※この記事は、2023年8月に更新しました。
わたしの好きな映画のジャンルに、“ハートフル・コメディ”があります。主人公が困難を乗りこえ、希望を見出してゆくタイプのコメディです。
今回ご紹介する映画は、そんなハートフル・コメディの傑作『プライベート・ベンジャミン』です。
『プライベート・ベンジャミン』の概要と脚本
『プライベート・ベンジャミン』は、1980年のアメリカ映画。
箱入り娘でなんの特技もない女の子が、軍に入隊。弱音をはきながらも過酷な訓練に立ち向かっていきます。ちょっと抜けてるけど前向きな主人公から、元気をもらえるコメディです。
プライベート・ベンジャミン | ||
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原題 | Private Banjamin | |
製作国 | アメリカ | |
公開年 | 1980年 | |
ジャンル | コメディ | |
上映時間 | 109分 | |
監督 | ハワード・ジーフ | |
脚本 | ナンシー・マイヤーズ(『花嫁のパパ』) | |
出演 | ゴールディ・ホーン |
主演のゴールディ・ホーンは、1980~1990年代にコメディ中心に活躍した女優さん。彼女の魅力が、この映画に華を添えています。
“I mean look at this place. The army couldn’t afford drapes? I’ll be up at the crack of dawn here!”
— Warner Bros. UK (@WarnerBrosUK) November 21, 2019
Happy Birthday to the iconic @goldiehawn - pictured here in her classic comedy ‘Private Benjamin’ (1980). pic.twitter.com/S6FL0xLxZL
注目は脚本のナンシー・マイヤーズ。
『恋愛適齢期』や『ホリデイ』『マイ・インターン』などの脚本家さんで、爽やかなロマンティック・コメディを得意としています。
『プライベート・ベンジャミン』のあらすじと感想
簡単なあらすじ
ジュディはお金持ちのお嬢さま。
新婚初夜に“愛し合っている”最中に、夫がなくなってしまいます。新居は買ったばかり。働いたことのないジュディの稼ぎは、ゼロ!
やけになったジュディがラジオの電話相談で悩みを打ち明けると、陸軍に勧誘されます。
「個室完備、ヨットも利用可能」
という宣伝文句にひかれたジュデイは、勢いで入隊します。
ところが、ジュディを待っていたのは、おっかない鬼教官と過酷な訓練でした。
話が違うんだけど~
ジュディが逃げ出そうと思っていたところへ、両親が迎えにきますが・・・
Goldie Hawn in the film "Private Benjamin" (1980) 🎥 pic.twitter.com/d9OsqkyIIu
— Groovy History (@GroovyHistory) March 24, 2022
感想・・・ゴールディ・ホーンのキュートな魅力、全開!
この作品は、結婚式の披露宴のシーンから始まるのですが・・・もう楽し~!!
招待客がハイテンションでダンスを踊っています。映画全体が、この明るい雰囲気に包満ち満ちています。
主人公のジュディは、世間知らずのお嬢さま。結婚はこれで2回目ですが、すぐに夫と別れるハメになってしまいます。
ジュディを演じるゴールディ・ホーンがとてもキュート!
ダメダメなんだけど、憎めない。好感のもてるキャラクターとなっています。
陸軍では、おっかない顔の鬼教官がジュディを指導します。
この女性教官、おっかない顔なんだけど表情が豊かなんです。たくましい男性教官に口説かれ、すぐその気になったりして~。
教官役のアイリーン・ブレナンさんは、本作の演技でアカデミー賞にノミネートされています。
後半の1/4はちょこっとまとまりのないような気もするけど、映画団体が選ぶ“すぐれたコメディ映画”では、必ずランキング入りするような名作。いま見ても古さを感じません。
ネットの動画サービスでは、Amazonプライムビデオで字幕版のみ視聴できます。
ただし、プライム会員の人でも追加料金(標準・高画質ともに400円)がかかります。
※2023年8月時点の情報です。