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Netflixドラマ『ノットオーケー』あらすじとレビュー!“普通”って何?

ノットオーケーの感想

Netflix(ネットフリックス)で配信されている海外ドラマ、『ノットオーケー』のシーズン1を全話視聴しました。

 

この記事では、『ノットオーケー』のあらすじと感想をお伝えします。なお、なるべくネタバレは避けています。

 

海外ドラマ『ノットオーケー』の概要

 

 ドラマ『ノットオーケー』は、ある日とつぜん超能力にめざめた少女の、多感な学園生活を描いた青春ドラマです。

 

ノットオーケー
原題 I Am Not A Okay with This
シーズン数 シーズン1(続編は未定)
話数 7話
1話あたり 25分前後
原作 チャールズ・フォースマン
監督・脚本 ジョナサン・エントウィスル
出演 ソフィア・リリス、ワイアット・ウォレフ

 

 

動画配信サービスのNetflixでのみ、視聴できます。

 

タイトル『ノットオーケー』の意味は?

 

原題は、『 I Am Not A Okay with This』。日本語にすると、「これじゃダメだ」「大丈夫じゃないよ」という意味になります。

 

いま風に言うと、「だいじょばない」って感じ。

 

登場人物&キャスト

 

シドニー役・・・ソフィア・リリス

 

 

大好きなパパが1年前に自殺して以来、つねに怒りをかかえている女の子。ママとはうまくいってない。弟とはなかよし。唯一なかの良い友だち・ディナは、学校一のモテ男と交際中。

 

シドニー役は、ソフィア・リリス。映画『IT/イット~それが見えたら終わり~』では、「負け犬クラブ」の紅一点・ベバリーを演じています。

 

スタンリー役・・・ワイアット・ウォレフ

 

 

シドニーの近所に住む男の子。まわりからは“変人”扱いされているけど、本人はイケメンのつもり

 

スタンリー役は、ワイアット・ウォレフ。同じく映画『IT/イット~それが見えたら終わり~』に出演、ユダヤ系の少年を演じています。

 

 

 Netflixドラマ『ノットオーケー』あらすじと感想

 

あらすじ

 

 ペンシルベニア州の片田舎の高校に通うソフィアは、周囲から浮いてる女の子。大好きだったパパが地下室で自殺してからは、キレてばかり。ママとの関係は最悪。

 

彼女が心をひらける相手は、友だちのディナだけ。ところが、ディナは最近、フットボール部のブラッドとつきあい始めて、ソフィアを構ってくれません。

 

「わたしのディナをとらないで!」

 

ソフィアが心の中でそう念じると、ブラッドは鼻血を出してしまいます。ソフィアは、自分に超能力があることに気付くのですが・・・

 

 

ぜんぜん“超能力もの”じゃね~っ! けどキュートな“思春期もの”!

 

予告編では、全身に血を浴びたソフィアが夜のまちを歩いていました。これは! いじめっ子に復讐する超能力ホラーか!

 

なんて期待して観たら、ガクッ!

 

ぜんぜん超能力がウリのドラマではなかった。いや、超能力は出てくるんですが、それが見せ場にはなりません。あくまで思春期の女の子のゆれ動く心を描いたドラマでした。

 

だまされたっ!“超能力”は視聴者を釣るためのエサで、どーでもいい人間ドラマを見せられるのか、と思ったら・・・

 

むしろ、それがイイ!

 

 

不器用な人間に向ける、作り手のやさしさ。それが伝わってくるから、見ていて気持ちがいい。ソフィアと近所の男の子・スタンリーとの初体験のようすなんて、めちゃくちゃキュート!

 

“普通”って、何?

 

不器用な者どうしの求愛のようすは、見てるこっちが恥ずかしくなります。

 

ソフィアは話の流れで、スタンリーの部屋におじゃまします。ひざの辺りにニキビができたことを気にする、ソフィア。スタンリーは、上着を脱いで背中を見せます。

 

「僕なんか、背中にニキビができてる。キモイだろ?」

 

人に見られたくない醜いものを見せ合って、ラブシーンへ・・・いいシーンやん! めっちゃ甘酸っぱいやん!

 

学校のヒエラルキーだと、“底辺”の二人。だけど、メチャクチャ魅力的に映ります。

 

この他にも、文学的味わいのあるセリフと、クスっとするようなやり取りがいっぱい。監督&脚本の ジョナサン・エントウィスルに、クリエーターとしてのセンスを感じます。これは、仕事ふえるだろな~。

 

怒ってばかりのソフィアに、弟くんが投げかけたセリフには笑っちゃいました。

 「僕は、人に怒らないようにしてる。すると、人も僕を怒らない」

 

 

 

あと、“イケてる”設定の友だち・ディナ役の子の、“コレじゃない感”がたまりません。顔は正直ビミョ~なんだけど(ごめんよ)、胸のデカさを強調しまくるんで、めっちゃ輝いてみえる。

 

高校時代は、おっぱいのデカさと運動神経が最大のステータスなんですよ。(異論は認めぬ)

 

 

 

映画『キャリー』を思わせる、衝撃のラスト! だけど、シーズン2は・・・

 

このドラマ、どっからどう見ても、スティーヴン・キング原作の映画『キャリー』(1976年版)を下敷きにしています。同じキング原作の映画『IT/イット~それが見えたら終わり~』の出演者をキャスティングしていることからも、関連性は明らかです。

 

 

 

あちらは、いじめられっ子の女の子が復讐をする哀しいホラーでした。『ノットオーケー』は超能力の要素はありつつも、こっぱずかしくなるような思春期ものという感じ。

 

いま思えば、『キャリー』ってスゲーよくできてたなぁ。

 

『ノットオーケー』のシーズン1は、映画『キャリー』を思わせるような衝撃的なラストです。ただ、全体としては小粒な作りなんで、シーズン2の製作は難しいだろうなぁ。