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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』地上波放送!意味不明?新規ファンがエヴァの世界観・専門用語を知るには?

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』地上波放送!新規ファンがエヴァの世界観・専門用語を知るには?

90年代にTV放送され、一大ブームを起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。このテレビアニメを再構成したのが、映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズです。

 

この記事では、テレビ放送される3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のあらすじと声優をご紹介。「意味不明」「わからない」とお嘆きの新規ファンのために、エヴァの世界観・専門用語を知る方法についてもお伝えします。

※放送前ということで『:Q』のネタバレはしませんが、2作目の『:破』の核心部分には触れています。

 

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』地上波テレビ放送(2021)はいつ? 最新作『シン・エヴァンゲリオン劇場版は再延期?』

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の地上波放送は、2021年1月29日(金)。日本テレビ系列「金曜ロードSHOW!」にて。

 

よる9:00 ~ 10:54

 90年代に放送され、社会現象となったTVシリーズ『新世紀エヴァンゲリオン』。このアニメ作品をリビルド(再構築)したのが、『:序』から始まる『新劇場版』です。

  • 1/15(金)1作目 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 テレビ放送
  • 1/22(金)2作目 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 テレビ放送
  • 1/29(金)3作目 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q テレビ放送
  • 3/8(月)4作目(完結篇)シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll 映画館で公開

公開延期となっていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』が、3/8(月)から公開されることが決定しました!!

www.youtube.com

 

次週2/5(金)の「金曜ロードSHOW!」は

劇場版第1作『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』ストーリー【ネタバレなし】 

“ニアサードインパクト”とは?  2作目『:破』からの話の流れ

 シンジは、アスカへの攻撃命令を出した父・ゲンドウに反発。エヴァのパイロットを辞め、ミサトの家を出てゆく決意をします。

 

そのとき、新第三東京市の地下に広がるジオフロントに、新たな使徒(第10使徒)が侵入してきます。使徒を迎え討つためレイが進撃しますが、使徒はレイの乗った零号機をかみ砕こうとします。

シンジは慌ててネルフ本部に戻ると初号機に乗り、レイを救い出そうとします。一度は活動停止しかけた初号機でしたが、シンジのおたけびと共に再起動!

 

初号機は“疑似シン化第1覚醒形態”へと変化し、シンジは使徒に吸収されかけていたレイを救い出します。しかし、エヴァの覚醒は止まらず、初号機は“神に近い存在”となり、サードインパクト(=未曽有の大災害)が起こりそうになります。

 

そこへ、月面から渚カヲルの乗ったエヴァMark.06が飛来。カシウスの槍(やり)を突き刺し、初号機の覚醒をくい止めるのでした・・・

(⇦ サードインパクトは防げたものの、“ニアサードインパクト”という災害が起こってしまったようです)

 

 ここまでが、2作目『:破』のラスト直前で起こったこと。次からが、『:Q』の内容です。

あれから14年も経っていた? ネルフ VS 反ネルフ組織ヴィレ!

 アスカの乗ったエヴァ改2号機とマリの乗ったエヴァ8号機は、衛星軌道上に隔離されていた初号機を回収。中に乗っていたシンジを引き揚げます。

(⇦ このとき、シンジが救出したはずのレイの姿は見つかりませんでした)

 

 目を覚ますと、シンジは担架でどこかへ運ばれる最中でした。シンジが連れてこられたのは、巨大な戦艦【AAA ヴンダー】の指令室の中。艦長らしき女性には見覚えがあります。葛城ミサト。しかし、どこか雰囲気が違います。

 

乗組員たちは、なぜかシンジを敵視しています。シンジは首輪のようなものをハメられ、行動を制限されます。

 実は、シンジがレイを救出してから(=『:破』のラストから)14年もの月日が流れていました。ミサトやリツコら、旧ネルフの職員たちはネルフに対抗する組織、【ヴィレ】を結成。ネルフの保有するエヴァや人工使徒をせん滅するため、活動していました。

 

ミサトは戦艦【AAA ヴンダー】の艦長、リツコは副艦長となっており、ゲンドウや冬月らと敵対していたのです。

 反ネルフ組織【ヴィレ】の若いメンバーたちが、シンジを敵視するのにも理由がありました。シンジは、レイを救い出す過程で“ニアサードインパクト”をもたらしてしまい、人類に大災害を与えたようなのです。 

世界復活のカギは2本の槍? シンジとともに第13号機に乗る渚カヲルとは?

