いま話題の対話型AI、「ChatGPT」(チャットジーピーティー)。
リサーチから文章の構成、本や映画の感想、プログラミングのコードの生成まで。質問を投げかけるだけで、幅広い用途に使えます。
ChatGPTをさわって、小説を書いてもらったら驚きの連続でした。まだ使ったことのない人に向けて、ChatGPTのアカウント作成から質問の投げかけ方までをまとめました。
ChatGPT(無料版)のアカウント作成の手順
ChatGPTのサイトにアクセスし、「Try ChatGPT」をクリックします。
次の画面で「Sign up」をクリックします。
アカウント用のメールアドレスの入力画面になります。Googleアカウントがあるなら、下の「Continue with Google」をクリックします。
名前を入力し(名、姓の順)、「Continue」をクリック。
スマホの番号を入力し、「Send code」をクリックします。
(半角英数で、番号は間隔をあけずに入力する)
スマホに届いた6ケタの認証コードを、半角英数で入力します。
以下のような画面になります。
フリープラン(無料版)を使うなら、「Next」⇨「Next」⇨「Done」の順番でクリックしてゆきます。
下の画面になったらアカウント作成が完了したことになります。
長細い空欄部分にチャットの要領で質問を投げかければ、答えを返してくれます。
日本語でもOK!
「ハンバーグのレシピを教えて」
「2000年代のおすすめ映画を知りたい」
など、友だちに話しかけるような感覚で質問しても、応答してくれます。
以下は、「2000年代のおすすめ映画を知りたい」と質問したときの回答。
『ダークナイト』や『シンドラーのリスト』のような有名作品はわかるとして、『ショーン・オブ・ザ・デッド』や『パンズ・ラビリンス』みたいな通好みの作品もチョイスするとは・・・
「他にもおすすめ映画を教えて」
と投げかけたところ、さっきとは全く異なる10本を紹介してくれました。
より精度の高い有料版「Chat GPT Plus」の登録方法・支払い方法については、こちらで解説しています。
(※ 筆者の運営する別サイトに移動します)
【AIの実力は?】ChatGPTに小説を書かせてみた!質問の投げかけ方は?
ChatGPTに
「以下の条件で小説を書いてください。舞台は秋葉原。主人公は16歳のオタク高校生タク」
と、お願いしてみました。
こちらが、AIが実際に書いてくれた小説。
タイトル:「秋葉原オタク高校生の冒険」
プロローグ:
タクは、秋葉原で育った16歳のオタク高校生だ。彼はアニメ、マンガ、ゲームなどに夢中になり、休日は必ず秋葉原に足を運んでいた。ある日、タクは秋葉原で起こった事件に巻き込まれ、オタクの知識と勇気を使って事件を解決する冒険が始まった。第1章:秋葉原の不思議な出来事
タクは秋葉原の中心部にあるアキバ電気街にやってきた。そこで、突然、何者かが秋葉原の電気を停止させた。パニックになる人々の中で、タクはひとり冷静に行動し、自分のスマートフォンを使って停電の原因を探し出す。すると、秋葉原を襲っているサイバー攻撃の痕跡を発見する。タクは、オタクの知識を駆使して、攻撃を阻止するための方法を考え始める。第2章:オタク同盟の結成
タクは、秋葉原のオタク仲間たちと協力して、サイバー攻撃を防ぐための対策を練る。オタク同盟を結成し、それぞれの得意分野を生かして、情報収集や解析を行う。タクは、オタク同盟のリーダーとして、仲間たちをまとめ、攻撃者を追跡するための情報を集める。第3章:攻撃者の正体
オタク同盟の情報により、タクたちは攻撃者の正体を特定する。それは、秋葉原にあるあるあるCityという大型ショッピングモールにいることがわかった。タクは、オタク同盟の仲間たちと協力して、あるあるCityに潜入し、攻撃者を捕まえることを決意する。第4章:決戦!秋葉原の未来を守れ!
