※この記事は、2023年8月に更新しました。
ぼさぼさのコートに、「ウチのかみさんが・・・」とで始まる名台詞。ヘンリー・マンシーニの名曲・・・みんな大好きな推理ドラマ『刑事コロンボ』が、BSプレミアムで再放送されています。
この記事では、NHKでの放送予定、サブスクでの配信情報、そして、全エピソードの概要をお伝えします。
- “倒叙ミステリー”の元祖!『刑事コロンボ』2021年の放送予定は?
- Amazonプライム? YouTube?『刑事コロンボ』無料でサブスクで見るには?
- 『刑事コロンボ』全エピソード一覧・・・簡単なあらすじ
- 第1話「殺人処方箋」(さつじんしょほうせん)・・・思い出のコロンボ 第12位
- 第2話「死者の身代金」
- 第3話「構想の死角」・・・思い出のコロンボ 第8位
- 第4話「指輪の爪あと」
- 第5話「ホリスター将軍のコレクション」
- 第6話「二枚のドガの絵」・・・思い出のコロンボ 第2位
- 第7話「もう一つの鍵」
- 第8話「死の方程式」・・・思い出のコロンボ 第20位
- 第9話「パイルD-3の壁」・・・思い出のコロンボ 第5位
- 第10話「黒のエチュード」
- 第11話「悪の温室」
- 第12話「アリバイのダイヤル」
- 第13話「ロンドンの傘」・・・思い出のコロンボ 第7位
- 第14話「偶像のレクイエム」(ぐうぞうのれくいえむ)
- 第15話「溶ける糸」・・・思い出のコロンボ 第4位
- 第16話「断たれた音」
- 第17話「二つの顔」
- 第18話「毒のある花」
- 第19話「別れのワイン」・・・思い出のコロンボ 第1位
- 第20話「野望の果て」
- 第21話「意識の下の映像」・・・思い出のコロンボ 第17位
- 第22話「第三の終章」
- 第23話「愛情の計算」
- 第24話「白鳥の歌」
- 第25話「権力の墓穴」(けんりょくのぼけつ)・・・思い出のコロンボ 第14位
- 第26話「自縛の紐」(じばくのひも)
- 第27話「逆転の構図」・・・思い出のコロンボ 第10位
- 第28話「祝砲の挽歌」(しゅくほうのばんか)・・・思い出のコロンボ 第6位
- 第29話「歌声の消えた海」・・・思い出のコロンボ 第9位
- 第30話「ビデオテープの証言」
- 第31話「5時30分の目撃者」
- 第32話「忘られたスター」・・・思い出のコロンボ 第3位
- 第33話「ハッサン・サラーの反逆」
- 第34話「仮面の男」
- 第35話「闘牛士の栄光」
- 第36話「魔術師の幻想」・・・思い出のコロンボ 第18位
- 第37話「さらば提督」(さらば ていとく)
- 第38話「ルーサン警部の犯罪」
- 第39話「黄金のバックル」
- 第40話「殺しの序曲」・・・思い出のコロンボ 第11位
- 第41話「死者のメッセージ」・・・思い出のコロンボ 第16位
- 第42話「美食の報酬」・・・思い出のコロンボ 第19位
- 第43話「秒読みの殺人」・・・思い出のコロンボ 第13位
- 第44話「攻撃命令」
- 第45話「策謀の結末」・・・思い出のコロンボ 第14位
- 第46話「汚れた超能力」
- 第47話「狂ったシナリオ」
- 第48話「幻の娼婦」
- 第49話「迷子の兵隊」
- 第50話「殺意のキャンバス」
- 第51話「だまされたコロンボ」
- 第52話「完全犯罪の誤算」
- 第53話「かみさん安らかに」
- 第54話「華麗なる罠」
- 第55話「マリブビーチ殺人事件」
- 第56話「殺人講義」
- 第57話「犯罪警報」
- 第58話「影なき殺人者」
- 第59話「大当たりの死」
- 第60話「みんなの花嫁」
- 第61話「死者のギャンブル」
- 第62話「恋に落ちたコロンボ」
- 第63話「4時02分の銃声」
- 第64話「死を呼ぶジグソー」
- 第65話「奇妙な助っ人」
- 第66話「殺意の斬れ味」
- 第67話「復讐を抱いて眠れ」
- 第68話「奪われた旋律」
- 第69話「虚飾のオープニングナイト」
“倒叙ミステリー”の元祖!『刑事コロンボ』2021年の放送予定は?
