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西部劇映画『カラミティ・ジェーン』NHKのBSで放送!【カッコカワイイ女性ガンマンのミュージカル!】

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西部劇映画『カラミティ・ジェーン』NHKのBSで放送!【カッコカワイイ女性ガンマンのミュージカル!】

「男勝りの女ガンマンが主人公。ミュージカル。おまけにツンデレ」

 

楽しいミュージカルであり、せつない恋愛映画であり、「女性らしさとは何か?」を問う社会派作品でもある。

いくつもの顔を持つ映画『カラミティ・ジェーン』が、NHKのBSで放送されます。

 

この記事では、映画『カラミティ・ジェーン』のあらすじと見どころをご紹介します。

西部劇映画『カラミティ・ジェーン』NHKのBSプレミアムでの放送はいつ? タイトルの意味は?

『カラミティ・ジェーン』は1953年のアメリカ映画。

西部開拓時代を舞台に、男勝りの女性ガンマンとすご腕の保安官の恋を描いたミュージカルです。

ミュージカル映画『カラミティ・ジェーン』
原題  Calamity Jane
製作 1953年
製作国 アメリカ
ジャンル 西部劇、ミュージカル
上映時間 101分
監督 デイヴィッド・バトラー(『モロッコへの道』)
脚本 ジェームズ・オハンロン(『月世界征服』)
出演  ドリス・デイ、ハワード・キール、アリン・アン・マクレリー

カラミティ・ジェーンのモデルは、西部開拓時代に実在した女性ガンマンです。本名は、マーサ・ジェーン・カナリー。

「カラミティ」( calamity =災厄)はあだ名で、由来は諸説あります。

  • 騎兵隊長をインディアンの襲撃(=災害)から救った
  • 男たちに、「私を馬鹿にすると、ひどいめ(=災厄)に遭うよ」と言いふらしていた

 

映画『カラミティ・ジェーン』のテレビ放送は、2021年11月19日(金)。NHKのBSプレミアムの「BSシネマ」にて。

13:00 ~ 14:42

字幕スーパーでの放送となります。

映画『カラミティ・ジェーン』あらすじ【カッコカワイイ女性ガンマンのミュージカル!】

西部の田舎町、デッドウッド。

この町に、男顔負けの射撃の腕をもつ女ガンマン、ジェーン(ドリス・デイ)がいました。ジェーンは、保安官のワイルド・ビル・ヒコック(ハワード・キール)とは、悪友の関係。お互いを認めつつも、会えば口げんかする仲でした。

 

さて、町の劇場主は、ニューヨークで大人気の女優、フランシス・フライアーを酒場に招待しようとします。ところが、手違いが起き、町にやってきたのは男性の喜劇俳優でした。女優を見たくて集まった客たちは、怒り出します。

 

すると、ジェーンは客たちをなだめ、

「もっとべっぴんな女優を雇ってるんだ。アデレード・アダムスさ!」

と、口走ってしまいます。

 

アデレード・アダムスとは、都会で活躍する有名女優でした。もちろん、ジェーンがとっさに付いた嘘です。デッドウッドのような田舎町に、アデレードほどの大女優が来るとは思えません。事態はさらに悪化します!

 

保安官のヒコックは、ジェーンに

「お前は“カラミティ”( calamity =疫病神 )だな!」

と、皮肉を言います。

 

責任を感じたジェーンは電車に乗り、遠く離れたシカゴに向かいます。本物のアデレードを連れてくるためです。

 

 

さて、シカゴの劇場では、アデレード・アダムスが今夜の舞台を終えたばかりでした。付き人のケーティ(アリン・アン・マクレリー)は、いつか自分も舞台で踊りたい、と思っています。

ケーティは舞台に立たせてほしいと頼みますが、アデレードは歌も踊りもヘタなケティを相手にしません。軽く聞き流すと、劇場を後にします。

 

そこへジェーンがやってきます。ジェーンは、控室に残っていたケーティをアデレード本人とかん違い!付き人のケーティを故郷の町へ連れ帰ってしまい・・・

 

▲クリックすると動画が読み込まれます。

 ツンデレ&せつない恋愛映画? 『カラミティ・ジェーン』見どころ

三角関係どころか四角関係?

主人公のジェーンと、保安官のヒコックは親友同士。序盤は、テンポのよい会話が続きます。

ジェーンの大げさな自慢話を信じようとしないヒコック。ジェーンは、彼の足元をねらい撃ちします。

 

バーン! 

ジェーン「嘘だって言うのかい?」

 

バーン! (手元をねらって早撃ち!)

ヒコック「たまには髪をとかせ」

 

しかし、ジェーンが踊り子見習いのケーティを連れてくると、ややこしいことに!

ジェーンがちょっとだけ好意を寄せるギルマーティン少尉もふくめた、四角関係に発展してゆくのです。

 

① ジェーン ⇨ ホントは保安官のヒコックが好き。でも、友だち関係なので、ギルマーティン少尉に気持ちがなびく。少尉も自分のことを好きなはず、と思っている。

② ヒコック ⇨ ジェーンとのことは友だち。ジェーンが連れてきたケーティにひと目ぼれ!

③ ギルマーティン少尉 ⇨ ケーティに猛アタック!

④ ケーティ ⇨ジェーンが少尉に好意を抱いていると思ってる。少尉に言い寄られて困惑するけど・・・

 

ジェーンは少尉やヒコックからは、ずっと恋愛相手と見なされてなくて・・・一見すると楽しいミュージカルなんだけど、せつない恋愛映画でもあります。

ドリス・デイのダンスに圧倒される! 元気の出るミュージカル!

ドリス・デイといえば、ヒッチコックの傑作サスペンス『知りすぎていた男』では、名曲「ケセラセラ」を熱唱していた女優さん。

 

『カラミティ・ジェーン』のミュージカル・シーンでは、すらりと長い手足を伸ばして、酒場の中を走り回ります。

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