 そこへネルフが送りこんだエヴァMark.09が、遅いかかってきます。

 

「碇くん、どこ?」

 シンジは、エヴァMark.09からレイの気配を感じ取ります。

「これは零号機(の変化した姿)?」

 

ところがミサトは、シンジがエヴァMark.09に近づくことを許しません。

レイはもういないのよ、シンジ君」

 シンジはミサトの制止を振り切り、エヴァMark.09に乗りこんでしまいます。

 

シンジはレイに連れられ、旧ネルフ本部へやってきます。レイは以前と少し様子が違います。シンジは、会話の噛み合わないような違和感を覚えます。

 

シンジは、本部でピアノをひく美少年・カヲルと出会います。

 地下には、父・ゲンドウもいました。ゲンドウは、シンジに新たなエヴァンゲリオン第13号機を見せると、

「時がきたら、その少年とこのエヴァに乗れ!

と言い残して去ってゆきます。

 

シンジは、カヲルからピアノの連弾(=1台のピアノを2人で弾くこと)をするよう、誘われます。カヲルといると、心がおだやかでいられます。

 カヲルが言うには、

荒廃した世界を元に戻すには、シンジとカオルが第13号機に乗って、セントラルドグマ(=新第三東京市の地下の中心部)にある2本の槍を引き抜く必要がある

とのことですが・・・

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』キャラクター&声優

 碇 シンジ(いかり しんじ)・・・緒方 恵美(おがた めぐみ)

 主人公。14歳の少年で、エヴァ初号機のパイロット。ネルフの司令官・碇ゲンドウの息子。見た目が14歳のままなのは、“エヴァの呪縛のため”と説明されています。

 アヤナミ・レイ・・・林原 めぐみ(はやしばら めぐみ) 

エヴァMark.09のパイロット。ネルフ所属。『:Q』までに登場していた綾波レイとは、別人?

渚 カヲル(なぎさ かをる)・・・石田 彰(いしだ あきら)

前作『:破』で、エヴァMark.06に乗っていた謎の少年。ネルフ所属。シンジとともに、エヴァ第13号機に搭乗することになります。その正体は?

 

カヲルは、『:破』で意味深なセリフを言っています。

今度こそ、君だけは幸せにしてみせるよ」

 

TVアニメシリーズ ⇨ 旧劇場版 ⇨ 新劇場版

渚カヲルだけが、作品の枠を越えて記憶を引き継いでいるのでは?

ファンの間でささやかれている“ループ説”です。

碇 ゲンドウ(いかり げんどう)・・・立木 文彦(たちき ふみひこ)

ネルフの最高司令官で、シンジの父。実験中に消えた妻・ユイの復活をもくろんでいます。目的のためなら手段を選ばない男。

 カヲルは、ゲンドウのことを“リリンの父”と称しています。

  • アダム・・・最初の人間
  • リリス・・・アダムの妻(人類の母なる存在)
  • リリン・・・広く“人類”を指す言葉

 

ちなみに、ネルフ(NERV)は国連所属の特務機関、ゼーレはネルフに指令を出す秘密結社。

冬月 コウゾウ・・・清川 元夢(きよかわ もとむ) 

ネルフの副指令。もともとは大学教授で、ゲンドウの妻・ユイの先生でもありました。

式波・アスカ・ラングレー・・・宮村 優子(みやむら ゆうこ)

エヴァ改2号機のパイロット。反ネルフ組織・ヴィレ所属。テストパイロットとしてエヴァ3号機に搭乗した際、使徒に浸食され、重傷を負ってしまいます。

 左目についている眼帯は、何を意味するのか? 

