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実話?『バリー・シール/アメリカをはめた男』地上波放送!民間のパイロットがCIAのスパイに転身?

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実話?『バリー・シール/アメリカをはめた男』地上波放送!民間のパイロットがCIAのスパイに転身?

トム・クルーズ主演で、嘘みたいなパイロットの半生を描いた映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』が、地上波テレビ放送されます。

 この記事では、『バリー・シール/アメリカをはめた男』のあらすじをご紹介。物語の背景となる歴史について解説します。

 

実話?『バリー・シール/アメリカをはめた男』地上波放送はいつ?

 『バリー・シール/アメリカをはめた男』は2017年のアメリカ映画。天才的な操縦技術を持つパイロットがCIAに雇われながらも、麻薬の“運び屋”をするという犯罪ドラマです。

バリー・シールは実在のパイロットで、実際にCIAの仕事を請け負いながら、コカインや武器の“運び屋”もやっていました。

スパイ映画『バリー・シール アメリカをはめた男』
原題 American Made
製作年 2017年
製作国 アメリカ
ジャンル 犯罪ドラマ、伝記
上映時間 117分
監督 ダグ・リーマン(『オール・ユー・ニード・イズ・キル』)
脚本 ゲイリー・スピネッリ
出演 トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト・オルセン

 映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』の地上波放送は、2021年6月29日(火)の深夜。フジテレビ「ミッドナイト・アートシアター」にて。

 25:55 ~ 27:55

(つまり、6/30(水)の午前1:55 ~となります)

 関東ローカルのみの放送となります。

2021年6月現在、Amazonプライムビデオで視聴できます。

『バリー・シール/アメリカをはめた男』あらすじ【ネタバレなし】

 1978年。

航空会社のパイロットであるバリー・シール(トム・クルーズ)は勤務のかたわら、キューバの葉巻の密輸もおこなっていました。バリーの悪事は、CIAからも目を付けられるようになりました。

 

ある日のこと。

バリーは、CIAのシェイファー(ドーナル・グリーソン)から、極秘任務をさずかります。それは、ホンジュラス、メキシコ、グアテマラなど中米に飛び、現地の革命戦士(いわゆるテロリスト)の写真を撮ってほしい、という頼みでした。

 

1985年。

バリーは、パナマの大佐・ノリエガとCIAの仲介も引き受けるようになっていました。バリーはノリエガに頼まれ、麻薬の“運び屋”もやっています。もちろん、CIAには内緒。

 

さらにバリーは、ニカラグアの反政府組織【コントラ】に武器を密輸する仕事まで引き受けるようになりました。

航空写真の盗撮。コカインの密輸。武器の輸送。 

小遣い稼ぎのつもりで始めたバリーのビジネスは、どんどん膨らんでゆきます。やがてバリーは、CIAや中米の革命組織も一目置くような大金持ちになり・・・

トム・クルーズ主演『バリー・シール アメリカをはめた男』評価と解説

 映画サイトの評価:意見は真っ二つ!

Amazon:★★★★☆ 4.0

映画.com:★★★☆☆ 3.3

Yahoo!映画:★★★☆☆ 3.3

 

  • お調子者がつい危ないことに手を出し、破滅してゆく話。それだけなのだが、バリーが憎めない男で、面白い。
  • 起承転結が・・・上りもせず下がりもせず・・・思ってたのと違う

歴史を解説:テロリストの支援を黙認? 実はCIAを批判?

CIAに雇われたスパイが、副業で麻薬や武器の密輸までおこなう。とんでもない話なのですが、バリーの自信過剰なキャラクター性もあって、コメディのような楽しさがあります。

 

しかし、この作品の本当のテーマは、レーガン政権&CIA批判です。

『バリー・シール/アメリカをはめた男』の物語のおもな舞台となるのが、1978~1985年。米ソ冷戦のまっただ中です。

1979年、中米のニカラグアで、民族解放戦線による“サンディニスタ革命”が起こります。誕生したサンディニスタ政権はソ連やキューバ寄りなので、アメリカとしては面白くありません。

 

『バリー・シール/アメリカをはめた男』の劇中、バリーはニカラグアの反政府組織【コントラ】を支援します。CIAはこのことを知っていながら、黙認しています。

 

もし、アメリカ政府が表立って反政府組織【コントラ】を助けたら、それは“テロリストを支援している”ことになってしまいます。【コントラ】が大きな組織となってサンディニスタ政権を打倒してくれたら、アメリカにとっても都合がよいわけです。

 

だから、【コントラ】に武器を密輸しているバリーを、あえて泳がせています。この映画は、テロリストを“間接的に”支援していたレーガン政権やCIAを批判しているのです。

 

似たようなテーマを、サスペンスタッチで描いた映画があります。2019年製作、オリヴィエ・アサイヤス監督の『WASPネットワーク』です。こちらは、アメリカに亡命した活動家が、打倒カストロを目指してキューバの革命活動にのめりこんでゆく姿が描かれます。

この作品でも、やっぱりアメリカはテロ活動を“黙認”しています。

www.entafukuzou.com

『WASPネットワーク』は、動画サービスNetflix(ネットフリックス)で配信されています。