『刑事コロンボ』はアメリカの推理ドラマ。パッと見は頭の鈍そうな刑事が、完全犯罪をたくらむ犯人を追いつめてゆく“倒叙(とうじょ)ミステリー”ものです。
“倒叙ミステリー”とは初めから犯人がわかっており、探偵役がどうやってアリバイを崩してゆくかが見どころとなる作品のことです。
ドラマ『刑事コロンボ』 | |
---|---|
原題 | Columbo |
制作 |
NBC、ABC |
ジャンル | 推理ドラマ、倒叙ミステリー |
放送期間 | 1968~1978年、1989~2003年 |
シーズン数 | シーズン13(全69話) |
脚本 | ウィリアム・リンク、リチャード・レビンソン |
音楽 | ヘンリー・マンシーニ(『ティファニーで朝食を』) |
出演 | ピーター・フォーク |
吹き替え | 小池 朝雄、石田太郎、銀河万丈 |
ドラマ『刑事コロンボ』の再放送は、NHKのBSプレミアムにて、2021年9月18日(土)スタート!
毎週土曜 16時台~
その日の番組編成によって、放送開始時間が変わります!!
Amazonプライム? YouTube?『刑事コロンボ』無料でサブスクで見るには?
『刑事コロンボ』は、サブスク(=定額制の動画サービス)で視聴できるのでしょうか? インターネット上で視聴できるおもなサービスの配信状況です。
ドラマ『刑事コロンボ』配信状況 | |||||
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サービス名 | U-NEXT | Amazonプライム | Netflix | Hulu | Youtube |
無料体験期間 | 31日間 | 30日間 | なし | 2週間 | - |
字幕版 | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ |
吹き替え版 | ✕ | ✕ | ✕ | 〇 | ✕ |
※2023年8月24日時点のデータ。配信作品は入れ替わりますので、最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
Hulu(フールー)では、『刑事コロンボ』全69話を字幕版・吹き替え版ともに配信しています。Huluの無料お試し期間は、2週間(14日間)です。
『刑事コロンボ』全エピソード一覧・・・簡単なあらすじ
日本では、1968年から1978年に製作されたぶんを『刑事コロンボ』、1989年から2003年まで製作されたぶんを『新・刑事コロンボ』と称して、放送してきました。
このページでは、全エピソードを通し番号で表記します。
また、2018年にNHKが発表した視聴者投票「思い出のコロンボ ベスト20」にランクインした作品については、順位も記載しています。
第1話「殺人処方箋」(さつじんしょほうせん)・・・思い出のコロンボ 第12位
L.A.のアパートで、精神科医のレイ・フレミングと妻キャロルの結婚10周年を祝うパーティーが行われる。若い女優と不倫関係にあったレイは、妻からスキャンダルを公表すると脅され・・・
第2話「死者の身代金」
弁護士のレスリーは夫を撃ったあと、脅迫状を自分あてに郵送し、身代金目的の誘拐事件をでっちあげる。さらに、生きているときに録音した夫の声で、生前に電話を受けたように工作するが・・・
第3話「構想の死角」・・・思い出のコロンボ 第8位
共同で推理小説を執筆していたジムとケン。だが、実際に執筆していたのはジムだけ。ケンは肩書だけの作家だった。ジムからコンビを解消すると言われたケンは・・・
※スティーヴン・スピルバーグ演出
第4話「指輪の爪あと」
探偵事務所の社長ブリマーは、新聞王のケニカットから妻の浮気調査を頼まれる。ブリマーは夫人が浮気していると知りつつ、依頼者には潔白だったと報告する。
ブリマーはかばった見返りを夫人に要求するが、断られて・・・
第5話「ホリスター将軍のコレクション」
