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『グッドモーニング、ベトナム』あらすじ&キャスト【ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』も聴ける!】

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『グッドモーニング、ベトナム』あらすじ&キャスト【ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』も聴ける!】

「戦争の真実を隠すのか? 平和の幻想を植え付けたいのか!」

毒舌の中に隠された、鋭いメッセージ。厚い友情。埋められない文化の溝。

 

観る者の感情を揺さぶるコメディ映画の名作、『グッドモーニング、ベトナム』がBSでテレビ放送されます。

この記事では、『グッドモーニング、ベトナム』のあらすじとキャストをご紹介。また、ロビン・ウィリアムズのおすすめ映画もご紹介します。

『グッドモーニング、ベトナム』NHKのBSプレミアムでの放送(2023)はいつ?

『グッドモーニング、ベトナム』は1987年のアメリカ映画。

米軍が駐留していた、ベトナム戦争初期のサイゴン。アメリカ兵の士気を上げるために呼ばれたラジオDJが、毒舌全開の放送で大騒動を起こすコメディです。

実在したラジオDJ、エイドリアン・クロンナウアの実体験が元になっています。

映画『グッドモーニング、ベトナム』
原題 Good Morning, Vietnam
上映時間 121分
監督 バリー・レヴィンソン(『レインマン』)
主題歌 ルイ・アームストロング『この素晴らしき世界』
出演

 ロビン・ウィリアムズ、フォレスト・ウィテカー

受賞歴

 ゴールデングローブ賞 主演男優賞( ロビン・ウィリアムズ)

 『グッドモーニング、ベトナム』のテレビ放送は、2023年5月30日(火)。NHKのBSプレミアム「BSシネマ」にて。
13:00 ~ 15:02

字幕スーパーでの放送です。

 

主題歌は、トランペット奏者ルイ・アームストロングの『この素晴らしき世界』

▲クリックすると動画が読み込まれます。

ホンダ・シビックのCMにも使われた名曲ですが、『グッドモーニング、ベトナム』でこれ以上ない皮肉な使われをしています。

「永遠に 永遠に この瞬間が続けばいいのにな」

という歌詞を覚えておくと、その意味がわかります。

『グッドモーニング、ベトナム』あらすじ【陽気なDJが、アメリカのベトナム介入を痛烈に皮肉る!】

1965年。アメリカはベトナム戦線拡大を狙い、南ベトナムに次々と兵士を送りこんでいました。サイゴンではアメリカ軍や親米政権に対する反発も強く、テロが頻発しています。

 

米軍ラジオ放送のテイラー局長は、クレタ島から人気DJのクロンナウア(ロビン・ウィリアムズ)を呼びよせます。クロンナウアの爆笑トークで、兵士の士気を高めようという狙いです。

 

ラジオブースに入ったクロンナウアは、いきなりハイテンションでしゃべり出します。

「Goo-o-o-o-d モーニング ベトナ~ム! テスト放送と違うぜ、ロックンロールだよ!」

 

ニクソンに対する皮肉、映画『オズの魔法使い』のモノマネ、米軍に対する毒舌など、マシンガントークは止まりません。さらに、ラジオ局が用意したレコードは流さず、ロックンロールをかけまくる始末・・・

 

規範を重んじるディッカーソン曹長ホーク少尉は、クロンナウアのトークに不快感をあらわにします。ところが、兵士たちには大ウケ。夢中になってラジオを聴くようになります。

 

さて、町に出かけたクロンナウアは、ベトナムの少女・トリン(チンタラー・スカパット)にひと目ぼれ。トリンが学校で英語を学んでいると知ったクロンナウアは、自転車に乗ってあとを付けますが・・・

(※ DVDやブルーレイには、吹き替えは入っていません)

ロビン・ウィリアムズのおすすめ映画は?『グッドモーニング、ベトナム』キャスト

エイドリアン・クロンナウア上等兵

演:ロビン・ウィリアムズ

ギリシャのクレタ島で、人気のラジオDJだった。テイラー将軍に招かれ、サイゴン放送局にやってくる。

毒舌トークの一部を紹介すると・・・

「・・・続いて交通情報。ホーチミン・ルートの状況はいかが? 相変わらずの状態です。水牛の衝突事故で、ツノが散乱してます

ナパーム落としてバーべQにするっきゃない!

 

クロンナウアを演じたのは、アメリカの俳優ロビン・ウィリアムズ

もともとはコメディアンですが、悲哀に満ちた演技は人間ドラマでも引っ張りだこ。彼の出演作には、ハズレがありません。

《おもな出演映画》

  • 『いまを生きる』(1989)・・・英語教師がエリート生徒たちに“型にハマらない生き方”を教える、人間ドラマ。
  • 『ミセスダウト』(1993)・・・別居中の子供たちに会うため、売れない声優が家政婦になりすますコメディ。
  • グッドウィル・ハンティング(1997)・・・数学の才能を持つ青年と、精神科医の“魂のぶつかり合い”を描く人間ドラマ。
  • 『アンドリューNDR114』(1999)・・・人間の感情を持ったロボットと少女が心を通わせてゆく、SF。
  • 『ストーカー』(2002)・・・孤独なスーパーの店員が、常連客に異常な好意をよせてしまうスリラー。

エディ・モンテスキュー・ガーリック上等兵

演:フォレスト・ウィテカー

サイゴン放送局のスタッフで、クロンナウアを空港で出迎える。冗談が好きで、クロンナウアとは気が合う。

 

ガーリックを演じたのは、アメリカの俳優フォレスト・ウィテカーです。

脇役が多いものの、確かな存在感を残す個性派。『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006年)ではウガンダの独裁者・アミンを演じ、アカデミー主演男優賞を受賞しています。

フィリップ・ディッカーソン曹長

演:J・T・ウォルシュ

クロンナウアの上官。アメリカ政府を皮肉るクロンナウアを、DJから引きずり降ろそうとする。

 

ディッカーソン曹長を演じたのは、アメリカの俳優J・T・ウォルシュ

レスキュー映画バックドラフト(1991)では、主人公を利用しようとする市会議員を演じています。

スティーヴン・ホーク少尉

演:ブルーノ・カービー

クロンナウアの直属の上司。ディッカーソン曹長と一緒になって、クロンナウアを辞めさせようとする。

テイラー将軍

演:ノーブル・ウィリンガム

アメリカ軍サイゴン放送局の局長。兵士の士気を高めるため、クレタ島からクロンナウアを呼ぶ。クロンナウアのジョークが大好き。

ディッカーソン曹長の上司だが、意見が対立する。

トリン

演:チンタラー・スカパット

サイゴンに住む少女。学校に通い、英語を学んでいる。クロンナウアからひと目ぼれされる。

 

トリンを演じたのは、女優チンタラー・スカパット。タイの国民的女優で、36年経った現在でも美貌は健在です。

ツアン

演:ドゥング・タン・トラン

サイゴンの少年。トリンの兄。トリンに言い寄るクロンナウアを、煙たがっている。

ツアンの台詞

「白人はみんなペテン師だ。盗むものを盗むと、さっさと帰国する」

は、鋭い指摘。ツアンが隠し持っていた激しい感情は、のちのち意味を持ってきます。

 

 

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