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【はてなブログ収益化】Googleアドセンスで稼ぐ方法と,おすすめの設置位置

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Googleアドセンスで収益を得たかったら,広告を外せ!【はてなブログ】貼り方、位置、自動広告

※この記事は、2023年9月に更新しました。

 はてなブログの収益化について調べると、WordPress運営者による

「はてなでアドセンス収益を得るのは難しいから、WordPressを使え!」

という声が目立ちます。

 

大丈夫。はてなブログだから収益化が無理、ということはありません。その代わり、はてなの特性を踏まえた運用を考えなくてはなりません。

この記事では、アドセンスで収益を得るためのメカニズム、はてなブログでおすすめのアドセンス広告を貼る配置についてご紹介します。

【はてなブログ収益化】Googleアドセンスで稼ぐ方法は?【収益を得たかったら、検索流入を増やせ!】

こんな悪循環に陥っていませんか?

審査に受かって、アドセンス広告を貼れるようになった。わ~い!!
       ⇩
月収20円? 思ってたのとぜんぜん違う!
                    ⇩
1つのページに6つ、7つとアドセンス広告を増やす
                    ⇩
クリック単価がどんどん下落、6円や8円など、1ケタに。さらに広告を貼りまくる
         ⇩
表示速度が遅くなり、読者の離脱率ばかり上がってゆく。アクセスも減少。

これはダメ。目先の収益を得ようと広告を付けすぎると、かえって収益化が難しくなるよ

 

まず、そもそもアクセスが少ない場合。

アドセンス収益はアクセスに左右されます。収益化したいなら、最低でも1日500PVの「検索流入」が必要です。「検索流入」とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンからのアクセスのこと。

 

なぜ、検索流入なのか?

ブログ村経由・はてなグループ経由で訪問してくれるのは、ブログ運営者さんです。アドセンス収益を得ようと思ったら、ご自分のブログの“ターゲット”となる一般の読者さんを集めなければなりません。

広告をクリックしてくれるのは、たまたま記事を目にした登録読者ではありません。そのジャンルに本当に興味があり、みずから検索してやってくる人だからです。

 

“見込み客”になりにくい同業者(=ブログ運営者)ばかり集客しても、収益にはなりません。

◆ポイント◆
「書きたいことだけ書く」⇨「検索ユーザーにとって役に立つ記事を書く」という切り替えが必要。

 

アクセスを集めるには、 SEO (エスイーオー)の勉強を避けては通れません。

Google検索で上位表示させるために「検索キーワード」「ペルソナ」「読者ファースト」といった概念をちゃんと勉強することです。

筆者はブログ1~2年目のころに、毎日2時間以上かけてSEOの勉強をしました。そのおかげで、アドセンス収益は月5ケタを越えています

 

次に、アクセスがあるのに、クリック率やクリック単価が低い場合。これは、“購買意欲の低い”お客さんしか集客できていないためです。

 

クリック単価は、必ずしもジャンルだけでは決まりません。広告を出稿している企業さんに利益をもたらしたかどうかで決まります。

  • クリックから、商品やサービスの購入につながる(=実益)
  • 一定時間、しっかり広告を見てもらえる(=商品や自社のPRになる)

どちらにも繋がらないクリックは“質の低いクリック”とみなされ、これを連発するサイトには「スマートプライシング」が適用されてしまいます。

 

解説! 「スマートプライシング」・・・成約率があまりに低い広告枠だと、そのページの入札単価(≒ クリック単価)が引き下げられてしまう

たとえば、子供さんは広告をクリックしても購買力がないので、商品の購入はできません。すると、成約率は下がってゆきます。

つまり、誤クリックされるような配置にしたり、購買意欲のない読者さんばかり集客すると、クリック単価はどんどん下がってゆくのです。

Googleアドセンスで収益を得たかったら,広告の数を減らせ!【はてなブログでは,表示速度の改善がカギ】

筆者はWordPressサイトにも、アドセンスを貼っています。しかし、はてなブログでは広告の数を減らしています。はてなはデフォルトの表示速度がきわめて遅いからです。

 