退役軍人のホリスターは建設会社を設立。しかし、裏では元・部下のダットンと不正を行なっていた。監査が入ると知ったホリスターは発覚を怖れ、ダットンを銃で撃つ。
ところが、その様子をヘレンという女性が目撃しており・・・
第6話「二枚のドガの絵」・・・思い出のコロンボ 第2位
美術評論家のデイルは、有数の絵画コレクターである叔父の命を奪う。犯行に使ったのは拳銃。そして、2枚のドガの絵だった・・・
第7話「もう一つの鍵」
美しいべスは、兄のブライスが社長をつとめる会社の法律顧問・ピーターと交際していた。別れさせようとする兄に殺意を抱いたべスは・・・
※べスの交際相手役は、映画『裸の銃(ガン)を持つ男』のレスリー・ニールセン。
第8話「死の方程式」・・・思い出のコロンボ 第20位
大会社の御曹司であるロジャーは、現社長である叔父とは折り合いが悪かった。叔父は、ロジャーはやりたい放題だった過去を暴き、退職を迫っていたのだ。
叔父に恨みを持ったロジャーは、時限爆弾を製造するが・・・
第9話「パイルD-3の壁」・・・思い出のコロンボ 第5位
建築家のマーカムは、援助を打ち切ろうとした出資者・ウィルソンの命を奪う。マーカムは、遺体を建設中のビルの基礎工事部分に隠して・・・
※『相棒17』の「ボディ~二重の罠」が、このエピソードとそっくりです。
第10話「黒のエチュード」
楽団の指揮者・アレックスは、別れ話のもつれからピアニストの愛人の命を奪う。犯行はコンサートの本番中に行なうという、大胆なものだった・・・
※『古畑任三郎』のEPISODE33「絶対音感殺人事件」は、このエピソードがモチーフになっています。
第11話「悪の温室」
農家のジャービスは、父の遺産を狙っている甥(おい)であるトニーに“狂言誘拐”を持ちかける。トニーの命を奪ったジャービスは、犯行をトニーの妻のしわざに見せかけ・・・
第12話「アリバイのダイヤル」
アメフトチームのゼネラル・マネージャーであるポールは、オーナーの地位を狙っていた。現オーナーを始末したいポールは、バックにラジオの中継を流して、現オーナーに電話する。
超満員のコロシアムから電話しているように偽装したのだ・・・
第13話「ロンドンの傘」・・・思い出のコロンボ 第7位
ロンドンのロイヤル・コート劇場で行われる、「マクベス」公演の初日。
舞台でマクベス夫妻を演じるのは、ニコラスとリリアンの夫婦だ。二人は、資金援助を拒んだプロデューサーを死なせてしまい・・・
第14話「偶像のレクイエム」(ぐうぞうのれくいえむ)
大女優のノーラは、秘書が婚約したと知る。婚約相手はゴシップ専門のコラムニスト、パークスだ。パークスは、ノーラの横領の過去を知る男。
ノーラはパークスの車に放火し、彼を消そうとする。ところが、乗っていたのは秘書だった・・・
※ノーラ役はアン・バクスター。名作映画『イヴの総て』では、ベティ・デイヴィス演じる大女優から役を奪おうとするしたたかな新進女優を演じています。
第15話「溶ける糸」・・・思い出のコロンボ 第4位
心臓外科医のメイフィールドは、ハイデマン博士と心臓移植にまつわる共同研究をしていた。しかし、二人の意見は合わず、対立していた。
そんな折、ハイデマン博士が発作で緊急搬送される。執刀医となったメイフィールドは、縫合には向かない糸を使って完全犯罪を図るが・・・
第16話「断たれた音」
チェスの現・世界王者のエメットと、引退した元・世界王者の対戦が決まった。
試合の前日。ばったり会った二人は前哨戦を行なうが、エメットは惨敗してしまう。名声を失う危機を感じたエメットは・・・
第17話「二つの顔」
大富豪のクリフォードは、孫ぐらい年の離れた女性と婚約する。
クリフォードの財産を狙う甥(おい)のデクスターは、入浴中の叔父のバスタブに電気ミキサーを入れて感電死させるが・・・
第18話「毒のある花」
女性社長ビベカが経営する化粧品会社は、画期的なしわ取りクリーム「ミラクル」を開発する。しかし、ビベカは、元・社員の男がライバル会社に企業秘密を売り渡そうとしていると知り・・・
