動画配信サービス、Netflix(ネットフリックス)で視聴できるアニメ映画『クロース』。サンタクロースの誕生秘話を描いた、心温まるストーリーです。
この記事では、映画『クロース』の簡単なあらすじと吹き替え版の声優、そしてエンディング曲を歌う女性アーティストについてご紹介します。
※なお、ネタバレはしていません。
Netflixアニメ『クロース』の概要
映画『クロース』の監督は、セルジオ・パブロス。『怪盗グルーの月泥棒 3D』の原案を手がけたクリエーターです。
クロース | |
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原題 | La leyenda de Klaus |
製作国 | スペイン |
配信開始 | 2019年 |
上映時間 | 98分 |
監督 | セルジオ・パブロス |
脚本 | セルジオ・パブロス他 |
『クロース』はCGではなく、2Dの手書きアニメーションをベースにしています。照明のあて方やクローズアップには最新の技術が用いられていて、実写映画のような豊かなビジュアルが展開されます。
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最初は、“サンタクロース”のイメージとかけ離れた雰囲気に、ビックリするかも。それでも、登場する子供たちがかわいらしくて、ほっこりします。
新鮮なビジュアルに子供も楽しめ、ひねりの効いた物語に大人も楽しめる。クリスマスにおすすめの作品です。
ネットフリックス映画『クロース』のあらすじ
ダメダメ郵便局員が、争いの絶えない町へ
王立の【郵便アカデミー】に通うジェスパーは、ぐうたらなダメ息子。仕事をサボってパーティー三昧。郵便局長のお父さんも、困っていました。
お父さんは、ジェスパーを【スミレンズブルク】という島に送ります。その町で、「6000通の手紙を配達するまで、戻ってくるな」という試練を与えたのです。
ところが、【スミレンズブルク】は廃墟のような暗~い町でした。住人たちは、クラム族とエリングボー族という二つの種族に分かれ、けんかが絶えません。
ジェスパーは、島の学校でアルバという女性に出会います。アルバの話によれば、クラム族とエリングボー族の争いは何百年も続いている、とのこと。争いは先祖代々うけつがれ、ちいさな子供たちまで巻きこまれていたのです。
こんな状況では、誰も手紙を出すはずがありません。ジェスパーは、途方に暮れてしまいます。
無口な木こり(クロース)と、友だちに!
ある日のこと。ジェスパーは、ある子どもが描いた絵を拾います。ひとりぼっちの子どもの、寂しさが伝わってくるような絵です。
ジェスパーはその絵を、大男の木こり・クロースが住む小屋の前で落としてしまいます。絵を拾ったクロースは、子供に手作りのおもちゃを届けようとします。クロースは、道案内をジェスパーに頼むのでした・・・
登場人物と日本語吹き替え版の声優
ジェスパー・・・内山 昂輝(うちやま こうき)
【郵便アカデミー】に通う若者。お父さんは郵便局長。仕事をサボって、ぜいたくばかり。
クロース・・・玄田 哲章(げんだ てっしょう)
森に住む木こり。小さな小屋には、手作りのおもちゃがたくさん置いてある。今はひとり暮らし。
アルバ・・・中村千絵(なかむら ちえ)
もともとは、学校の先生。希望をもって【スミレンズブルク】にやってきたものの、争いばかりの住民たちに失望。魚(ニシン)を売りさばきながら、生計を立てている。
モーゲンス・・・斉藤 次郎(さいとう じろう)
エリングボー族の長。シルクハットが目印のおデブさん。
ミセス・クラム・・・塩田朋子(しおた ともこ)
クラム族の長。杖をついているおばあさん。並外れた悪知恵のもち主。
エンディングテーマを歌うのは、ザラ・ラーソン!
『クロース』の主題歌を歌うのは、スウェーデン出身のシンガー、ザラ・ラーソンさんです。2017年に発表したアルバム『ソー・グッド』が、世界的な大ヒット。
映画評論サイトの選ぶ『世界で最も美しい顔TOP100』に選ばれたこともある、美貌の持ち主です。
伸びやかで優しい歌声に、癒されます。『クロース』の作品世界にもピッタリ! 「相手を思いやり、争いごとをやめよう」という作品のメッセージと、ザラさんの楽曲が見事にシンクロしています。