《前回・第134話までのあらすじ》
喜美子が武志のアパートにゆくと、武志と真奈がたこ焼きを食べようとしていました。武志が真奈を送るため部屋を出たあと、喜美子は部屋で医学書をみつけます。
白血病について書かれたページに、付せんがついていました。
第134話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』134話あらすじ!そういう時代。そういう時期。そういう世界
『スカーレット』第135話あらすじ!3月11日(水)放送分・・・モノづくりの道を歩き始めたから、見えるもの
真奈を送った武志が、アパートに戻ってきます。喜美子は、武志に今後の目標についてたずねます。
武志「大皿にな。雪を降らせたんや。ま、入選するしないは、おまけみたいなもんやな」
喜美子「武志は、賞を獲って世の中に出たいとか、そういう気持ちはないの?」
八郎が新人賞をとったのは、いまの武志を同じ年齢でした。しかし、武志は語ります。
武志「お父ちゃんの作品は、隣りにお母ちゃんがおったからできたんや。お母ちゃんは、お父ちゃんと違うて、独りで穴窯をやり遂げた」
喜美子「・・・」
武志は信楽をはなれ、京都の大学に行っていた4年間、さまざまな境遇の人たちと出会いました。そして、喜美子と八郎の関係についても、思いを巡らしていました。
武志「いまな。二人がふつうに会えるようになって、よかった思うてる。お父ちゃんとお母ちゃんはな、離れてお互いをみつめる距離と時間が必要やったんや・・・うわ! (オレも)大人になったな」
喜美子「ちゃう。モノづくりの道を歩き始めたんや」
物作りの真髄は「人を想うこと」ですもんね…!#スカーレット pic.twitter.com/wvfGoseLHZ
— 朝ドラ「スカーレット」第23週 (@asadora_bk_nhk) March 10, 2020
武志は台所に行って。コーヒーを入れるため、お湯をわかします。
武志「なあ。何で来たん? なんかあったから、来たんやろ?」
喜美子「病院いったらしいな。名前呼ぼう思ったら、帰ってしもうた言うてた。大崎先生な、心配して知らせにきてくれたんよ。
担当の先生がええ先生でよかった。長い付き合いになるやろしな」
武志「長い付き合いになる、ってどういうこと?」
喜美子「武志! お母ちゃんが武志のこと、どう思ってるか知ってる?」
関連:「好きやない、大好きや!」
喜美子のセリフには、“大好きやからこそ、本当のことを言う”というメッセージがこめられています。
第23週「揺るぎない強さ」135話ネタバレ・・・ついに武志に病名を告げる
【📢ブログ更新のお知らせ】
— 朝ドラ「スカーレット」第23週 (@asadora_bk_nhk) March 11, 2020
内田Pのつぼ⚱16個目は三津さん役 #黒島結菜 さんのオフショットです。
三津さんのいた時代が懐かしい…#スカーレット
▼懐かしの三津ちゃんオフショットhttps://t.co/LAQruQwUMp
喜美子「武志の病名はな、白血病や」
武志「そうか。そうやないかと思ってたんや。やっぱりそうか。あとどんだけ? あと何年生きられるん? 先生、なんて言うてた?」
喜美子「3年から5年や、言うてた」
武志「それが余命か・・・お母ちゃん、ほんまに免許取るん? 今年の目標100個いうてたな・・・オレ、まだ2個しかないわ。
大変な道をゆく。ゆっくり生きてゆく・・・あ。ゆっくりしてられへんやん。3年から5年て、ゆっくりしてたら終わってまう」
喜美子「なにが3年から5年や!」
武志「??」
喜美子「生きるで。もっともっと生かしたる。それを言いにきたんや。死なさへん。おお母ちゃんが生かしたる。な?」
喜美子は、武志のほっぺを両方の手のひらで包みます。力強い母の決意に、武志も勇気づけられるのでした。
#スカーレット pic.twitter.com/Jot7SbUVF5
— 朝ドラ「スカーレット」第23週 (@asadora_bk_nhk) March 10, 2020
【連続テレビ小説『スカーレット』第135回・矢部太郎さん】きみちゃん強いなぁ。揺るぎない強さ。きみちゃんはずっと強いですね。強い言葉「生かしたるで」とそれに応える武志の「やったるでー!」………続きは https://t.co/iVuRCvhAe6 #スカーレット #朝ドラ pic.twitter.com/5Nve6yQzsk
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) March 10, 2020
翌日。喜美子と武志は、県立病院の大崎先生(稲垣吾郎)のもとへ向かいます。病気と闘う決意を告げるためです。
武志「これからは、オレにも言うてください」
大崎「改めてよろしくお願いします」
武志と大崎先生は、がっちりと握手するのでした。武志は1週間後に入院して、抗がん剤の量を増やすことになります。その前に・・・
武志に呼ばれて、八郎が【かわはら工房】にやってきます。フカ先生の描いた絵ハガキを持ってきてくれます。
武志「これやこれ! 亜鉛結晶の次はこれにしよ思うねん。この色、このイメージに挑戦すんねん!」
八郎「ほんま、どうしたん?」
(⇦八郎は、武志の白血病のことをまだ知りません)
喜美子「お父ちゃんができへんかったもんが、武志にできるやろか?」
八郎「難しいで」
喜美子「弱音はくんちゃうか?」
武志「そんな根性なしちゃう、次の夢や。これがオレの夢や。 やったるで~!」
武志は表に出て、空気を吸いこむのでした。
第136話へつづく。