はてなブログでは有料プランの「はてなブログPro」を利用すると、独自ドメインを使えるようになります。ただ、独自ドメインを設定する意味がわからない人もいるはずです。
・いくらかかるの?
・独自ドメインの決め方
・ドメイン業者の選び方
この記事ではこういった質問に答えてゆきます。「はてなブログPro」でブログを立ち上げようとしている人、無料版からProに移行しようと思っている人は必見です。
- 【はてなブログPro】独自ドメインを使うメリットは?
- 独自ドメインの費用は? 「.xyz」は怪しいから避けるべし
- 独自ドメインの決め方は?【過去のペナルティも確認しよう】
- はてなブログPro【ドメイン業者の選び方】
- まとめ
【はてなブログPro】独自ドメインを使うメリットは?
ドメインとは、ブログの住所にあたる文字列のこと。当ブログのURLは「https://www.entafukuzou.com」ですが、「entafukuzou.com」がドメインとなります。
ドメインには、2つの種類があります。
・独自ドメイン
「共有ドメイン」とは複数のユーザーで共有して使うドメインです。はてなブログ無料版で割り当てられる、「〇〇〇.hatenablog.com」や「△△△.hatena.ne.jp」の後ろの部分が共有ドメインにあたります。
「独自ドメイン」とは、世界にたった1つだけのドメインです。「はてなブログPro」で独自ドメインを取得すると、「example.com」や「example.jp」のように短めのドメインを付けることができます。
では、独自ドメインにどんなメリットがあるのか?
1.ブランドの構築
独自ドメインは、いわば自分だけの看板。「〇〇〇.hatenablog.com」のような共有ドメインよりは覚えてもらえやすく、信頼度も増します。
2.WordPressへの移行がラク
「hatenablog.com」や「hatena.ne.jp」といった共有ドメインは、はてなブログと契約している人しか使えません。「はてな無料版」を使っている人がWordPressに引っ越す場合、新たにドメインを取得する必要があります。
独自ドメインの場合はURLを変えずに移行できますので、“ブログ評価”を引き継げます。また、万が一はてながサービスを終了しても、他サービスに移行すればブログを残すことができます。
独自ドメインの費用は? 「.xyz」は怪しいから避けるべし
独自ドメインは、後ろの文字列によって費用が変わってきます。「.com」や「.jp」のように、ドメインの末尾の部分をトップレベルドメイン(TLD)と呼びます。
はてなで人気のTLDが、それぞれいくらかかるのか? 利用者の多いドメイン業者を調べてみました。
初回登録料 | 2年目以降の更新費用 | |
---|---|---|
.com | 0~980円 | 1,080円~1,728円 |
.net | 0~1,100円 | 1,507~1,628円 |
.jp | 1~2,035円 | 1,276~3,344円 |
.xyz | 1~245円 | 1,628~1,630円 |
おおむね登録するのに1,000円、更新するのに1,700円ほどかかります。キャンペーンを行なっている時期に取得すると、「初回0円」のように安く購入できます。
ドメイン使用料は、ひと月に換算すれば140円。
ひとつだけ注意点が。
「.xyz」ドメインは安いのですが、フィッシング詐欺によく使われます。ネットに詳しい人に警戒されてしまうので、特にこだわりがなければ「.com」がおすすめです。
独自ドメインの決め方は?【過去のペナルティも確認しよう】
自由に決められるのが、独自ドメインのメリットです。それでも抑えておきたいポイントがあります。
《決め方の一例》
② はてなIDと同じにする。
③ 短いものにする。
はてなIDと同じにする場合は、個人情報を特定されるような文字列が入っていないことが前提条件。あとは、できるだけ短いドメインにします。
実際のURLは、ドメインの前に「サブドメイン」「スキーム」を含めた長さになります。できるだけドメインが短いほうが楽です。
なお、2020年以降、はてなブログでは「www.」なしのネイキッド・ドメインも運用できるようになりました。「www.」があったほうがURLとして認識されやすいものの、「www.」なしのほうがGoogleアドセンスに受かりやすい、と言われています。
ドメインを決める前にやっておくべきことがあります。Wayback Machine(ウェイバックマシン)というツールを使って、過去の運用歴がないか確認してください。
私が新規ドメインでブログを運営していたとき、何を書いてもインデックスされなかったことがあります。ドメインの履歴を調べると、過去に使われていた形跡がありました。“情報商材ブログ”として運用歴があったのです。
実は、新規ドメインとして売られていても、誰かが使っていた“隠れ中古ドメイン”の可能性があるのです。過去にペナルティを受けたドメインだと、大きなハンデを負うことになります。
Wayback Machine(ウェイバックマシン)は無料で使えるツールなので、ドメインの運用歴は必ず調べてください。
Internet Archive: Wayback Machine
はてなブログPro【ドメイン業者の選び方】
独自ドメインを取得できる、おもなドメイン管理会社です。はてなで利用者が多く、設定についての情報を探しやすい業者を3つご紹介します。
・ムームードメイン
・Xserverドメイン
1.お名前.com
「お名前.com」は、圧倒的なシェアを誇るドメイン管理サービス。選べるドメインが豊富で、初年度の費用も安め。
しかし、1日10件を越えるような営業メールが届き、管理画面も使いづらい。うっかり有料オプションを契約しそうになるため、ブログ初心者にはおすすめしません。情報の取捨選択を自分でできる人向けです。
2.ムームードメイン
「ムームードメイン」は、GMOペパボ株式会社が運営するドメイン管理サービス。
初心者にもわかりやすいシンプルな管理画面が、最大のメリットです。セキュリティ対策も充実しています。
しいてデメリットを挙げるなら、2年目以降の更新費用がやや高めなことでしょうか。はてなProでずっと運営するつもりなら、おすすめ。
3.Xserverドメイン
「Xserverドメイン」は、独自ドメインの更新がお得なドメイン管理サービス。運営会社は、レンタルサーバーのエックスサーバーも運営しています。
将来的にWordPressへの移行を考えている人には、特におすすめ。はてなブログではレンタルサーバーは不要ですが、WordPressではサーバーと契約する必要があります。
このとき、Xserverドメインで運用しておけば、レンタルサーバーとドメインを一括管理できます。
まとめ
はてなProで独自ドメインを選ぶときに、気をつけたい点をまとめました。
・短くて、覚えてもらいやすいドメインにする。
・ドメイン業者は、将来を見据えて選ぶ。
ドメイン業者は頻繁にキャンペーンを行なっています。その時期を逃さず契約すれば、少しでも安く独自ドメインを契約できます。