タクたちは、あるあるCityに潜入し、攻撃者と対峙する。しかし、攻撃者は、高度な技術力でタクたちを圧倒する。タクは、自分のオタクの知識と勇気を出し切
文字数には制限があるようなので、途中で切れています。小説の本文というよりプロット(=大まかなあらすじ)ですが・・・
でも、普通に面白そう。「あるあるCity」という、ショッピングモールの名前まで考えてくれました。
アバウトな質問を投げかけ、回答を見て条件を変えてゆく
別の質問をしてみます。ChatGPTに
「もっと泣ける小説にして」
と、お願いしてみました。
こちらが、ChatGPTが実際に書いてくれた修正案。
タイトル:「秋葉原オタク高校生の別れ」
プロローグ:
タクは、秋葉原で育った16歳のオタク高校生だ。彼はアニメ、マンガ、ゲームなどに夢中になり、休日は必ず秋葉原に足を運んでいた。しかし、ある日、タクは病気に倒れ、オタクの世界から離れることになる。第1章:病気の告知
ある日、タクは学校で倒れてしまった。病院での検査の結果、彼は深刻な病気にかかっていることがわかった。タクは、自分が長期間入院することを告げられ、ショックを受ける。第2章:秋葉原での最後の思い出
タクは、入院前に秋葉原に行くことを決めた。彼は、オタク仲間たちと一緒に、秋葉原を満喫することにした。彼らは、ゲームセンターやアニメショップに行き、お気に入りのグッズを買った。そして、タクは秋葉原の電気街を見上げ、自分の青春時代に別れを告げる思いでいっぱいになった。第3章:友情と別れ
タクは、病気の治療のために入院することになった。彼は、オタク仲間たちに会えなくなることを悲しく思った。しかし、彼らはタクのために、お見舞いやプレゼントを贈り、励ましの言葉をかけてくれた。タクは、自分が大切にしていたオタクの世界と、友情に感謝の気持ちを込め、涙を流した。第4章:さようなら、秋葉原
タクは、治療の結果、病気を克服することができた。しかし、秋葉原に行くことはできなかった。タクは、オタク仲間たちに感謝の気持ちを伝えるために、手紙を書いた。手紙には、秋葉原での思い出や、友情についての思いが綴られていた。そして、タクは秋葉原に別れを告げ、新たな人生のスタートを切ることにした。エピローグ
ベタではありますが、起承転結が作れているのはスゴい! ただ、「オタク仲間たち」という表現が具体性に欠けるので、名前を指定してみます。
後から細かい条件を足してゆき、具体性を持たせる
ChatGPTに
「秋葉原オタク高校生の別れ」に以下の条件を加えてください。オタク仲間の名前はミチコとタケシ」
とお願いします。
以下が修正案。
タイトル: 「秋葉原オタク高校生の別れ〜オタク仲間との最後の日〜」
プロローグ:
オタク文化の中心地、秋葉原。オタク仲間と共に、日々を過ごしてきた主人公のタクは、夏休みが終わり、高校生活最後の学期を迎えようとしていた。しかし、彼には悲しい別れが待ち受けていた。第1章:ミチコとタケシ
タクは、オタク仲間のミチコとタケシと共に、夏休みの思い出話をしていた。しかし、そこでタケシから、彼が引っ越すことになったことを告げられる。タクとミチコは、ショックを受けながらも、彼の引っ越しのお祝いをすることに。第2章:引っ越しの日
タケシの引っ越しの日がやってきた。タクとミチコは、彼の家に集まり、引っ越しの手伝いをする。引っ越し作業が終わった後、3人は秋葉原を散歩し、最後の思い出を作る。第3章:ミチコの悩み
タクとミチコは、タケシの引っ越し後、再び秋葉原を散策していた。そこで、ミチコから、彼女自身が進路について悩んでいることを告白される。タクは、彼女の悩みを聞き、一緒に考えることに。第4章:思い出の場所
タクとミチコは、秋葉原にあるオタク系カフェに立ち寄る。そこで、彼らは高校時代の思い出を振り返りながら、オタク文化について語り合う。同じオタク仲間としての絆を感じる中、タクはミチコに、自分の進路についてのアドバイスをする。第5章:別れの時
タクとミチコは、オタク仲間としての絆を確認した後、秋葉原を後にする。しかし、タクには、別れを告げることが残っていた。彼は、ミチコに対して、自分の気持ちを告白する。ミチコもまた、彼に対して同じ気持ちを抱いていたことを明かす。2人は、別れ
「ミチコ」という名前は指定しましたが、性別は伝えていません。それなのに、ミチコを“彼女”と表現したばかりか、主人公がミチコに告白する展開まで作っています。
驚愕!!
構成案だけだなく、実際の地の文まで書いてくれる!
ここまではザックリとしたあらすじでしたが、実際に書いてもらいます。
Chatgptに
「今の小説の書き出しを教えて」
とお願いします。
実際の書き出しがこれ。
「秋葉原の街は、いつもと変わらずににぎわっていた。夏休みの終わりが近づく中、街は学生たちや観光客で賑わっていた。そんな中、一人のオタク高校生、タクは、秋葉原の中でも特に好きな場所であるアニメショップで、仲間のミチコとタケシと一緒に思い出話をしていた。」
さすがに、プロの作家のような味わい深い文章、という訳にはいきません。
ただ、クセがなく、読みやすい。わずか数秒で回答を返してくれるのに、誤字・脱字がないのも驚異的です。
「続きを書いて」
などとお願いすれば、このまま続きを書いてくれます。
まとめ
ChatGPTでは、初めに細かい条件をつけて指定することもできます。
ただし、大まかな質問を投げかけ、AIの回答を待ってから細かい条件を付けていったほうが、文章の精度は上がるようです。
上記の記事では、自動翻訳ツール「DeepL翻訳」を使い、さらに高精度の小説を書く方法をご紹介しています。