《前回・第93話までのあらすじ》
ジョージ富士川と窯業(ようぎょう)研究所の柴田さんが、【かわはら工房】に陶器のカケラを見にきます。
カケラの豊かな色合いは、薪の火と灰だけできたものだと判明します。喜美子は、「いつか、こういう色合いを出したい!」と、決意するのでした。
第93話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第94話あらすじ!1月23日(木)放送分・・・伏線? 修理業者の不吉なひと言
【かわはら工房】には、電気ガマ修理業者さんがきていました。故障した電気ガマを直してくれます。
修理業者「よっしゃ!」
喜美子「ありがとうございます」
修理業者は喜美子と三津を見比べたあと、八郎だけに耳打ちします。
修理業者「タタミと女房と電気ガマは、新しいほうがええで」
喜美子が頼まれた絵付け小皿と、八郎の個展の食器セットは、ひとまず【丸熊陶業】で本焼きしてもらうことになります。
川原家がバタバタしているので、信作の結婚のあいさつは先送りとなります。信作と百合子は、電話で寂しい気持ちをなぐさめ合います。
信作の声「電話はイヤやな。会いたいわ。たまらん」
百合子「ウチもたまらん。会いたい」
信作の声「オレも会いたい」
百合子「ウチも会いたい」
マツ「いつまでやってんねん!」
マツは、信作と百合子の仲に、気づいていたようです。百合子は、マツと三津に信作との結婚のことを話し、少し気が楽になります。
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第16週「熱くなる瞬間」94話ネタバレ・・・穴窯の大きなデメリットとは?
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工房では、八郎と喜美子が話し合っていました。
八郎「新しい窯(かま)をもう一つ、【かわはら工房】に置こう」
喜美子「薪(まき)で焼く窯いうこと? ええの?」
あくる日。
窯業(ようぎょう)研究所の柴田さんが、工房を訪れます。柴田さんの話によれば、薪で焼くタイプの窯は、『穴窯』というそうです。
(⇦ 『穴窯』には、地中に穴を掘る「完全地下式」のものと、山などの傾斜がある土地に屋根をつけた「半地下式」があります。
薪の炎は、燃焼室 ⇨ 焼成室(しょうせいしつ) ⇨ 煙突と、流れてゆきます)
しかし、穴窯を使う人は、芸術品を作ろうとする一部の陶芸家に限られるようです。柴田さんは、穴窯を使っていた陶芸家を思い出そうとします。誰だっけ・・・
そこへ、武志が帰ってきます。
柴田「武志くんに聞きたいことがある。お父ちゃんの後を継ぐつもりかい?」
武志「??(わかんなーい)」
柴田「まだ小学生だもんな。今は先のことは・・・よし! ・・・ん? よし、よし、慶野川(よしのがわ)さんだ!」
(⇦ 強引すぎるでしょ!)
素直で大変よろしいですね💯#スカーレット pic.twitter.com/b0WkqTfUlC
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慶野川さんは、喜美子が子どもの頃に出会った陶芸家です。喜美子は、“タヌキのおじさん”と呼んでいました。
喜美子と八郎は穴窯の作り方を教わるため、【カフェ・サニー】で慶野川さんと待ち合わせをします。しかし、そこに現れたのはサラリーマン風の男。慶野川さんの甥っ子でした。
甥っ子「僕は保険の営業をやってます。叔父は、去年なくなりました。遺品は僕があずかったんです」
慶野川さんの甥っ子は、生前、慶野川さんがつけていたノートを見せてくれます。穴窯の作り方も記載されています。しかし・・・
甥っ子「穴窯は、いまは跡形もありません」
喜美子「なんでです?」
甥っ子「維持費がたいへんなんです。毎回毎回、薪の代金に何十万も払って・・・」
喜美子は思い出します。慶野川さんが、
「陶芸はそもそもお金にならん。まちがっても陶芸家になったらあかんで」
と、語っていたことを。あれは、材料費や薪の代金にお金がかかるという意味だったのです。
関連:第4話 陶芸家は金にならん商売?
喜美子は、慶野川さんのノートを眺めます。材料費や薪の代金が細かく記載されています。ノートの下には、「あかん」という言葉。穴窯で陶芸をやっても採算が取れない、ということを示していました。
第95話へつづく。