第19話「別れのワイン」・・・思い出のコロンボ 第1位
ワイン工場を経営するエイドリアンは、工場を売却しようとする義弟のリックと口論になる。エイドリアンはワインセラーに義弟を閉じこめ窒息死させた後、海に落として溺死に見せかけるが・・・
※アニメ『名探偵コナン』の第97話に「別れのワイン殺人事件」というエピソードがあります。こちらは、被害者のワインに毒物を混入した人物と真犯人は別、という凝った作り。
第20話「野望の果て」
上院議員候補ネルソンは「組織犯罪の撲滅」を公約に、選挙を戦っていた。そんな彼のもとにギャングから脅迫状が届く。
しかし、それは狂言だった。ネルソンは、自分がギャングから狙われているように見せかけ、どさくさに紛れて秘書を消そうとしていたのだ・・・
第21話「意識の下の映像」・・・思い出のコロンボ 第17位
経営コンサルタントのケプルは、CMモデルに顧客の社長を誘惑させ、密会写真を撮ってはゆすっていた。被害者は、ケプルが脅迫していたことを公表する、と宣言。
そこでケプルは、社長をフィルム試写会に招待し、サブリミナル効果で犯行を試みるが・・・
第22話「第三の終章」
出版社社長のグリーンリーフは、ベストセラー作家のマロニーに卑猥な小説ばかり書かせていた。嫌気が指したマロニーは、他の出版社と契約すると宣言。
腹を立てたグリーンリーフは、売れない作家を使ってマロニーを始末させるが・・・
第23話「愛情の計算」
ロボット工学の第一人者マーシャルは、同僚のニコルソン教授から驚きの事実を告げられる。マーシャルの息子が発表した「分子構造論」は、他人の論文を盗用したものだと指摘されたのだ。
マーシャルはニコルソン教授をなきものにし、ロボットを使ってアリバイ工作を試みるが・・・
第24話「白鳥の歌」
ウェスタン歌手のトミーは若い頃に刑務所に入り、そこでエドナと知り合い結婚した。エドナは新興宗教の信者で、トミーも入信していた。
歌手業に専念したいトミーは、エドナとセスナ機に乗り、飛行機事故に見せかけてエドナを始末しようとするが・・・
第25話「権力の墓穴」(けんりょくのぼけつ)・・・思い出のコロンボ 第14位
警察署長のヘルプリンは、友人のコルドウェルから「妻を絞め殺してしまった」と連絡を受ける。ヘルプリンはコルドウェルのアリバイ作りを助け、なんと、コルドウェルに自分の妻を始末させるが・・・
第26話「自縛の紐」(じばくのひも)
フィットネス・ジム加盟店のオーナーであるマイロは、フランチャイズ店に卸す品に不当な手数料をかけていた。発覚を怖れたマイロは、不正の証拠を集めていたスタッフォードをよび出し、ベンチプレスの練習中に事故死したように工作するが・・・
第27話「逆転の構図」・・・思い出のコロンボ 第10位
写真家のガレスコは、新聞の切り抜きで脅迫状を作り、妻を狂言誘拐する。妻を郊外の空き家に連れてゆき、縛り付けたうえ、写真のアングルでアリバイ作りを試みるが・・・
第28話「祝砲の挽歌」(しゅくほうのばんか)・・・思い出のコロンボ 第6位
陸軍学校の記念式典で、理事長のヘインズが祝砲とともに爆死する。犯行に及んだのは、校長のラムフォードだった。
経営難だった陸軍学校を短期大学に変えようとしていた理事長に反発して、事故に見せかけて始末したのだ・・・
第29話「歌声の消えた海」・・・思い出のコロンボ 第9位
ダンサーと愛人関係にあったヘイデンは、妻に不倫がバレる前になんとかしたかった。豪華客船で愛人と乗り合わせたヘイデンは、その機に彼女を撃つ。
だが、その船には、懸賞で乗船券を当てていたコロンボも乗っていたのだった・・・
第30話「ビデオテープの証言」
ミダス電子工業のハロルド社長は、同社の会長であるマーガレットの娘婿にあたる。
マーガレットが自分を解任するつもりだと知ったハロルドは、監視カメラの盲点をつき、犯行に及ぶが・・・
※マーガレット役は、映画『グロリア』に出演していたジーナ・ローランズ。息子が監督した『君に読む物語』にも出演しています。
第31話「5時30分の目撃者」
