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『ザ・ボーイズ』シーズン2第6話あらすじ&考察!「セブン」のメンバー構成と選民思想

『ザ・ボーイズ』シーズン2第6話あらすじ&考察!「セブン」のメンバー構成と選民思想

腐敗したヒーローに普通の人間たちが戦いを挑む、『ザ・ボーイズ』シーズン2。Amazonプライムビデオのオリジナルドラマです。全8話のシーズン2も、佳境に入ってきました。

 前回までの『ザ・ボーイズ』は・・・

ホームランダーが民間人を巻き添えにした動画が流出します。

抗議デモが活発になる中、ホームランダーはストームフロントから怒りを抑えるように注意されます。その結果、支持率は回復。2人の仲は急接近するのでした。

いっぽう。ホームランダーに脅され続けていたメイヴは、「セブン」への復帰を願うディープと共闘。ヴォート社の内部情報を集めるのでした。

『ザ・ボーイズ』シーズン2第6話 登場キャラクター

ブッチャー

元CIAの職員。「ザ・ボーイズ」のリーダー。能力者を毛嫌いしており、アニー(⇦ スターライトの変身前)に偏見を持っている。

ヒューイ

恋人をスーパーヒーローに殺された青年。ときどき暴走するブッチャーの怒りをなだめる。

スターライト(⇦ アニー)

 シーズン1で「セブン」の一員となった能力者。腐敗したヒーローに幻滅して、ヒューイたちに内部情報を教えていた。いよいよ「ザ・ボーイズ」に加入か?

フレンチー

「ザ・ボーイズ」のメンバー。フランス出身。幻覚剤を常用しており、薬のせいで友だちをなくしている。キミコに恋心を抱いているが・・・

キミコ

「ザ・ボーイズ」のメンバー。“コンパウンドV”を投与された能力者。ストームフロントに弟を倒され、復讐を誓う。

マロリー

初老の女性。元CIAの副長官で「ザ・ボーイズ」の創設者。ランプライターに孫を殺され、恨みを持っている。第6話で因縁の相手と対面する?

ホームランダー

腐敗したヒーロー集団「セブン」のリーダー。敵視していたストームフロントから怒りをコントロールする術を学び、いまは彼女に夢中。

ストームフロント

シーズン2から「セブン」に加入した新メンバー。圧倒的な戦闘力をもち、1970年代は“リバティ”という別名義でヒーロー活動をしていた。第6話で、出生の秘密が明かされる?

シンディ

「セージグローブ・センター精神病院」の被験者。危険薬“コンパウンドV”の実験台となっている若い女性。遠隔から物体を破壊する能力をもつ。

『ザ・ボーイズ』シーズン2第6話のあらすじ

アニーとブッチャーは犬猿の仲!?

アニー(⇦ スターライトの変身前)は、「ザ・ボーイズ」のアジトへやってきます。

アニーの体内にはヴォート社が埋め込んだ追跡用のチップがありましたが、フレンチーがドリルで体を開け、チップを取り出します。

 

ヒューイは、アニーをブッチャーに引き合わせますが、ブッチャーは彼女に冷たい態度を取ります。能力者を毛嫌いしていたのです。

ともかく、スターライトはヴォート社の内部情報を教えます。ペンシルベニアの精神病院で、秘密の研究が行われているらしいのです。

 ひとり、ヤバい能力者がいる!

【セージグローブ・センター精神病院】へやってきた「ザ・ボーイズ」の面々。MM、フレンチー、キミコの3人は病院スタッフになりすまし、院内へ潜入します。ブッチャー、ヒューイ、アニーは外で待機します。

MMやフレンチーは、病院内の監視カメラの映像を見ます。

院内には個室がたくさんあり、危険薬“コンパウンドV”を投与した患者を観察しているようです。映像には、反抗した患者が職員に焼きつくされる様子が映っていました。

 

その職員は、“ランプライター”。かつて「セブン」の一員であり、「ザ・ボーイズ」の創設者・マロリーの孫たちを焼き殺してしまった能力者です。

 

冷静さを失ったフレンチーはランプライターに襲いかかりますが、ランプライターも炎で反撃! 病室の扉を、炎で焼き切ってしまいます。すると、薬の実験中だった1人の女性・シンディが部屋から出てきます。

 

別の職員がシンディに発砲すると、シンディは離れた場所から右手をグッと握ります。すると、職員のカラダが一瞬で吹き飛びます!  シンディは遠距離攻撃の能力者のようです。

病院内では能力をもった患者たちが次々と脱走。病院側は建物を封鎖して、患者を閉じこめようとします。

 “コンパウンドV”で能力者を大量生産?

