する学問のこと)
ベンチョの証言によれば、アデルモが描いた絵をめぐって、ホルヘとヴェナンツィオが議論を交わしており、その中に「アフリカ」という言葉が出てきたといいます。
次の朝。
豚小屋で、第2の犠牲者が見つかります。あいつぐ修道士の死には、閲覧してはいけない本(=禁書)が関係しているらしいのですが・・・