心理カウンセラーのマークは、患者のナディアと関係を持っていた。ナディアの別荘に呼ばれたマークだったが、そこへ彼女の夫が居合わせて・・・
第32話「忘られたスター」・・・思い出のコロンボ 第3位
落ち目の大女優グレースに、ブロードウェイのミュージカルに出演するチャンスが巡ってきた。だが、夫は大反対。出資も拒む。
グレースは、夫のに恨みを抱き・・・
※『古畑任三郎』のEPISODE34「哀しき完全犯罪」は、本作へのオマージュ。仕事に生きがいを見出す妻(田中美佐子)と、家庭に留めようとする夫という構図が同じ。
第33話「ハッサン・サラーの反逆」
中近東の国スワリの駐米大使・サラーは、同国の警備隊長をなきものにした。国王の政策に反対していたサラーは、過激派の学生のしわざに見せかけ、犯行を行なったのだ・・・
第34話「仮面の男」
元・CIAのブレナーのもとに、かつての部下・ヘンダーソンが現われる。ヘンダーソンは、ブレナーがスパイ行為で得た情報を売ったことも知っていた。
ブレナーはテープに声を吹きこんでアリバイを作り、ヘンダーソンを始末するが・・・
第35話「闘牛士の栄光」
引退した闘牛士のモントーヤは、荒ぶる牛と向かい合っていた友人を銃で撃った。競技中の事故に見せかけて、命を奪ったのだ。
メキシコを旅行中だったコロンボは、地元警察から協力を求められ・・・
第36話「魔術師の幻想」・・・思い出のコロンボ 第18位
魔術師のサンティーニは興行主に弱みを握られており、ギャラの一部をゆすられていた。サンティーニは脱出マジックの公演中に抜け出し、興行主を襲うのだが・・・
第37話「さらば提督」(さらば ていとく)
造船会社の社長・チャーリーは創立記念パーティーの席上、義父から罵倒される。チャーリーは、義父が会社からチャーリーたちを締め出すつもりだと知り、激怒!
義父がヨットで溺死したように見せかけるが・・・
第38話「ルーサン警部の犯罪」
TVドラマ「ルーサン警部」で主演をつとめる俳優のウォードは、プロデューサーのクレアに弱みを握られていた。ウォードは、彼女の夫の犯行に見せかけ、クレアの命を奪うが・・・
第39話「黄金のバックル」
リットン家が経営する美術館は、経営にゆきづまっていた。館長のルースは存続を願ったが、弟のエドワードは美術館の売却を考えていた。
ルースは弟をなきものにしようと画策し、ガードマンに泥棒のふりをして館内に忍びこむように仕向ける。相討ちにさせようという計画だったが・・・
第40話「殺しの序曲」・・・思い出のコロンボ 第11位
会計士のオリヴァーは事務所の金を横領したことを、共同経営者のバーティから詰問される。
オリヴァーは、社交クラブの会合の席上、バーティを銃で撃つ。外部からの侵入者による犯行に見せたかったのだが・・・
第41話「死者のメッセージ」・・・思い出のコロンボ 第16位
女流ミステリー作家・アビゲイルは、愛する姪っ子をヨットの事故で失う。アビゲイルは姪っ子の死が彼女の婚約者のせいだとして、復讐を計画する。
彼をおびき出し、金庫の中に閉じこめ、窒息死させようというのだ・・・
第42話「美食の報酬」・・・思い出のコロンボ 第19位
料理評論家のポールはお店に高評価をつける代わりに、レストランのオーナーに金銭を要求していた。
オーナーから事実を暴露すると言われたポールは、彼を毒殺する。真っ先に疑われるポールだが、アリバイに絶対の自信を持っていた・・・
第43話「秒読みの殺人」・・・思い出のコロンボ 第13位
TV局の女性プロデューサーであるケイは、愛人である支局長・マークの本社への栄転を喜ぶ。ところが、マークが自分を切り捨てるつもりだと知り、ケイは恨みを抱く。
ケイはTV映画の試写会のわずかなスキをつき、犯行に及ぶが・・・
第44話「攻撃命令」
心理学者のエリックは、妻と浮気していた助手のチャーリーを憎んでいた。エリックは2匹のドーベルマンを訓練し、“ある言葉”を聞いたら、相手をかみ殺すように教育する。
