《前回・第147話までのあらすじ》
直子がやってきて、武志と真奈をドライブに連れてゆきます。夜になったら、直子は喜美子を飲み屋さんへ連れ出します。
直子が気を遣ってくれたおかげで、武志と真奈は二人っきりの時間を過ごすことができたのでした。
第147話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第148話あらすじ!3月26日(木)放送分・・・鮫島との思い出をプレイバック
昨晩、喜美子の家に泊まった直子は、昼ごろになって目を覚まします。喜美子は外で洗濯ものを干していました。
喜美子「ぐっすりやったな。ゆっくりしていけるん?」
直子「あ~。大津で布袋さんと待ち合わせしてる」
布袋さんとは、直子の現在の彼氏。会社の社長さんです。喜美子は、直子のようすが変だと気づきます。
喜美子「何かあったな? 聞いてやろうか、しゃ~ない」
直子は、布袋さんに骨髄移植の検査を受けることを、はじめは反対されたことを明かします。
直子「布袋さんが言うてん。『直子。もし(白血球の型が)一致したら、ドナーになる覚悟があるんか? 一致しといて、やっぱり止めます言うわけにいかんやろ? それこそ偽善や』って、叱られて・・・」
喜美子「堪忍な。そんな言い合いさせてしもて・・・」
当時は、骨髄を提供する側にも危険があると思われていました。布袋さんはそのことを心配していたようです。結果的に、直子も布袋さんも検査を受けてくれました。しかし・・・
直子「ウチな。そうやって布袋さんが正しいこと言うてくれてる時・・・鮫島の顔が浮かんで・・・あいつならこういう時、『ドナー? なりましょ、なりましょ』言うて、喜び勇んで検査に行くわ。きっと、鮫島やったらな」
直ちゃんにもいろいろな事があったんですね…#スカーレット pic.twitter.com/AFqVsLt5M9
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直子は、空襲のときのことも、鮫島に話していました。幼いとき、防空壕に逃げる途中で、喜美子は直子の手を離してしまい、直子は迷子になりかけました。
直子「どんだけ心細かったことか、鮫島に話したことあんねん。鮫島、なんて言うたと思う? 『手、離してしまったお姉さんも辛かったやろな』って。
ほんでな、『手は強くつなげばつなぐ程、手汗かいて、汗でネチョネチョになるし、たまには離さんとあかん』言うねん。なんやそれ! もう呆れるで。ほんまにあいつ、なあ」
直子は目に涙を浮かべ、嬉しそうに語ります。
【連続テレビ小説『スカーレット』第148回・矢部太郎さん】鮫島「手は強くつなぐほど、汗でネチョネチョになるから、たまには離さんとあかん」という仲良く手をつなぐコツ…教わりました。きみちゃん………続きは https://t.co/aJ0V4C6fLl #スカーレット #朝ドラ pic.twitter.com/sKTUtjSD4K
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最終週「炎は消えない」148話ネタバレ・・・大事なもんを大事にせえ!
それから数十分後。
出かける支度をした直子に、喜美子は尋ねます。
喜美子「いま鮫島さん。どこにおるの?」
直子「別れたとき、一人で東京行く、言うてた。いっしょに商売やってた時の知り合いが、蒲田におる、言うてた」
喜美子「会いに行き! 布袋さんに頭下げて、ほんで、鮫島さんを探しに行け。大事なもんを大事にせえ!」
直子は、工房で作陶をしている武志に、ひと声かけてゆきます。
直子「また、なかなか来られへんかも」
武志「なんでや?」
直子「探しもんがあんねん。真奈ちゃんと仲ような」
直子は、川原家をあとにします。
大事な探し者、見つかりますように…!#スカーレット pic.twitter.com/luCQrhejsu
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『みんなの陶芸展』に向けて、喜美子や武志は作品づくりをつづけます。そして、12月になりました。
ある日のこと。
信作と照子が、川原家にやってきます。この日、武志は疲れていたのか、早めに休んでいました。信作と照子は、布団に散らばった武志の髪の毛をみて、切なくなります。
(⇦ 抗がん剤のため、髪の毛は抜けてゆきます)
信作たちは、喜美子に頼みがありました。八郎も同席しています。
信作「『みんなの陶芸展』、演歌歌手、呼べんかった」
(⇦ イベントの目玉としていた、演歌歌手の出演は叶いませんでした)
照子「ほやから言うたったん。ジョージ富士川はどうや、って。喜美子なら呼べるやろ?」
喜美子「この前、功労賞とられはったやろ。ますます偉い先生になってはるし・・」
信作「『みんなの陶芸展』の企画書よんだやろ? これは信楽からのお願いや」
八郎「ええなあ。信楽への恩返しや」
あの方ならきっと…🙋♂️#スカーレット pic.twitter.com/Rkx1AnZ1bJ
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喜美子は、ダメもとでジョージ富士川に手紙を書いてみることにします。『みんなの陶芸展』に参加してくれるよう、頼むつもりです。
そのころ。
工房では、武志がお皿に筆で模様を描いています。その様子を、真奈がデッサンしていました。武志の似顔絵を描いていたのです。超へたくそです。もはや抽象画です!
武志「ぶっははは。何それ?」
真奈「上手いやろ?」
ヘタなのは、たこ焼きだけじゃなかった!
第149話へつづく。