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『ハンター』(1980)地上波放送!【名優マックイーンの遺作!過去の出演作へのオマージュも?】

『ハンター』(1980)地上波放送!【名優マックイーンの遺作!過去の出演作へのオマージュも?】

「あなたは古いものばかり好むわね。新しいものは嫌なの?」

 

若い妻にそう言われて、タジタジ。

名優マックイーンが“50歳の賞金稼ぎ”を演じた映画『ハンター』が、地上波テレビ放送されます。

この記事では、映画『ハンター』のあらすじをご紹介。また、マックイーンを知らない若い映画ファンに向けて、見どころを語ってゆきます。

映画『ハンター』(1980)地上波テレビ放送はいつ?名優マックイーンの遺作

 『ハンター』は、1980年のアメリカ映画。

脅迫電話を受けた“賞金稼ぎ”の男が、出産を控えた妻を守るため、奮闘する姿を描くアクションです。

『大脱走』、『パピョン』、『タワーリング・インフェルノ』・・・数々のヒット作に出演した名優スティーブ・マックイーンの遺作となります。

映画『ハンター』
原題 The Hunter
製作 1980年
ジャンル アクション、人間ドラマ
上映時間 95分
監督 バズ・キューリック(『シェイマス』)
出演 スティーブ・マックイーン、キャスリン・ハロルド

 映画『ハンター』の地上波放送は、2022年6月4日()の深夜。テレビ東京「サタ☆シネ」にて放送されます。

27:15 ~ 29:00

(つまり、5()の午前 3:15 ~となります)

映画『ハンター』(2011)あらすじ【悲哀とユーモア!“老い”と向き合うマックイーン】

ラルフ・ソーソン(スティーブ・マックイーン)の仕事は、“バウンティ・ハンター”。これは、保釈中に逃亡した囚人を追跡し、実力行使でつかまえることを許された職業です。

 

面倒見のよいソーソンは、更生した囚人たちをときどき家に呼び、彼らの再就職を助けてやっています。みんなからは、親しみをこめて「パパ」と呼ばれていました。

 

ソーソンの悩みは50歳を迎えて、体力の衰えを感じていること。そして、若い妻・ドティ(キャスリン・ハロルド)が、まもなく出産を控えていることです。

高齢の自分が父親となるのが不安だったのです。

 

そんな、ある日のこと。

ソーソンの元に、“脅迫電話”がかかってきます。

「メーソンという名に覚えはあるか? 思い出しとけ! お前の命を奪う」

 

やがて、メーソンの魔の手は妻・ドティにも伸びてゆき・・・

見どころ:過去の出演作へのオマージュも?【老いは“新しい自分との出会い”

 映画サイトの評価

Amazon:★★★★☆ 4.2/5

映画.com:★★★☆☆ 3.1/5

Yahoo!映画:★★★☆☆ 3.3/5

 

  • 一世を風靡した名優の遺作としてふさわしい。包みこむような“おおらかさ”がある
  • 運転の上手いマックイーンが、運転がヘタな主人公を演じる。茶目っ気たっぷり。

見どころ:過去に演じたキャラクターとの対比? 出演作へのオマージュも?

スティーブ・マックイーンは、TVドラマ『拳銃無宿』(1958~1961)で“早撃ちのガンマン”を演じて人気者になりました。

くしくも、このとき演じていた主人公ランダルの職業も、“賞金稼ぎ”。お尋ね者を追いかける役でした。

 

また、『ブリット』(1968)では驚異のドライビング・テクニックを見せたマックイーンが、本作では駐車のたびに車をぶつけてしまうソーソンを演じています。

トウモロコシ畑のシーンでは、お尋ね者の兄弟をトラクターで追いかけていたはずが、逆に追い回されるという、笑いをさそう展開に。

 

さらに、マックイーンは『ゲッタウェイ』(1972)では、妻を平手打ちする粗野な夫を演じました。『ハンター』では、“高齢の父親”になることにおびえ、出産に前向きな妻に気後れします。

犯人を走って追いかける後半にはジャンプをためらい、律儀に階段を使って降りる場面も。

 

加齢による衰えと、過去作のセルフ・パロディ。

マックイーンの全盛期を知っていると、「こんなマックイーンは見たくなかった」と感じる人もいるかもしれません。

 

しかし、妻・ドティとの会話を吟味すると、味わい深いものがあります。

古いブリキのおもちゃ。古いポンコツ車。ソーソンは昔なじみのものを愛し、新しい習慣をなかなか受け入れられません。

 

ドティ「なぜ古さばかりにこだわるの? 新しいのは嫌?」

ソーソン「ロクなものがない」

 

ドティ「でも試さなきゃ。きっと気に入るかもよ。愛してる」

ソーソンは居心地悪そうに笑うと、ラマーズ法を練習する妻を、じっと見つめます。

  • 50歳で初めて父になる自分
  • 走ってすぐに息切れしてしまう自分。

老いを“新しい自分との出会い”と捉え、肯定的に描いているのです。このため、映画としては小粒ですが、前向きな気持ちになれます。