使徒に汚染されたから? 失明したから?

さまざまな憶測を呼んでいますが、作中では明かされていません。

 

ちなみに、旧劇場版『Air/まごころを君に』では、弐号機に乗ったアスカがEVA量産機から左目を潰される描写があります。

(⇦ 旧劇場版と『:Q』つながっている、という“ループ説”

真希波(まきなみ)・マリ・イラストリアス・・・坂本 真綾(さかもと まあや)

エヴァ8号機のパイロット。ヴィレ所属。陽気な性格で、エヴァを操縦しながら歌をうたうことも。匂いに敏感。

 アスカは、マリのことを「コネメガネ」というあだ名で呼んでいます。コネ? 「パイプがある、人脈を持つ」という意味のコネ?

 

⇦ アスカのこの台詞は、

「あんたがエヴァのパイロットになれたのは、ネルフの誰かと人脈があった(=コネがあった)からでしょ!」

という皮肉がこめられています。

 この点に関して、コミカライズ版(漫画版)の最終巻(14巻)に、マリが若い頃の碇ゲンドウ、ユイと交流があったことが示唆されています。 

葛城 ミサト(かつらぎ みさと)・・・三石 琴乃(みついし ことの)

戦艦・AAA ヴンダーの艦長。反ネルフ組織ヴィレ所属。14年前はシンジの保護者的存在でしたが・・・

 ヴィレにはミサト・リツコなど旧ネルフの職員の他、機械系統の操作に慣れてない一般人も参加しています。つまり、“急造組織”であることがうかがえます。

赤木 リツコ(あかぎ りつこ)・・・山口 由里子(やまぐち ゆりこ)

 戦艦・AAA ヴンダーの副艦長。ヴィレ所属。ミサトとは大学時代からの付き合い。TVアニメ版ではゲンドウと男女の関係だったが、新劇場版にはその描写はありません。

鈴原 サクラ・・・沢城 みゆき(さわしろ みゆき)

 戦艦・AAA ヴンダーの乗員。ヴィレ所属。シンジの同級生・鈴原トウジの妹。目覚めたシンジの管理担当医官となります。

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「意味不明」「わからない」とお嘆きの新規ファンへ! エヴァの世界観・専門用語を知るには?

 “セカイ系アニメ”の元祖! エヴァの世界観を知るには、TVシリーズを見よ!!

  「なんで、綾波を助けることがサードインパクトに繋がるの?」

「なんで、セントラルドグマ(=新第三東京市の地下の中心部)の2本の槍を抜くことが、世界を救うことになるの?」

 

ストーリー展開についていけない、という人へ。

  『新世紀エヴァンゲリオン』は、いわゆる“セカイ系アニメ”のさきがけとなった作品です。

セカイ系アニメの代表的な作品

  • 『新世紀エヴァンゲリオン』
  • 『交響詩篇エウレカセブン』
  • 『創聖のアクエリオン』
  • 『涼宮ハルヒの憂鬱』
  • 『君の名は。』

 ふつうのヒーロー映画なら、地球を壊滅させるような大ピンチと、主人公のプライベートな悩みは関係ありません。

ヒーロー映画のメインプロットとサブプロット

地球を救う過程で、主人公の恋が実ったり、家族とのわだかまりが解けることはあります。しかし、個人の悩みはあくまでサイドストーリー。地球の大ピンチとは本質的には関係ないのが、通常の物語構造です。

 

これに対して、“セカイ系アニメ”では、主人公の願望(あの子と会いたい、家族との関係を修復したいなど)が世界の危機と直結しています。

セカイ系個人の悩みと世界の危機がイコール

主人公のプライベートな悩みが、世界の破滅と同じぐらいの比重があり、相互に影響し合っているのです。

 たとえば、『君の名は。』では、瀧(たき)が三葉(みつは)と出会うことが、そのまま隕石から町を守ることに繋がっていました。

 

「レイを救出したい」

「(心を開いてくれた)あの時のレイに、もう一度会いたい」

シンジの個人的な願望を満たすことが、世界の破滅・世界を救うことに直結しているのです。

 

なぜ、シンジはそこまで綾波レイにひかれるのか?