実は、アドセンス広告って、めちゃくちゃ“重い”んです

はてなブログで、おすすめしないアドセンス広告の設置場所

 はてなブログで、効果が薄いアドセンスの位置です。

ヘッダー(ブログタイトルの下)・・・△
サイドバー・・・✕
自動広告・・・△

 

「ヘッダー」は、視認率、つまり見てもらえる可能性が高い場所です。大きな広告を設置できれば、単価も高くなります。本来なら貼りたい場所ですが・・・

 

「PageSpeed Insights」というGoogleが提供するツールを使って、ヘッダーにディスプレイ広告を貼ったときの表示速度を調べてみます。

はてなブログでアドセンスで収益を得るには?【表示速度を改善すること】、ページスピードインサイト

 モバイルスコアは、100点満点中24点。

「PageSpeed Insights」のラボデータを見ると、ページの要素がどのような順番で表示されるかがわかります。

 

はてなブログでアドセンスで収益を得るには?【表示速度を改善すること】、ページスピードインサイト、モバイルスコア

 

ヘッダー広告が表示されるのは、10項目目。これでは、広告が表示される前に、下にスクロールされてしまいます。

 

試しに、私が運営するWordPressサイトにヘッダー広告を貼って、「PageSpeed Insights」のラボデータを調べてみます。

ページの要素のうち、ヘッダー広告が表示されるのは5項目目となっています。

はてなブログでアドセンスで収益を得るには?WordPress、ヘッダー広告

 

違いは明らかです。

特に大きいのは、「使用していないJavaScriptの削減」の項目。この中には、はてなのシステムに関わるスクリプトが含まれます。私たち運営者には、いじれない部分です。

 

◆ポイント◆
スマホではヘッダーにアドセンス広告を貼っても、そもそも見られていない可能性が高い。

 どうしてもヘッダーにアドセンスを貼りたいなら、相当の軽量化が求められます。

 

なぜ表示速度にこだわるかというと、2021年6月より「コアウェブバイタル」が導入されたからです。これは、表示速度やレイアウトのずれがSEOにも影響する、という指標です。

つまり、表示速度が遅すぎると検索順位も上がりにくくなり、アクセスを集めるのが難しくなってしまうのです

 

 

「サイドバー」はスマホの場合、本文下に周りこむ形となります。ここは、とにかく視認率が低い場所です。

本文下まで目を通してくれる人は、「もっと他の記事も読みたい」と思ってくれる人。設置するなら広告ではなく、他のページも読んでもらえるように内部リンクを貼ったほうが効果的です。

>> 【はてなブログ】サイドバーに任意のおすすめ記事を表示させる方法

 

「自動広告」は、AIが最適な位置を判断し、自動的に広告を設置してくれるというもの。しかし、記事の途中でいきなり「ポンっ」と広告が表示され、読みづらくなってしまうことも多々あります。

 

特に、自動広告で設置できる

  • 全面広告・・・ブログを開いた瞬間に画面いっぱいに表示され、✕マークを押さないと消えない広告
  • アンカー広告・・・モバイルやPCの画面下にず~っと表示される広告

 の2つは、一般の読者さんからは好まれません。

 

読みやすさと収益のバランスを取るのが難しいところ。自動広告を設置するなら、誤クリックを招かないような配置にするべきでしょう。

あくまで当ブログの場合ですが、全面広告だけONにして、それ以外の自動広告はすべてOFFにする、という設定が、収益面ではいちばん成果が出ています。

【はてなブログでおすすめの貼り方は?】Googleアドセンスでの収益を得たかったら,広告の数は2~3つでいい!

