実写映画『ジャングル・ブック』が地上波テレビ放送されます。『ジャングル・ブック』といえば、1967年製作のディズニーのアニメが有名ですが、実は何度も映画化されています。
この記事では、『ジャングルブック』の概要と吹き替え声優をご紹介します。また、今回テレビ放送されるディズニー版と他の実写作品との比較もします。
- 『ジャングル・ブック』地上波テレビ放送はいつ?
- 実写映画『ジャングル・ブック』ストーリー
- 『ジャングル・ブック』吹き替え声優
- 実写映画『ジャングル・ブック』(2016)の評価
- ディズニー版とは話が違う? 原作や他のアニメ・実写版との比較
『ジャングル・ブック』地上波テレビ放送はいつ?
ディズニーの実写映画『ジャングル・ブック』(2016年公開)のテレビ放送は、2020年6月6日(土)。フジテレビ系列「土曜プレミアム」にて。
21:00 ~ 23:10
公式ツイッターでは、本編ノーカットが告知されています。
📣情報解禁
— 【公式】フジテレビムービー (@fujitv_movie) May 24, 2020
6/6(土)夜9時~『#ジャングル・ブック』を地上波初放送&本編ノーカット🎬
(※一部地域を除く)
少年モーグリと愛すべき動物たちとの絆を描いたエンターテイメント巨編😊✨
番組終わりには「トイ・ストーリー」シリーズの短編「ハワイアン・バケーション」もノーカットでお届け♪ pic.twitter.com/r6TKTsXsV8
実写映画『ジャングル・ブック』ストーリー
人里離れたジャングルで、動物たちといっしょに暮らす人間の少年がいました。
少年は、赤ちゃんのときに森に取り残されたところを、黒ヒョウのバギーラに救われました。そして、メスのオオカミ・ラクシャに預けられ、「モーグリ」と名付けられます。
モーグリは、オオカミの群れの中で育てられました。バギーラからは自然の厳しさを学び、ラクシャからは愛情をいっぱい受けます。
そして、オオカミの群れを束ねるアキーラからは、“ジャングルの掟”を教えられます。アキーラは、モーグリが道具を使うことを許さず、オオカミの群れの一員として生きるように教えたのです。
そんなモーグリの存在を快く思わない者がいました。トラのシア・カーンです。人間に恨みをもつシア・カーンは、モーグリが大きくなれば、やがてジャングルの敵となると考えていました。
モーグリは、シア・カーンから命を狙われるようになり・・・
『ジャングル・ブック』吹き替え声優
モーグリ・・・北原 十希明(きたはら ときあ)
オオカミに育てられた人間の少年。主人公。
バギーラ・・・松本 白鸚(まつもと はくおう)
森に残されたモーグリを助けた黒ヒョウ。
バルー・・・西田 敏行(にしだ としゆき)
ニシキヘビに襲われていたモーグリを助けたクマ。食いしん坊で、自由気まま。“ジャングルの掟”を優先するバキーラとは、考え方が違う。
ラクシャ・・・宮沢 りえ(みやざわ りえ)
メスのオオカミ。4匹の子供オオカミと一緒にモーグリを育てる。
アキーラ・・・大川 透(おおかわ とおる)
オオカミの群れのリーダー。オオカミを繁栄させるため、“ジャングルの掟”をみんなに守らせる。
シア・カーン・・・伊勢谷 友介(いせや ゆうすけ)
力を見せつけるため狩りをする、凶暴なトラ。みんなから恐れられている。左目にケガを負わされたことが原因で、人間を恨んでいる。
キング・ルーイ・・・石原 慎一(いしはら しんいち)
ジャングルの廃墟に住む、ギガントピテクス(⇦ 大きすぎて絶滅したといわれる類人猿)。人間になりたいと思っていて、火を扱えるモーグリを羨ましがる。
カー・・・朴 璐美(ぱく ろみ)
大きなメスのニシキヘビ。その魅力的な声で、獲物を誘惑。相手に巻きつき、締め上げようとする。
実写映画『ジャングル・ブック』(2016)の評価
テレビ放送されるディズニーの実写版の評価です。大手映画サイトのみんなの感想は?
Yahoo!映画:★★★☆☆ 3.8
映画.com:★★★☆☆ 3.6
Filmarks:★★★☆☆ 3.6
面白いという意見
- CGで描かれた動物たちのクオリティが凄い。
- ジャングルをかけ回る主人公の男の子がたくましい。
つまらないという意見
- 映像は凄いけど、中身がないような・・・
- 動物に育てられたことも異文化に放りこまれたこともないので、感情移入できなかった。
ディズニー版とは話が違う? 原作や他のアニメ・実写版との比較
原作は、キップリングの小説!
『ジャングル・ブック』の原作は、インド生まれの詩人ラドヤード・キップリングの短編です。
子どもの成長により世代交代の足音を感じたり、肉食動物の狩りを“生きるための当然の行為”として描いたり・・・のちのディズニー版よりも深い内容です。
『ジャングル・ブック』(1942年)
インドの密林が舞台となる冒険活劇。村の少女がジャングルに迷いこみ、モーグリと一緒に財宝を探すストーリーとなっています。
『ジャングル・ブック』(1967年)
もっとも親しまれているディズニーのアニメ映画。モーグリ少年と動物たちの歌とダンスが楽しい。いかにも、古き良きミュージカル。
ただし、原作にあった要素はだいぶ削られていて、完全に子供向け。
『ジャングル・ブック』(1994年)
ジェイソン・スコット・リー主演の実写版。家族がモーグリをジャングルに置き去りにしてしまった場面や、青年となったモーグリに家族が会いに来る場面も描かれます。
「連れて帰るのが良いのか? このまま動物たちといさせるべきなのか?」
家族側の葛藤も描かれ、見ごたえあり。
映画好きにはもっともお勧めしたい作品ですが、レンタル・ショップにしか置いてないかも。
『モーグリ:ジャングルの伝説』(2018年)
▲クリックすると動画が読み込まれます。
動画サービスNetflix(ネットフリックス) のオリジナル映画。内容は、ディズニーの実写版とほぼ同じ。
特徴的なのは、ディズニー版のCGがリアル路線なのに対して、Netflix版はより擬人化している点。動物の顔が人間の顔に見えてきます。