 ひとつは、レイの正体。これは『:Q』の後半で語られる部分。

もうひとつは、感情を表に出すことが苦手な彼女に共感したから、とも考えられます。ただ、ここの背景が新劇場版ではそこまで描かれていません。

 

TVアニメ版で詳しく描かれた、シンジのコンプレックスの背景

  • シンジは父・ゲンドウにコンプレックスを抱いており、“父と会話したい”“父に認められたい”と、強く願っていること
  • クラスメートともうまく付き合えず、孤独なシンジ。エヴァ初号機に乗ることがシンジの存在理由となり、彼の承認欲求を満たしていたこと

 シンジの悩みは病的にまで深く、テレビアニメ版の25話・26話は、シンジが心理カウンセリングを受けているような終わり方でした。他人との距離をうまく取れないシンジの悩みが、世界の危機と同じぐらい重大なものであることを示しています。

 

この独特な世界観を理解するには、どんな説明を聞くよりも、TVアニメ版を見ることが一番です。

有料の動画サービスNetflix(ネットフリックス) では、全26話のTVアニメ版が配信されています。(2021年1月15日現在)

 

 エヴァ用語が難しすぎるなら、考察本を買うべし! 設定資料満載の『全記録全集』と、『エヴァンゲリオン用語辞典 第2版』

 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』には、たくさんの専門用語が出てきます。

 

エヴァだけに出てくる用語の例

  • セカンドインパクト・・・未曽有の大災害
  • ニアサードインパクト
  • 人類補完計画
  • NERV(ネルフ)・・・国連の特務機関
  • ゼーレ・・・ネルフを裏から操る秘密結社
  •  ATフィールド・・・エヴァが使用するバリア
  • エントリープラグ・・・エヴァのコクピット内に注水される液体

 用語の中には、作中で説明されているものもありますが、それだけでは理解できないことも度々あります。

 それを補ってくれるのが、公式ストアから発売されている「全記録全集」という設定資料集です。すべてとは言い切れませんが、キャラクターやアイテムなどの裏設定、セリフの意味などがわかります。

 製作スタッフのインタビューがまとまって読める、貴重な公式本です。 

 

ただ、この全記録集は『:序』『:破』の2作までです。いまのところ、『:Q』の設定資料集は出版されていません。

 

さて、エヴァ専門用語とは別に、もともとは別の意味で使われている言葉も登場します。 

本来、別の意味で使われる言葉

  • 使徒
  • アダム
  • ロンギヌスの槍
  • マルドゥック(機関)
  • セントラルドグマ
  • セフィロトの樹
  • 死海文書
  • ネブカドネザル(の鍵)

 聖書や古代バビロニア、生命科学などの用語もあり、これらがただの引用なのか、設定に意図があるのか、わかりません。その道に詳しいプロの解説を聞かないと、言葉を理解できないのです。

 実際、ネットにはさまざまな考察記事であふれ、考察本もたくさん出版されています。

 

 数ある考察本の中でおすすめなのが、『エヴァンゲリオン用語辞典 第2判』です。考察というよりむしろ辞書のような本で、使徒の名前の由来から宗教用語まで載っています。 

世にある考察本と比べ、「謎としてまだ残っている部分」「作中で明かされていること」の線引きがしてあるのが特徴です。(極力、主観や推測は排除されています

 

『エヴァンゲリオン用語辞典 第2判』が取り扱っている作品

  • テレビアニメ版
  • 旧劇場版(『シト新生』『Air/まごころを君に』)

 残念ながら、この用語集は新劇場版『:序』『:破』『:Q』には対応していません。ただ、内容的には新劇場版と重なる部分も多く、これを読めば大抵のことはわかります。