映画ときどき海外ドラマ

映画・ドラマを楽しむブログ。たまに雑学。

新型コロナを予見?映画『コンティジョン』から学べること

新型コロナを予見?映画『コンティジョン』

2011年に公開された映画『コンティジョン』が9年も経ったいま、話題となっています。その理由は、新型コロナウィルス感染症を予言していたかのような内容だからです。

 

この記事では、『コンティジョン』がどんな映画なのか簡単にご紹介し、この作品から私たちが学べることをまとめました。

 

どんな映画? 『コンティジョン』の概要

 

『コンティジョン』は、2011年に公開されたパニック映画。

 

コンティジョン
原題 Contagion
製作国 アメリカ
公開年 2011年
上映時間 105分
監督 スティーブン・ソダーバーグ
脚本 スコット・Z・バーンズ
出演 マリオン・コティヤール、ケイト・ウィンスレット、マット・デイモン、ジュード・ロウ

 

 致死率の高い新型ウィルスが驚異的なスピードで拡散してゆき、世界中が大パニックに。WHO(世界保健機関)の職員や疫学者が感染拡大を阻止するため、奮闘するというストーリーです。

 

脚本は、スコット・Z・バーンズ。『インフォーマント!』(2009年)では大企業の不正に関する内部告発を描き、『不都合な真実』(2006年)では環境問題に警鐘を鳴らしています。

 

www.youtube.com

 

 

新型コロナを予見? 『コンティジョン』3つのリアル

 

病原体ウィルスの発生源は、香港!

 

新型コロナウィルスは、中国の武漢で野生動物を食べた人から感染が始まったとみられています。『コンティジョン』では、出張で香港を訪れたアメリカ人女性が、最初の新型ウィルス感染者として描かれています。

 

中国と香港の違いはありますが、発生地・発生源ともに新型コロナによく似ています。

 

急速なパンデミック(=感染拡大)

 

『コンティジョン』では、手で触れることや咳・くしゃみでウィルスが瞬く間に広がってゆく様子が描かれています。わずか1か月足らずでウィルスが世界中にまん延し、警察も機能不全になるほどです。

 

新型コロナも最初の感染確認から5カ月ほどで、世界の感染者数は198万人にもなっています。

 

映画をみてリアルだな、と思ったのがマスクの着用です。映画では、マスクをする習慣が一般的でないアメリカ人も、多くの人がマスクをするようになります。

 

新型コロナでも、4月になってマスクを着用するアメリカ人が増えています。

 

デマに、日用品の買い占め

 

映画では、感染の初期段階に、「生物兵器によるテロでは?」というデマがネットに拡散される様子が描かれています。また、スーパーは日用品を買い占める市民であふれ、不安から銃を購入する人も増えます。

 

新型コロナでも、マスクやトイレットペーパーの買い占め、転売が問題となったのは記憶に新しいところです。

 

 

 

映画『コンティジョン』から学べること

 

 映画『コンティジョン』はあくまでフィクションです。しかし、2002年から2003年に大流行しかけたSARS(サーズ)を下敷きにしていることもあり、内容はリアルです。映画から私たちが学べることをまとめました。

 

人間は、1日に2000~3000回も顔に触れる!

 

 映画で、ケイト・ウィンスレット演じる感染症調査官が

「人間はふつう、日に2000~3000回はに触れるの。起きている間、1分に3~5回は触っている計算よ」

と、語るシーンがあります。

 

新型コロナウィルスは、ウィルスが付着した手で、目や鼻、口に触れると感染するといわれています。ドアノブ・水道の蛇口・エレベーター・コップなどに触れたら、すぐに手洗いをすることが大切だと思わされました。

 

病原体ウィルスは、野生動物を媒介としてヒトの体内に侵入する!

 

映画『コンティジョン』に出てくる新型ウィルスは、豚のウィルスとコウモリのウィルスが、それぞれ別々にヒトの体内に侵入、呼吸器の細胞や中枢神経細胞の受容体と結合します。

 

ヒトの体内で変異した豚ウィルスとコウモリウィルスが遭遇することで、致死性の高い新型ウィルスを発生させてしまいます。

 

現実でも、SARSコロナウィルスはハクビシン、MERSコロナウィルスはヒトコブラクダが感染源でした。野生動物を扱う際には、細心の注意が必要だと思い知らされます。

 

病気に対する免疫力は遺伝する!

 

外から体内に侵入したウィルスや細菌を撃退する防御システムのことを、免疫力と呼びます。病気に対する免疫力は、生活環境や食生活に左右されると思いがちですがそれだけではありません。

 

同じウィルスにかかっても、重症化する人とそうでない人がいるのは、遺伝的要素が関係しているとみられています。

 

『コンティジョン』では、母親の遺伝的要素を50%、父親の遺伝的要素を50%を子供が受け継ぐことが説明されていました。もし、病気を発症しやすい遺伝子を父親も母親も持っていた場合・・・子供がその両方を受け継いでしまうと、子供も発症しやすくなります。

(⇦ 両親ともにある病気に弱い遺伝子を持っていた場合は、1/2 × 1/2 = 1/4の可能性で、子供に受け継がれることになります)

 

新型コロナに対する免疫力が、どれほど遺伝に左右されるかはまだわかっていません

 

しかし、こういった知識を日ごろ勉強しておくことは、病気の予防に大切だと思います。親族がウィルス性の病気に弱いならば、人よりも免疫力を高めるような生活習慣を心がける必要があります。

(⇦ 発酵食品を食べる、睡眠を多めにとるなど)

 

Amazonプライムビデオ『コンテイジョン』(吹替版)

 

映画『コンティジョン』は、4月16日現在、ユーネクスト、Netflix、Amazonプライムビデオなどの動画サービスで視聴できます。