《前回・第132話までのあらすじ》
喜美子は大崎先生から、武志が“慢性骨髄性白血病”であると聞かされます。
しかし、喜美子は病気のことを武志本人に告げることができません。そのまま年を越してしまうのでした。
第132話の、詳しいあらすじはこちら!
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『スカーレット』第133話あらすじ!3月9日(月)放送分・・・木地屋(きじや)さんって何?
みなさん、おはようございます🌞
— 朝ドラ「スカーレット」第23週 (@asadora_bk_nhk) March 8, 2020
今週も #スカーレット がはじまります!
先週のお話で、武志くんは「慢性骨髄性白血病」で余命3〜5年という診断を聞いたきみちゃん。武志くんに病名を告げるか、葛藤は続きます…
おさらい👇
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お正月になります。武志と八郎が、喜美子の家にきていました。台所で、喜美子と武志が話しています。
喜美子「お母ちゃんな。車の免許とろう思うねん。今年の目標や。100あるうちの1個」
武志「お母ちゃんが免許とれるんやろか? 誰を乗せるん?」
喜美子「雨の日とかな。武志のこと、送れるやん」
武志「どこに送るん? 送らんでええよ」
(⇦ さりげなく流れますが、このセリフに武志はピンときたのかもしれません)
数十分後の工房。
武志は、電動ろくろで陶器の成形をおこなっています。そのようすを八郎が見守ります。途中で手がすべり、失敗!
武志「なあ、お父ちゃんやってや」
八郎「いやいや。お父ちゃん、何年もやってへん」
父の威厳のためにもここは一つ…🙏#スカーレット pic.twitter.com/JON9w41fNU
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そこへ、喜美子がお茶をもってやってきます。八郎は、武志に卒業後の進路をたずねます。
八郎「修了したらどないすん? この3月で修了やろ?」
武志「掛井先生がな、陶芸家としてやっていけるまで、木地屋(きじや)さんやったらどうか、って・・・」
八郎「ああ。同じ皿・同じ茶碗を何百個と、じょうずに作らんとあかん。できるか? 毎日ろくろの前に座り」
「生地屋」ではなく、「木地屋」さん。山中の木を切って、ろくろを使ってお椀やお盆などの器をつくる人です。漆(うるし)のような塗料をぬらず、木地(きじ)のまま作品をつくります。
喜美子「ここ来たらええ。いっそのことアパート引き払って、戻ってこい」
武志「それはないわ」
八郎「そやな。せっかく一人で頑張ってるのに。ご飯も一人で作れるしな?」
武志「この前な。たこやき作ったった。うまかったやろ?」
八郎と信作は、武志のアパートに遊びに行ってました。喜美子は、自分が呼ばれなかったのを悔しがります。
喜美子「今度いったる!」
武志「来んでええよ。女性は立ち入り禁止や」
喜美子「あいにく、お母ちゃんは女性やない。お母ちゃんは、“お母ちゃん”いう生き物や」
第23週「揺るぎない強さ」133話ネタバレ・・・喜美子と八さんで「ええよぉ!」
八郎は腕をまくって、ろくろの前に座ります。数年ぶりに成形に挑戦です。
武志は、ハッとします。人が成形するところを、部屋のすみで眺めていたことを思い出したのです。
武志くんは小さい頃から、仕事への向き合い方をしっかり学んでましたもんね👏#スカーレット pic.twitter.com/aS9mlzJ4vI
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まだ三津がいたころ。武志は部屋のすみに座って、喜美子がろくろを回している姿を見ていました。あのときは、ほつれを直したくつ下を喜美子に見せようとしたのに、しばらく待たされたのでした。
関連:「“好き”ちゃう。“大好き”や」
武志は、八郎の成形のようすを見つめます。きれいな形のお皿ができました。
武志「さすがやな。ずっとやってへんはずなのに。手が覚えてんねんな」
八郎「ホメられた! ・・・武志はお母ちゃんに教わったんやろ? どやった?」
武志「なんか、『うーーーっ』いう感じやった。すぐには上手いことでひきん。でもな。ちょっとでも上手いこといったら、この手が魔法使えるような気がして・・・
面白うて面白うて・・・」
喜美子「何時間もやってたな」
武志「お母ちゃんにな、教えてもろたんや。『近道はないで。なるべく時間をかけて歩いたほうがチカラがつく。歩くチカラは、大変な道を歩いた方がようつく』って」
八郎「深野先生の言葉やな」
関連:フカ先生のありがた~い言葉
武志「決めたで。今年の目標の1個目。オレは、大変な道を歩く」
八郎「ええなぁ」
喜美子「ええなぁ、ちゃうやろ」
3人「『ええよぉ』や!」
翌朝。
八郎は、大切にしていたハガキを武志に見せます。深野先生からの年賀状です。ウラには、水の波紋のような絵が描かれています。八郎の作品づくりのヒントとなった絵です。
喜美子は台所でお皿を洗いながら、武志に話しかけます。
喜美子「武志。いつやったらいいの? アパート行きたいんやけど」
武志「えっ?」
喜美子「武志のたこ焼き、食べたいんやけど。紅ショウガ少なめでな」
武志「ええっ」
その夜。
アパートに戻った武志は、ぶ厚い本を読んでいます。家庭用の医学書です。調べているのは、「血液の病気」という項目でした。
知ってる! この子は、病気のこと知ってる!
第134話へつづく。