《前回・第81話までのあらすじ》
フカ先生の弟子だった1番さん2番さんが 、喜美子のもとにやってきます。2人は、美大出で陶芸家をめざすという女の子、松永 三津を連れてきます。
弟子入りしたいという三津。八郎は断りますが・・・
第81話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第82話あらすじ!1月9日(木)放送分・・・事件発生!三津が追いかける!
夜おそく。 喜美子と八郎が工房にいる頃。
川原家に侵入して、ごそごそ部屋を荒らすものたちがいます。先日、工房を辞めさせられたばかりの弟子、畑山と稲葉です。二人は、釉薬(ゆうやく)の調合を記した八郎のノートを狙っていました。
そこへ、弟子入りを断られ、帰ろうとしていた三津(黒島 結菜)が通りがかります。
三津「何してるの、あんた達? ちょっと待ちなさ~い!!」
マツが警察に通報したため、川原家では大騒ぎとなっていました。信作から事情を聞いた百合子も、戻っていました。ただ、八郎のノートが1冊、見つからないままです。
八郎「僕のせいや。弟子が2人、盗りに入ったんやろ。急に辞めされられて、腹が立ったんや」
喜美子「あのノート、戻ってこんな」
八郎と喜美子が工房で話し合っていると、三津がかけこんできます。ぜえぜえ。息も絶え絶えです。
三津「なんやこのノート! どういう事なんですか!」
三津は泥棒の二人を追いかけ、盗んだノートを取り返してくれました。しかし、中に書かれているのは、釉薬の調合ではありません。ヘタなイラストに、子どもが何人とか、キスがどうとか・・・
それは、喜美子と八郎が結婚前から日々のつれづれを書きためていた「夫婦(めおと)ノート」だったのです。「中は見てません」いう三津ですが、バレバレの嘘でした。
も〜!見てるや〜ん🤣#スカーレット pic.twitter.com/n13X8vuuJV
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第14週「新しい風が吹いて」82話ネタバレ・・・名言! 心がケガしました
必死に取り返したものが夫婦のノートだと知って、三津もチカラが抜けます。
喜美子「ケガせんかった?」
三津「ケガしました」
喜美子「え? どこ?」
三津「心が・・・」
八郎「・・・笑われへん」
喜美子は台所に行き、三津のために食事を作ってあげることにします。
八郎は工房で陶器づくりを始め、三津はそばで休んでいます。工房の中で、八郎と三津は二人っきりです。
たなには、喜美子のつくった茶色い器が飾られています。三津は、喜美子が次世代展のために新しい作品をつくろうとしていると聞き、元カレを思い出したようです。
三津「ひろしもそうでした。ひらめき型の天才肌だったんです」
もともと素人だった三津の元カレは、三津に教わって陶芸を始め、あっという間にコツをつかみ、陶芸展で奨励賞をとったのです。
三津「ひらめき型の天才肌だったんです。喜美子さんと同じ。作ったものに執着がなくて、どんどん新しい作品をつくっていきやがる」
八郎「喜美子が新しい作品つくるのは、僕のためや。行き詰ってるのを励まそうとしてくれる。そういうヤツや」
三津「よくわかってるんですね、喜美子さんのこと」
八郎「好きやからな」
三津「わたしはダメでした。どんどん落ちこんで、腹が立って・・・才能ある人は、無意識に人を傷つけるんです。耐えきれなくなって別れました」
(⇦ 八郎も、心のどこかで喜美子の才能に嫉妬しています。八郎と三津には共通点があるのです。心の距離がいっきに縮まる可能性を秘めていることになります)
三津「それでも好きなんです」
八郎「いま別れたって・・・」
三津「わかってるんです。でも、胸がキュンとなる。会いたいよ~」
八郎「名前、なんて言うの?」
三津「ひろしです」
八郎「元カレじゃなくて、君の」
三津「さっき自己紹介したじゃないですか! 聞いてなかったんですか!」
八郎「ごめんごめん」
名前を忘れちゃうこと、ありますよね~😅#スカーレット pic.twitter.com/5WkmHDjw7H
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三津「よっぽど眼中になかったんですね。松永 三津といいます」
第83話へつづく。