《前回・第41話のあらすじ》
絵受け作業をするフカ先生は、へらへら笑っていました。しかし、その笑いのウラには悲しい過去が秘められていました。
喜美子は決意します。
「フカ先生の弟子になりたい。誰でもない、この人に教わりたい」
第41話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第42話あらすじ!11月16日(土)放送分・・・常治、フカ先生にもの申す!
【📢ブログ更新のお知らせ】
— 朝ドラ「スカーレット」第7週 (@asadora_bk_nhk) November 15, 2019
喜美子役、 #戸田恵梨香 さんが印象的なエピソードを語る「今週のきみちゃん」vol.8が公開されました👏
ちや子さんにフカ先生、今週は印象的なシーンが多かった…🤔#スカーレット
▼今週のきみちゃんVol.8「絵付けとフカ先生とちや子さん」https://t.co/GnvDDzLt7D
喜美子は、マツや妹たちに決意を述べます。
喜美子「これから頭下げて、弟子入りをフカ先生にお願いする。
でも、まず私が頭下げなあかんのは、お母ちゃん、直子、百合子や。わがまま言うて、ごめん。家のこと、できなくなるかもしれん。お父ちゃんにちゃぶ台ひっくり返されること、増えるかもしれん」
直子「わしかて、あと1年経ったら東京いく。(お互い様でしょ!)ちゃぶ台だって、姉ちゃんがいないとき、何度ひっくり返されたと思ってるん」
百合子「慣れてるよ。ウチかて、家のこと、できること増えたし・・・」
マツ「お母ちゃんは、ええよ!(フカ先生の声をマネて)」
三人はそれぞれの言い方で、喜美子の夢を応援してくれます。
頼もしい姉妹…心身ともに成長しましたね👩👧👧#スカーレット pic.twitter.com/IVC7VX4yOi
— 朝ドラ「スカーレット」第7週 (@asadora_bk_nhk) November 15, 2019
そのころ。常治は、友だちの忠信(マギー)と飲み屋にいました。たまたまフカ先生と知り合った常治は、絵付けについて質問します。
常治「絵付けってどんなもんなんですか?」
飲み屋の主人「えらい儲かってはるんでしょ?」
忠信「(陶器を)窯にいれる前に、チャチャっと描くんでしょ?」
フカ先生「そんなチャチャっとできるかい! ウチには2人弟子がおるが、1人はモノになるまで3年かかった。
この間もやりたい、って子がきてな。、珍しいで。女の子や」
常治「!?(もしかして、喜美子?)」
フカ先生「あれはあかんわ。3年も辛抱できるわけない。こ~んなきゃしゃな子やで」
常治「そんな根性なしちゃうわっ! ひとりで大阪いって働いて働いて・・・そこらのやわな子と、ウチの娘を一緒にすんなっ!」
フカ先生「えっ!? おたくの娘さん?」
喜美子の根性を否定されたと思った常治は、ムキになって反論してしまいます。
『スカーレット』第7週「弟子にしてください!」42話・・・9番弟子だから、九ちゃん
9番弟子だから、九ちゃん
次の日の朝はやく。常治はやっと帰ってきたと思うと、すぐに仕事へ出かけようとします。
喜美子「今日、飲まんと帰ってきてな。話したいことあんねん」
常治「話ってなんや? いま言えよ。聞いてやるから」
喜美子「ちゃんと話したいから」
常治「あれやろ? 週1回、【永山陶業】で習い事する話やろ? あんなんあかん」
マツ「!!(あちゃ~。なんで知ってるの?)」
常治「【丸熊陶業】でないとあかん。やるんやったら、中途半端でやったらあかん」
喜美子「やってええの?」
常治「お前みたいな根性なし、続かんに決まっとる」
喜美子「ウチ、根性なしちゃうよ。お父ちゃん、やらせてもらうわ!」
常治は、喜美子が絵付けをすることを許してくれます。わざと厳しい言い方をしているのは、てれ隠しでしょう。
きみちゃんが根性なしじゃないのは、常治さんが一番よく知ってますよね😊#スカーレット pic.twitter.com/TbZSknonOj
— 朝ドラ「スカーレット」第7週 (@asadora_bk_nhk) November 15, 2019
数時間後。
喜美子は、絵付けの作業場で、フカ先生に頭を下げます。
喜美子「お願いします! ウチを3番弟子にしてください」
1番さん「3番は3日でやめた。4番も5番も、モノになる前にやめてもうた」
2番さん「9番目ちゃいます?」
フカ先生「ほな、九ちゃん。はい、はい」
フカ先生は、喜美子に新聞紙と絵筆をわたします。
喜美子「ウチを、弟子にしていだたけるんですね?」
フカ先生「ええよ!」
喜美子がはじめに取り組んだのは、まっすぐに線を引く練習でした。スミをつけた絵筆で、新聞紙にすーっと直線を引いてゆきます。何千本、何万本も。
喜美子は食堂の仕事は続けながら、休憩時間にも線を引く特訓をしました。フカ先生の見本をまねる、模写もはじめます。
怖い顔で練習をする喜美子。フカ先生は、机にみかんを置きます。
フカ先生「怖い顔になってるで。たまにはこういうの描いて、寄り道せえ」
喜美子「・・・」
フカ先生「九ちゃんの先には、1番、2番がおる。近道しよう思うたら、あかん。なるべく時間かけて歩くほうが、チカラがつく」
「歩く力は、大変な道の方がようつく!」#スカーレット pic.twitter.com/nBkbsQuKe0
— 朝ドラ「スカーレット」第7週 (@asadora_bk_nhk) November 15, 2019
最後のおしくらまんじゅう
ある日のこと。絵付けの作業場に、照子と信作がやってきます。
信作「こんなこと、してたんか?」
喜美子「つい真剣になってな。こういう怖い顔になってしまうんや」
照子「もともとそういう顔やろ・・・3年もかかるんか。ウチ、短大卒業してしまうな」
信作「オレが結婚するころやな」
照子「卒業式のあと、つき合った子か?」
喜美子「もう、こんな感じで3人が会うのもなくなるかもしれんな。みんなでやらんか? 草間流柔道」
喜美子、信作、照子の3人は子供の頃を思い出し、柔道をやろうとします。でも、作業場部屋はせまいので、おしくらまんじゅうみたいに・・・
信作「おっしくらまんじゅう」
喜美子&照子「おっされて泣くな♪」
押されてつい流されてしまった信作くん🤣#スカーレット pic.twitter.com/qWOwd5DLZK
— 朝ドラ「スカーレット」第7週 (@asadora_bk_nhk) November 16, 2019
月日は流れ、昭和34年(1959年)。喜美子は、21歳になっていました。
第43話へつづく。