《前回・第76話までのあらすじ》
常治のお葬式を終えてから、喜美子と八郎は久しぶりに話し合う機会をもてます。心が離れかけていた二人ですが、お互いが好きだということを再確認します。
冬になり、直子が帰ってきます。直子がお見舞いにも葬式にも来なかったのには、知られざる秘話がありました。
第76話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第77話あらすじ!12月27日(金)放送分・・・大丈夫? 直子と鮫島の決意
直子「鮫島さん呼んでええ? 言っときたいことがあるんや。これからのことや」
直子はそう言うと、外にいる鮫島(正門 良規)を呼びにゆきます。喜美子たちはあわてて家族会議。
喜美子「結婚ははやい。まだ、お父ちゃんがなくなったばかりや」
百合子「ええ加減にしろ、言う?」
マツ「誰が言う?」
百合子「・・・あ。お兄さん」
八郎「え?」
緊急会議の末に、八郎さんに白羽の矢が立つ🏹#スカーレット pic.twitter.com/YjYRA5Xgzx
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直子と鮫島はなれそめを語ったあと、ある決意を伝えます。
鮫島「半年ほど前です。意気投合しましてね。お兄さまがたも、同じ商売やってらっしゃるとか・・・ご家族そろって陶芸家の先生!」
喜美子「ウチはまだ、陶芸家なんて・・・」
ときどき注文を受けるけれど、陶芸家を名乗るほどではない。喜美子が謙遜すると・・
鮫島「ほな、どういう陶芸家です? ええ陶芸家とそうでもない陶芸家?」
喜美子「・・・・・・」
(⇦ “空気の読めない”発言をしてしまう鮫島。商売やってもうまくいかないだろうことを暗示しています)
直子「二人で【熨斗谷(のしたに)電機】に辞表出してきた。大阪で商売やるつもりや。いっぱい稼いで、楽さしたる」
マツ「それ、どっかで聞いたことが・・・お父ちゃんや!」
ただ、何の商売をするつもりか、具体的に決まっていませんでした。喜美子は心配しますが、直子は晴れ晴れとした表情で語ります。
直子「ウチはこれからの人生、思うようにやらせてもらいます!」
第13週「愛いっぱいの器」77話ネタバレ・・・おっさんずラブオマージュ?
工房には、常治を元気づけるため、みんなで絵を描いた器が飾られています。直子は常治のことを思い出しながら、しみじみと語ります。
直子「お父ちゃんがなくなって、ほんまに悲しかった。ほやけど、それとは別に、お父ちゃんに『ああしろ、こうしろ』言われんで済む。そう思えた。
自由や、ウチは自由を手に入れたんや」
直ちゃんの複雑な心中…🤔#スカーレット pic.twitter.com/kbXj5gGDvx
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喜美子と鮫島は、川原家をあとにします。
喜美子「・・・自由ってなんや?」
喜美子の言葉に、八郎はジョージ富士川の独演会のことを思い出します。「自由は不自由や」という合言葉がモットーの芸術家・ジョージ富士川が、講演のため、信楽を訪れることになっていたのです。
ところが、公演日の日曜になって、武志(たけし)が熱を出してしまいます。ジョージ富士川に会えるのを楽しみにしていた喜美子ですが、家で看病することに。
百合子は信作に呼び出されて、信楽の商店街にいました。すると、信作にフラれた女性が、母親同伴でやってきます。
女性「どういうつもりなの?」
信作「こういうことや」
信作は、百合子のマフラーを直してあげます。“オレたち、つき合ってます”というフリをしたのです。
女性はハンドバッグを振り回して、信作に一撃をくらわせます。母親もひもの短いバッグで、信作をガツン!
…🤭#スカーレット pic.twitter.com/vq6ChMsNNJ
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百合子「1ミリもドキドキしない人と、つき合わなければいいのに」
信作「・・・オレ、男のほうが好きなんじゃないかと思うほど、女の子が苦手なんだ」
(⇦ドラマ『おっさんずラブ』で、田中圭さんの“相手役”をつとめた林遣都さん。同ドラマに対するオマージュでしょうか)
さて。講演会に参加した八郎が、帰ってきます。
八郎「ジョージ富士川は、信楽にはおらん人や。みんなの前で立体作品つくってくれた」
講演会には、【丸熊陶業】の社長・敏春や、照子も出席していました。4人目を生んだばかりの照子ですが、お手伝いさんに子供を任せて、ジョージ富士川の話を聞きに行ったようです。
八郎「照子さんは、喜美子にも会わせたがっていた。そう思ってな。思い切って、声かけてみた。気さくな人でな。僕の話を聞いてくれた」
富士川「ん~」
【かわはら工房】に飾ってある、古い陶器のカケラを眺めている人物がいました。ジョージ富士川です。わざわざ喜美子に会いにきてくれたようです。
喜美子は、工房に足を踏み入れます。が・・・
ズズズ・・・ガシャン!
喜美子は緊張のあまり後ずさりして、入り口の戸に背中をぶつけてしまうのでした。
第78話へつづく。