ランプライターは、この病院で起こっている真実をフレンチーたちに告げます。この病院の目的は能力者の育成ではなく、危険薬“コンパウンドV”の効き目を安定させることでした。副作用なく能力を引き出せる完璧な薬をめざしていたのです。

 

そのころ。

病院の出入り口に、シンディがいました。シンディが外へ出ようとすると、ストームフロントが現れます。ストームフロントは電撃でシンディを気絶させ、ランプライターを大声で呼びます。

 お前の能力は、そんなもんだったのかよ!

いっぽう。外で待っていたブッチャー、ヒューイ、アニーの前に気の弱そうな青年が現れます。危険を察知したブッチャーは青年を撃ちますが、青年は遠距離から車をふっ飛ばし、ヒューイはお腹に大怪我を負ってしまいます。

 

ブッチャー「血を止められるか?」

アニー「あの子にふっ飛ばされて、パワーが足りない!」

 

「お前の能力は、そんなもんだったのかよ!!」

ブッチャーは思わずアニーにツッコみますが、いまは一大事。

 

2人でヒューイを病院へ搬送します。ヒューイは一命を取り止め、ブッチャーとアニーもホッと胸をなでおろします。

 

 

ところかわって、高層マンションの一室。

メイヴと恋人のエレナが同棲していました。メイヴがシャワーを浴びているとき、エレナはメイヴのタブレット端末を盗み見ます。そこには、ホームランダーとメイヴが飛行機事故に遭った人々を見殺しにする映像がうつっています。

 復讐の連鎖を断ち切れ!

さて、MMとフレンチー、キミコは病院を後にし、ワゴン車に乗ってマロリーに会いにゆきます。車にはランプライターが乗っていました。

 

ランプライターに孫を殺されたマロリーは、拳銃でランプライターを撃とうとします。

 

同じようにランプライターに恨みをもつフレンチーは、

「撃っても何の解決にもならない。彼に罪をつぐなわせるべきだ!」

と、説得。マロリーは怒りを抑えるのでした。

 ストームフロントの出生の秘密?

さて。ホームランダーはストームフロントに疑惑を持ち始めていました。ストームフロントが嘘をついて、単独行動をしていたからです。

 

ホームランダーが問い詰めると、ストームフロントは真実を語り出します。彼女は1919年にベルリンで生まれたと告白し、ヒムラーやゲッペルスといったナチスの幹部とも知り合いだったことを明かします。

 

彼女の夫は、フレデリック・ヴォート。【ヴォート社】の創設者であり、“コンパウンドV”の発明者でした。ストームフロントは薬の最初の投与者でした。

フレデリックの狙いは、何百万人もの能力者で軍隊を作ること。他の人種から略奪されたとき、反撃するための戦力を育てることだったのです。

 

フレデリックの最高傑作が、ホームランダーでした。

 

いっぽう。目を覚ましたシンディは、さびれた道を歩いていました。シンディはヒッチハイクで車を拾うと、どこかを目指してゆくのでした。

考察:「セブン」のメンバー構成と選民思想

 度々ほのめかされてきましたが、ヴォート社の誕生にはナチスと深い関りがあることが判明しました。

 

ヒトラーは著書『我が闘争』のなかで、北方人種(=アーリア人)こそ世界を指導するべきだ、と語っています。ヒーロー集団「セブン」と普通の人たち「ザ・ボーイズ」のメンバー構成を見ると、人種に対する考え方の違いが色濃く出ています。

 

「セブン」のメンバー

  • ホームランダー・・・白人男性
  • メイヴ・・・白人女性、同性愛者
  • ディープ・・・プエルトルコ人? ⇨ 一時的に脱退
  • Aトレイン・・・黒人男性 ⇨ クビ
  • ブラック・ノワール・・・不明
  • スターライト・・・白人女性 ⇨ 脱退?
  • ストームフロント・・・白人女性、人種差別主義者

 

「ザ・ボーイズ」のメンバー

  • ブッチャー・・・イギリス人男性、ロンドン訛りがある
  • ヒューイ・・・白人男性
  • フレンチー・・・フランス人男性、感情的になるとフランス語を発する
  • MM・・・黒人男性
  • キミコ・・・日本人女性、口がきけない

 

「セブン」のメンバーが白人中心なのに対して、「ザ・ボーイズ」には外国出身者や障害のある人もいます。ブッチャーやフレンチーの外国訛りを強調するのは、意図的な演出でしょう。

「セブン」の中でも、黒人であるAトレインはクビになりかけ、同性愛者であるメイヴは苦境に立たされています。

 

“選ばれた人間だけが、ヒーローにふさわしい”

という偏見が根強いことを、原作者は伝えようとしているのでしょう。