“いい映画”とは、これまでの自分を変えてくれる作品。新しい生き方や価値観を教えてくれる作品だと思います。
Netflixで見た政治ドキュメンタリー『レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち-』は、まさにそんな映画でした。
Netflix『レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち-』概要と内容
『レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち-』の概要
『レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち-』は、アメリカの中間選挙に出馬した4人の女性新人議員を追った政治ドキュメンタリーです。
レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち- | |
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原題 | Knock Down the House |
製作国 | アメリカ |
配信開始 | 2019年 |
上映時間 | 86分 |
監督 | レイチェル・リアース |
出演 | アレクサンドリア・オカシオ=コルテス |
クラウドファンディングで資金を集め、サンダンス映画祭で観客賞を受賞。動画配信サービスのNetflixで配信されています。
『レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち-』の内容
アレクサンドリア・オカシオ=コルテスは、ニューヨークの労働者階級。大学を卒業していますが、ウェイトレスとバーテンダーをしながら生計を立てています。
彼女は、2018年の下院議員選挙に立候補することを決めます。彼女の選挙区には、クローリー議員がいます。14年ものあいだ、対立候補のいなかった大物議員で、金融機関や製薬会社から多額の寄付金を受けています。
政治経験も資金もないオカシオ=コルテスは、無謀な選挙に挑みますが・・・
感想:政治ドキュメンタリー『レボリューション-米国議会に挑んだ女性たち-』が教えてくれたこと
選挙に立候補した4人の女性たちは、みな労働者階級。ウェイトレスや看護師など雇われの身であって、経営者ではありません。
ウェストバージニア州のポーラ・スウェアレンジンは、炭鉱夫の娘です。鉱業会社が水を汚染したせいで、炭鉱夫たちが癌で倒れてゆくのを見ています。
ネバダ州のエイミー・ヴィレラは、看護師。医療保険に加入していなかった娘が搬送されたとき、病院から検査を拒否され、娘を失っています。
みな、パーソナルな理由が原動力となって、立候補しています。当選するかどうかより、「世の中を変えたい」「自分が捨て石となっても、後に続く人が出てくれればいい」という思いで、行動を起こしています。
“お金や能力がそろってなくても、行動したっていい。一歩ふみ出そう!”
この作品が投げかけるメッセージは、政治に興味がない人にも響くと思います。
今日できることを明日に伸ばすタイプの私にも、突き刺さりました。よし、今日できることは、せめて今日の夜やろう!