大事なのはアドセンス広告の数ではありません。アドセンス広告は、1つの記事に3つあれば十分です。

ちゃんとSEOを勉強し検索ユーザーにとって役に立つ記事を書くこと。これができれば、最低振込額である月8,000円を越えるのは、難しいことではありません。

【手動で設定】はてなブログで、おすすめのアドセンス広告の位置

はてなブログでアドセンス広告を貼るとしたら、下図の5つの場所が候補となります。

Googleアドセンスで収益化は難しい?おすすめの配置の場所は?【はてなブログ】

5つすべてには貼りません。このうち、2~3つ選択します。はてなブログでは、広告をいくつも貼ると表示速度が遅くなり、スマホユーザーさんに負担をかけてしまうからです。

 

好みの場所に貼ってみて、Googleアナリティクスで検証します。データを分析して、もっとも収益が高くなる組み合わせを探します。

試行錯誤してますか? ブログによって最適解は違うのだから、面倒くさがらず検証するのが大事です

ケース1:オーソドックスな配置

① 記事タイトルの下 or 目次上
② 記事内(長文の場合のみ貼る)
③ 記事本文の下

 

「記事タイトルの下」は、視認率が高い場所。ただし、表示速度を改善できてないと、この位置でも表示に時間がかかるケースがあります。

その場合には、「目次上」に貼ります。目次上は、リード文や目次を見た読者さんが“思っていた内容と違う”と判断したとき、離脱の窓口となるからです。

広告タイプは、ディスプレイ広告を貼ります。

 

「記事内」は、本文中の大見出しの前のどこかに貼ります。効果的なのは、最初の大見出しで結論を書き、その下(=2番目の大見出しの上)に貼る方法。

結論だけ知って満足、という読者さんの出口となるからです。

広告タイプは、文章に溶けこみやすい記事内広告です。

 

「記事本文の直下」は、もっとも収益性が高い場所。ここは必ず設置します。

広告タイプは、大きな広告が出やすいディスプレイ広告にします。

 

解説! ただし、はてな無料の場合、この位置にはてな側の広告が貼られます
また、はてな無料は、ヘッダ・フッタ・キーワードリンクといった軽量化のために外したいパーツが外せません。このことは、収益化に向けて大きなハンデとなります。

はてな無料の場合は、やみくもにアドセンスを貼るより、アフィリエイト広告や物販と組み合わせたほうが収益性はアップするでしょう。

 

たとえば、ASPの「もしもアフィリエイト」に登録し、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングと提携します。

「かんたんリンク」を使って、アクセスを集めている記事に、Amazonや楽天の商品リンクをまとめて貼ります。

「かんたんリンク」とは、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングの商品をいっぺんに紹介できるリンク作成サービス。下のようなリンクのことです。

 

関連:もしもアフィリエイトの「かんたんリンク」を貼る手順とは?

www.entafukuzou.com

ケース2:“視認率の高い”上部に集中させる

① 記事タイトルの下
② 目次上
③ 記事本文の直下

 

視認率の高いページの上部に、アドセンス広告をまとめるパターン。本文下まで読まれるケースは60~70%ほどですので、それを踏まえた配置です。

ページ上部に要素が集中しますので、ヘッダー周りの軽量化はマスト。ヘッダー画像を軽いものにする、アイキャッチ画像の圧縮をするなど、工夫が求められます。

>>【はてなブログ】ファイルサイズを小さくして,アイキャッチ画像を設定する手順

 

また、記事タイトル下と目次上の距離が短いと、広告過多な印象を与えてしまいます。リード文の長さを調整したほうがよいでしょう。

ケース3:本文下まで読ませるライティング技術があるなら

① 記事タイトルの下 or 目次上
② 記事本文の直下
③ Multiplex(マルチプレックス)広告(②のすぐ下)

 

「Multiplex広告」は、複数の広告をいちどに乗せる広告フォーマットのことです。PCなら4×2の広告が表示されるので、話題がバラバラになりがちな雑記ブログと相性がいいです。

ただし、ひとつひとつの広告は小さいため、クリック単価も低くなる傾向にあります。

まとめ

  • SEOを勉強して、まずは1日500PV以上のアクセスをめざす
  • 「誤クリックされても、クリック数を増やせばいい」という考え方はNG! どんどん単価が下がってゆく
  • 書きたいことを書くのではなく、検索ユーザーにとって役に立つ記事を書く
  • 広告の数だけ増やしても表示速度が遅くなり、読者さんの離脱をまねく ⇨ 検索順位が下がり、アクセスも減る ⇨ 収益は増えない

 

収益を得たいなら、勉強してください。試行錯誤してください。ブログに全振りしてください。

ブログと向き合う時間が多い人は、結果も出しやすいです