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映画『こんな夜更けにバナナかよ』地上波放送!あらすじと作品が伝えたかった事とは?

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映画『こんな夜更けにバナナかよ』地上波放送!あらすじと作品が伝えたかった事とは?

難病でありながら夢や欲望のおもむくままに生き、皆から愛された人物・鹿野靖明さん。そんな彼とボランティアスタッフの心の交流を描いた映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』が地上波放送されます。

 

この記事では、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』のあらすじとキャスト、作品が伝えたかったテーマについてまとめました。

※なお、ネタバレはしません。

 

 

映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』テレビ放送はいつ?

 

 映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は、ノンフィクションライター・渡辺一史さんの本「こんな夜更けにバナナかよ」が原作。映画は、2020年12月4日(金)に日本テレビ系列「金曜ロードSHOW!」で地上波放送されます。

 

 21:00 ~ 22:54

 

 

 

映画『こんな夜更けにバナナかよ』あらすじ【ネタバレなし】

 

難病にも関わらず自立生活!鹿野の筋ジストロフィーとは?

 

北海道、札幌。この地に住む38歳の鹿野 靖明(しかの やすあき)は、難病の筋ジストロフィー症でした。

 

「筋ジストロフィー」とは、手足を動かす筋肉の組織が壊死(えし)と再生をくり返す、遺伝性の病気です。筋力が低下してゆき、身体を動かすのが困難になったり、呼吸や飲みこみの機能が不自由になったりします。

 

鹿野の場合、身体で動かせるのは手と首だけ。車いす生活を送っており、人の助けがないと生きてゆけません。にも関わらず病院をとび出し、自分でボランティアを募って自立した生活を送っていました。

 

そんな鹿野のもとに、教育実大生の美咲がやってきます。鹿野のボランティアをやっていた医大生の田中に連れられてきたのです。

 

美咲の目に映る鹿野は、自己中心的でわがまま。 夜中の2時に、

「バナナ買ってきてよ!」

と、美咲や田中に頼みます。

 

鹿野から勝手にスケジュールを組まれ、デートもできなくなった美咲はキレてしまいます。

「鹿野さんって、何さま? 障害者だからって、偉いわけ?

 

命がけのわがまま! 立場は対等だ!

 

鹿野は、美咲に謝罪の手紙を書きます。ところが、謝罪の後に、こんな言葉が・・・

「君を好きになってしまった」

 

あきれ果てた美咲ですが、少しずつ心に変化が訪れます。鹿野は

生きるのは、迷惑をかけあうことだ!

と言い切り、難病にも関わらず途方もない夢を語ります。また、冗談の絶えない明るい性格。

 

いつしか美咲は、鹿野の人柄にひかれてゆくのです。

 

しかし、病魔は鹿野の体をむしばんでいました。呼吸筋(=肺を動かす筋肉)が衰えていて、人工呼吸器をつける必要があったのです。呼吸器をつければ、鹿野は喋れなくなってしまいますが・・・

 

 

 

 三浦春馬さんも出演!登場人物&キャスト

 

 鹿野 靖明(しかの やすあき)・・・大泉 洋

 

 

筋力が弱ってゆく難病・筋ジストロフィー症の男性。ハンディを背負いながら積極的に公演活動を行ない、アメリカ旅行を夢見ている。一見わがままにも映るが、明るい彼の周りにはボランティアが集まってくる。

 

安堂 美咲・・・高畑充希

 

 

 田中の彼女。ズケズケものを言う感情的なタイプだが・・・

 

 田中 久・・・三浦 春馬

 

 

 鹿野のボランティア。医大生。実家の病院をつぐことを期待されている。

 

 高村 大助・・・萩原聖人

 

鹿野と同年代のベテランボランティア。

 

前木 貴子・・・渡辺 真紀子

 

 

 ベテランボランティア。鹿野と信頼関係ができており、平気で呼び捨てにする。

 

 鹿野 光枝・・・綾戸 智恵

 

 鹿野の母。愛情あふれる母だが、鹿野はなかなか心を開けない。

 

 

 

 

自立とは?『こんな夜更けにバナナかよ』が伝えたい事とは?

 

ひと昔前は、重度の障害を持っている人は、親元で介護を受けて暮らすか、ずっと病院や施設に入れられていました。社会と関わりを持ちづらい時代があったのです。

 

障害があるからといって、夢や目標をあきらめたくない・・・そんな思いから実家や病院をとび出し、別の生き方を始めたのが鹿野さんたちです。

 

といっても介助者がいなければ生きてゆけないので、街頭や大学のキャンパスでビラをまいてボランティアを募ったのです。このように、積極的に社会と関わろうとする生き方を“自立”と呼んでいるのでしょう。

 

 

 この作品は、狭い意味では

「ボランティアが世話してあげる立場で、障害者は世話してもらう立場」

という世の中の思いこみに対して、疑問を投げかけています。

 

同じ人間なのだから、立場は対等なんじゃない?

と、問題提起しているのです。

 

 

 

広い意味では、地域のつながりが薄れ、孤立しがちな私たちに

ときには誰かに助けを求める勇気も、必要なんじゃない?

 と、背中を押してくれます。

 

三浦春馬さん演じる医大生は、ひとり悩みを抱えて苦しみます。このキャラクターは、人に頼ることができる鹿野さんとは対照的に描かれています。

 

 

 

障害をあつかった映画というと、しめっぽい作品を想像する人が多いかもしれません。でも、鹿野のぶっ飛んだキャラクターに圧倒される楽しい映画です。排せつや性の問題もユーモラスに描いており、ただのお涙頂戴ではありません。

 

イメージだけで敬遠せずに、多くの人に観てほしいと思います。