※この記事は、2023年3月に更新しました。
当時13歳のソフィー・マルソーのデビュー作であり、日本でも大ヒットした映画『ラ・ブーム』が、NHKのBSでテレビ放送されます。とっても可愛らしく、楽しいコメディ。多くの人に見てもらいたい作品です。
この記事では、恋愛コメディ映画『ラ・ブーム』のあらすじと魅力をご紹介。配信で見る方法についてもお伝えします。
ソフィー・マルソー主演『ラ・ブーム』テレビ放送(2021)はいつ? 原題の意味は?
『ラ・ブーム』は1980年のフランス映画。
男の子に夢中な13歳の少女の恋模様を、両親の別居騒動にからめて描いた恋愛コメディです。1982年には同じキャストで『ラ・ブーム2』が作られています。
フランス映画『ラ・ブーム』 | |
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原題 | La Boum |
製作 | 1980年 |
製作国 | フランス |
ジャンル | 恋愛コメディ |
上映時間 | 110分 |
監督 | クロード・ピノトー(『スチューデント』) |
脚本 | ダニエル・トンプソン(『シェフと素顔と、おいしい時間』) |
主題歌 | リチャード・サンダーソン『愛のファンタジー』 |
出演 | ソフィー・マルソー、クロード・ブラッスール、ブリジット・フォッセー |
原題の【 La Boum 】は、自宅で開くパーティのこと。ハリウッドの青春映画に出てくる“プロム”に近い印象です。あっちは高校生のダンスパーティですけど。
映画『ラ・ブーム』のテレビ放送は、2021年10月28日(木)。NHKのBSプレミアムの「BSシネマ」にて。
13:00 ~ 14:51
※すでに放送は終了しています。
フランス映画『ラ・ブーム』あらすじ【ネタバレなし】
13歳のヴィック(ソフィー・マルソー)は両親と三人暮らし。
歯科医のパパ・フランソワ(クロード・ブラッスール)には浮気相手がいて、ママ・フランソワーズ(ブリジット・フォッセ)はマンガ家をめざしています。
3人はパリに引っ越してきたばかり。娘のヴィックは新しい学校に転入します。
ヴィックは、すぐに同級生のペネロープ(シェイラ・オコナー)と友だちになります。2人は男の子のこと、自宅で開くパーティ(=ブーム)に、興味津々。
パパもママも自分のことで精いっぱいで、ヴィックにかまってくれるのは、ひいおばあちゃんのプペット(ドゥニーズ・グレイ)だけです。ハープ奏者のひいおばあちゃんは交友関係も広く、恋愛遍歴も華麗でした。
ある夜のこと。
同級生の家で開くパーティに招かれたヴィックは、マチュー(アレクサンドル・スターリング)という男の子にひとめぼれ。向こうも気があるようで、ヴィックは彼とダンスを踊ります。
いっぽう。パパの職場には浮気相手が押しかけ、復縁をせまってきます。浮気相手に対して気持ちが冷めたパパは、ママに隠そうと必死。でも、ついに耐えきれなくなって、ママに本当のことを話してしまいます。
ママの怒りは爆発!
ママは浮気相手の店で暴れたあと、パパとの別居を決意します。
両親の仲も気になるヴィックですが、頭の中はマチューのことでいっぱいです。しかし、“男好き”だと噂のリディアが、マチューに猛アタックをかけ・・・
Grosse nostalgie en regardant 2 films en hommage à Claude Brasseur à la télé : Un éléphant ça trompe énormément et La boum. La société française de 1976 et 1980, on s’aimait, on se quittait, on se retrouvait. Les amours, les amis, les emmerdes. La vie quoi ! pic.twitter.com/fRKK0zq635
— Mathieu Gallet (@mathieu_gallet) December 23, 2020
感想:可愛らしい恋愛コメディ!エスプリの効いたセリフ!
彼氏にやきもちを焼かせようとパパとキスしたり、友だちのおませな妹がヴィックのパパに色目を使ったり・・・
一歩間違えばコントになりそうな設定も、抑えた演出のおかげで可愛らしいコメディとなっています。ウィットに富んだセリフの応酬をピックアックしてみます。
浮気相手「今夜は眠らせないわ。ボクシングの試合よ」
パパ「てことは・・・15ラウンドまでか」
(⇦ 3ラウンドまで頑張るパパ)
ヴィック「“デート”の意味わかる?」
ひいおばあちゃん「映画に行ったり・・・」
ヴィック「違うわ。“デート”は、口にキスすることなの」
(⇦ 恋愛の達人のひいおばあちゃんに、いまどきの言葉をレクチャーする構図が面白い!!)
素敵なのは、まさにケンカしている真っ只中に、相手に気を遣えるところ。
ひいおばあちゃん「(ママの優しさに気付かないパパに)ほんとにバカな男!」
パパ「あんただって、男をモノにできなかったくせに・・・ごめん」
ひいおばあちゃん「若返ったわ。この年で怒鳴られるなんて・・・」
うっかり失言しても、すぐに反省できるキャラクター達!とっても清々しい!!
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