※この記事は、2021年11月に更新しました。
レスキューもののバイブル的存在の映画『バックドラフト』が、NHKのBSでテレビ放送されます。
この記事では、映画『バックドラフト』のあらすじに加え、火災現場で起こる“バックドラフト現象”の意味をご紹介します。
- 映画『バックドラフト』NHKのBSプレミアムでのテレビ放送はいつ?(2021年)
- 名作映画『バックドラフト』ストーリー【ネタバレなし】
- 火災現場で起こる『バックドラフト』現象の意味は?
- 感想:泣ける!人間ドラマとしても一級品
映画『バックドラフト』NHKのBSプレミアムでのテレビ放送はいつ?(2021年)
『バックドラフト』は、1991年公開のアメリカ映画。父の遺志をついで消防士となった兄弟の成長を描いた人間ドラマです。
バックドラフト | |
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原題 | Backdraft |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 137分 |
監督 | ロン・ハワード |
脚本 | グレゴリー・ワイデン |
出演 | カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン |
名作『バックドラフト』は、2021年12月27日(月)にNHKのBSプレミアムで放送されます。
13:00 ~ 15:19
急きょ放送予定が変わり、織田裕二 主演の『椿三十郎』(2007)に差し替えられました。放火事件に配慮しての措置かもしれません。放送はなくなってしまいました。
名作映画『バックドラフト』ストーリー【ネタバレなし】
※注意 ⇧のような話ではありません。
スティーブンとブライアンの父は優秀な消防士でしたが、2人が幼い頃に消火活動中になくなってしまいます。
十数年後。
兄のスティーブは、殉職した父の遺志をつぎ、消防士となります。
いっぽう。定職に就かずふらふらしていた弟のブライアンもおくれて消防士となり、兄の所属する第17分隊に配属されます。
子どもの頃からそりが合わなかった兄弟は、勤務中にたびたび衝突! 弟のブライアンは些細なミスをくり返し、ついに辞職してしまうのでした。
その頃。
シカゴでは、「バックドラフト」という現象の起こる火災事故が多発していました。火災捜査官のドナルドは、連続放火の疑いをもっていました。
そんな中、失意のブライアンに声をかける者がいました。市議会議員のスウェイザクです。
スウェイザクは、行き場を失っていたブライアンをドナルド捜査官に紹介してくれます。ブライアンは捜査官の助手として、火災事故の謎に挑みますが・・・
火災現場で起こる『バックドラフト』現象の意味は?
タイトルの『バックドラフト』は、火災の現場でよく起こる現象です。
ものが燃えるには酸素が必要。たとえば、木に火を近づけると、燃えやすいガスが発生します。この可燃性のガスと空気中の酸素が結びつくと、木が燃えるのです。
酸素が少なくなれば、炎も小さくなります。
室内のような閉じた空間で火事が発生した場合、酸素を消費してゆくにつれ、炎も小さくなります。炎が弱くなると、いっけん鎮火したように見えます。
ところが、ドアを開けたりガラスを破ったりして、外から酸素がいっきに入ってくると、燃料となる酸素がいっきに供給されることになります。
残っていた可燃性ガスと、酸素との化学反応が起こると・・・「どっかーーーん!!」と大爆発!! これが“バックドラフト”現象です。
感想:泣ける!人間ドラマとしても一級品
冒頭。
まだ幼いブライアンは、父の仕事を尊敬のまなざしで見つめています。憧れの消防士。
でも、先に消防士となったのは兄。立派な隊長となった兄に比べて、弟のブライアンは何をやっても長続きせず。兄へのコンプレックスは相当なものです。
そんな弟が、命がけの任務をこなす兄の姿を見るうち、消防士の誇りを学んでゆきます。父や兄の背中を追いかけ、若者がさわやかに成長してゆく姿は、心を揺さぶります。