ある日のこと。エリックは外出先から電話し、自宅に待機させたチャーリーに“ある言葉”をつぶやかせる。ドーベルマンはチャーリーに襲いかかり・・・
第45話「策謀の結末」・・・思い出のコロンボ 第14位
アイルランド出身の詩人・デヴリンには、IRA(アイルランド共和国軍)の革命戦士というもうひとつの顔がある。いまは各界で活躍する同志とともに、革命のための武器を密輸する計画だった。
ところが、武器販売の仲買人が裏切ったと知る。デヴリンは、相手を銃で撃ち・・・
※この回には2種類の吹き替えが存在し、NHK版のコロンボの声は小池朝雄さん。日テレ版やDVD版は石田太郎さんが担当。
2018年のBSプレミアムでは、長らく紛失していた小池さんバージョンで放送されました。
▲クリックすると動画が読み込まれます。
第46話「汚れた超能力」
国防省とCIAも注目する超能力研究所では、超能力者・エリックの透視実験がくり返し行われていた。エリックの透視能力にみなは圧倒されるが、それはやらせの能力だった・・・
第47話「狂ったシナリオ」
若き映画監督のアレックスは、旧友のレニーから昔に撮ったフィルムを手渡される。それは、アレックスがアマチュア時代に撮影した短編で、そこにはレニーの妹の転倒事故の映像が映っていた・・・
第48話「幻の娼婦」
心理学者のジョーンは著書がベストセラーとなり、慌ただしい日々を送っていた。
恋人でもあるマネージャーが企画した講演会へ向かったジョーンだが、恋人の浮気現場を見てしまう。開き直った恋人は、ジョーンに辛辣な言葉を投げかけ・・・
第49話「迷子の兵隊」
軍事訓練学校を運営する財団の幹部・ブレイリーは、教官のキーガンから脅されていた。キーガンはブレイリーが財団の資金で私腹を肥やし、さらに不倫していることまでつかんでいた。
ブレイリーは暗がりの中、ナイフでキーガンに襲いかかり・・・
第50話「殺意のキャンバス」
画家のマックスは、妻のヴァネッサ、前妻のルイーズ、モデルのジュリーと共同生活をしていた。
ある日のこと。ルイーズが心理学者の男と同居したい、と言い出す。今の生活を奪われたくないマックスは・・・
第51話「だまされたコロンボ」
男性向け雑誌の経営者であるショーンは広大な屋敷を所有し、モデルたちと暮らしていた。雑誌の売り上げを伸ばしたいショーンは、出資者のダイアンと共謀し・・・
※いつもの“倒叙(とうじょ)ミステリー”と違って、最後まで視聴者にも真相がわからない作り。犯人に翻弄されるコロンボが見られるのも珍しい。
第52話「完全犯罪の誤算」
弁護士のオスカーは、上院議員マッキーの政策ブレーンである。オスカー自身も、司法長官の座を狙っていた。
ある日、顧客のステイプリンから電話がかかってくる。悪徳商売に手を出したステイプリンは、起訴されそうになっていた。彼の存在がキャリアの邪魔になると判断したオスカーは・・・
※オスカーを演じたパトリック・マクグーハンは、「祝砲の挽歌」(28話)に次いで2度目の犯人役。本作では監督もつとめ、繊細な演出を見せてくれる。
第53話「かみさん安らかに」
雨が降りしきる墓地。コロンボは雨に打たれながら、“かみさん”の葬儀に参加していた。
その姿を不動産業者のビビアンは、満足げに眺めていた。彼女は、夫を逮捕したコロンボに復讐を成し遂げたのだ・・・
※かみさんの葬儀のシーンから回想シーンへと繋がる、トリッキーな構成。
第54話「華麗なる罠」
ウェズリーは、高名な歯科医・シャーウィンの娘と結婚した。しかし、ギャンブル癖のため借金をくり返し、その負債を叔父に肩代わりさせていた。
「娘と別れさせるぞ!」
叔父に言われたウェズリーは・・・
第55話「マリブビーチ殺人事件」
プレイボーイのウェインは、金銭目的で女流作家・テレサと婚約する。ウェインが愛人の家にいると、浮気を知ったテレサから怒りの電話がかかってくる・・・
※中盤辺りで犯人が自供し、事件解決かと思いきや、真相をめぐって二転三転する。
第56話「殺人講義」
ジャスティンとクーパーは大学生。試験問題を盗んだことが担当教授にバレ、叱責されていた。プライドの高い2人にとって、担当教授は邪魔だ。
ある日のこと。2人は、ゲスト講師として呼ばれたコロンボの前で、聴講していた担当教授を始末しようとして・・・
第57話「犯罪警報」
「犯罪警報」は、未解決事件をあつかったTVショーだ。視聴者から犯人につながる情報を募集する、人気番組なのだ。
実は、番組の司会者・アンダースは、キャスターのクラークから脅迫を受けていた。アンダースは、番組放送中に大胆にも犯行に及び・・・
第58話「影なき殺人者」
弁護士のヒューは、恋人で元・歌手のマーシーが昔のバンド仲間と通じ合っていたことに激怒! シャンパンに毒物を入れ、マーシーをなきものにするが・・・
第59話「大当たりの死」
株で大損したラマーは、甥っ子のフレディがロト宝くじで大金を当てたと知る。ラマーはパーティーに甥を招き、混乱のさなか始末しようとするが・・・
第60話「みんなの花嫁」
コロンボは、甥のアンディ刑事とメリッサの結婚式に出席する。親族代表として、スピーチを行なっていたのだ。
ところが、花嫁はホテルからこつ然と姿を消す。部屋からは、麻酔薬をしめらせた綿が見つかり・・・
第61話「死者のギャンブル」
多額の借金を負ったハロルドは、フットボールチームを所有する叔父のフレッドに援助を頼む。しかし、冷たく断れるのだった。
追いつめられたハロルドは・・・
※途中で容疑者が死んでしまう、ひねりの効いた展開。悪女のドロレスを演じたタイン・デイリーは、『ダーティ・ハリー3』では、イーストウッドの相棒を務めています。
第62話「恋に落ちたコロンボ」
ギャンブラーのニックとローレンの交際がL.A.の社交界の話題をかっさらっていた。ニックが若い女と浮気していると知ったローレンは、怒りをあらわにして・・・
※ピーター・フォークが脚本を書き、犯人役に『俺たちに明日はない』のフェイ・ダナウェイを迎えるという、気合の入れよう。
第63話「4時02分の銃声」
政治アナリストのチェイスは、恋人の娘・ビクトリアを特別扱いしていた。チェイスは、作家をめざすビクトリアの小説を売りこもうとするが・・・
※当時、普及し始めていた携帯電話をアリバイに用いています。
第64話「死を呼ぶジグソー」
住宅街のある一室。アパートに忍びこんだ男と家主が、ともに亡くなっていた。
わずかな手がかりのもと、変装したコロンボは潜入捜査を試みて・・・
※『ロッキー』でエイドリアンの兄を演じたバート・ヤングがギャング役で出演しています。
第65話「奇妙な助っ人」
牧場を経営するグラハムは、借金の返済に困った弟から助けを求められる。
グラハムは主催するレースで八百長をして、牧場の持ち主・ブルーノを儲けさせる。弟の借主であるブルーノに利益をもたらし、借金をチャラにしてもらおうと考えたのだ。
ところが、そのレースにはマフィアも絡んでいて・・・
※映画『夜の大捜査線』で署長を演じた名優ロッド・スタイガーが、マフィアのボス役で出演しています。
第66話「殺意の斬れ味」
起業家のカルバートは、顧客のハワードから訴えられる。ハワードによれば、投資で失敗したのは、カルバートのせいだというのだ。
カルバートの妻・キャサリンは、夫と別れるチャンスだとばかりに計画を立て・・・
第67話「復讐を抱いて眠れ」
葬儀社を営むエリックは、芸能レポーターのヴェリティに弱みを握られていた。エリックが大女優の遺体から、高価なネックレスを盗んだことがバレていたのだ。
エリックはヴェリティを始末した後、火葬炉で焼き、証拠隠滅を図るが・・・
第68話「奪われた旋律」
映画音楽作曲家・フィレンドレーが名声を得たのは、実は才能ある弟子にゴーストライターとして曲を書かせていたためだ。弟子にすべてをバラすと言われたフィレンドレーは追い詰められ・・・
第69話「虚飾のオープニングナイト」
プライスは内装工事に立ち会っていた。夢だったクラブのオープンを目前に控え、喜びに浸っていたのだ。ところが、融資を約束してくれたいた友人・トニーから、思わぬ連絡が入って・・・・