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2分で『スカーレット』38話あらすじ!三段活用?脚本がウマすぎる

ちゃぶ台

よしのたまきちさんによるイラストACからのイラスト

11月12日(火)放送の、朝ドラ『スカーレット』第38話のあらすじです。今日はあまりに脚本がウマかったので、後半に考察もしています。

 

《前回・第37話までのあらすじ》

作業場にいた初老のおっさんは、深野 心仙という新しい絵付師でした。

 

社長が喜美子を紹介すると、深野 先生は

「ええよ!」

と、あっさりOK!弟子入りを認めてくれます。

 

喜美子は、一番弟子の池ノ内、二番弟子の磯貝に教わりながら、大きな陶器に絵を描いてゆきます。

 

第37話の、詳しいあらすじはこちら!

www.entafukuzou.com

 

 

 

『スカーレット』第38話あらすじ!11月12日(火)放送分・・・直子の反抗!「みんな嫌い」

 

 

喜美子は、初めての絵付けに没頭。気づいたら、夜おそくになっていました。喜美子は、あわてて家に帰ります。

 

 

 

 

喜美子「遅うなってごめんなさい。そうじ頼まれて・・・」

 

はっ!?

 

居間には、モノが散乱しています。コップの破片も飛び散っています。マツ(富田 靖子)はぞうきんでタタミを拭き、百合子(住田 萌乃)は部屋のすみで泣いています。

 

百合子「お父ちゃんが・・・」

マツ「いつものことや。軽く飲んで帰ってきた。お風呂をわかしてなかったから、怒ったんよ

 

酔っぱらって帰ってきた常治が、大暴れしてしまったようです。

 

 

家の外。直子がふろ用のマキを割りながら、数時間前のことを思い出します。

 

《回想》

 

ぐでんぐでんに酔っぱらった常治が、お酒のビンを持って、帰ってきます。

 

常治「喜美子! 喜美子! ふろ沸かしてくれ。喜美子!」

直子「ふろも喜美子も、まだ言うてるやろ! 黙れ! いちいち、いちいち喜美子、喜美子うるさいねん!」

 

常治「誰に言っとんじゃ~!!

 

ブチぎれた常治は、ちゃぶ台をひっくり返します。

 

《回想 終わり》

 

 父との言い合いを思い出していた直子のもとに、喜美子がやってきます。ふてくされながらマキを割る、直子。喜美子は注意します。

 

喜美子「そんなテキトーにやったらあかんよ

直子「4時で仕事おわりちゃうんか? 何してた? はよ帰ってきてや」

 

 

喜美子「そやな。ごめん」

直子「姉ちゃん、やって。ウチ、これ嫌いや」

 

喜美子「(マキ割り)苦手なん?」

直子「苦手ちゃう。洗濯もコレも嫌い! みんな嫌い! お父ちゃんも!

 

 

 

第7週「弟子にしてください!」38話・・・遊びちゃうんか?

 

翌朝、早く。喜美子は絵付けの作業場にやってきて、深野 心仙(あだ名:フカ先生)にあいさつします。

 

フカ先生「おはよう。誰?」

喜美子「川原 喜美子です。絵付けを1番さん2番さんに教えていただいた・・・」

 

フカ先生「・・・ああ」

喜美子「食堂の仕事が4時までありまして・・・朝のこの時間だけ、絵付けの仕事をやらせていただけないかと・・・」

 

フカ先生は喜美子の背中をずずいと押して、作業部屋から追い出してしまいます。

 

 

 

 

そこへ、池ノ内(1番さん)磯貝(2番さん)がやってきます。やせたほうが1番さん。小太りで人のよさそうなほうが2番さんです。喜美子は、たった今、先生から追い出されたことを告げます。

 

1番さん「朝は集中してはるからな」

2番さん「見んほうがええんちゃうか。アレやし」

 

喜美子「ウチ、この時間しかないんですけど・・・」

1番さん「また折をみて、遊びにおいで

 

遊び? えっ!?

 

どうやら、先生も1番さん達も、喜美子が陶芸体験にきた子だとかん違いしていたようです。喜美子は、あらためて作業場に入れてもらいます。

 

フカ先生「遊びと違たん?

喜美子「ウチは仕事のつもりで・・・」

 

フカ先生「そない言うてもな・・・2番も、モノになるには3年かかったで」

1番さん「僕は、1年ちょっと。朝から晩まで修業させていただいたんで・・・」

 

フカ先生「よう泣いてたな。涙と鼻水と、鼻くそと耳くそも出してな。こんなん、できる?」

喜美子「・・・・・・」

 

1番さん「その間、一銭ももらわれへん。無給や

2番さん「そやから、僕は陶工の仕事をしながら、空いた時間に教わって・・・それこそ、寝る間もおしんで・・・それで3年

 

喜美子は、頭をハンマーで叩かれたようなショックを受けます。片手間でやろうとした自分が甘かったのです。

(⇦ 「テキトーにやったらあかんよ」。直子に言った言葉が、ブーメランのように跳ね返ってる!)

 

 

 

 

 

喜美子が食堂に戻ると、八重子さん(年上のほう)が話しかけてきます。

 

八重子「ここの仕事、ウチと緑さんだけでもやれるんよ。あんたもきばらんと、おしゃべりに加わらへん? おしゅうとめさんの悪口いうたり・・・」

緑「旦那の悪口いうたり・・・」

 

八重子「テキトーにね。楽しくしようや

 

 

 

さて。喜美子は仕事を終え、家に帰ってきます。すると、百合子がかけよってきます。

 

百合子「喜美子ねえちゃん。お客さんやで!

ちや子「お帰り!」

 

喜美子「ちや子さん!」

 

【荒木荘】の住人で、新聞記者をやっていたちや子です。

 

                   第39話へつづく。

 

 

考察:“テキトー”の三段活用? シナリオがウマすぎる!

 

 第38話は、【仕事に対する真剣度】がテーマとして、描かれていました。脚本のはこび、起承転結が素晴らしかったので考察してみます。

 

「遊びじゃない」のセリフの対比

 

絵付けを仕事として取り組むつもりだった喜美子に、フカ先生は尋ねます。

遊びちゃうんかったんか?

 

先生は怖い表情でした。テキトーに返事をしていた前回とは、大違いです。

 

 

これに対して、職場のおばちゃん・八重子さんは、食事を終えた陶工さんに

遊びちゃうんやから

と、笑いながら話しかけます。

 

フカ先生と八重子さんは同じようなセリフをしゃべっているのに、表情は真逆。仕事に対する真剣度が違うからです。

 

 

“テキトー”の三段活用?

 

初めての絵付けで、帰りが遅くなってしまった喜美子。外でなげやりにマキを割っている直子に、注意します。

 

テキトーにやったらあかんよ

 

しかし、その翌日。

 

喜美子は、1番さんや2番さんが絵付けの仕事をモノにするまで、大変な苦労をしたことを知ります。朝だけとか、夕方で帰るとか、テキトーな気持ちでできる仕事ではなかったのです。

 

昨晩、直子に言ったセリフが、そのまま自分にはね返ってきます。

 

 

その喜美子に、食堂の八重子さんは言います。

「おしゃべりに加わらへん? テキトーにしようや

 

仕事の大変さを思い知った今の喜美子には、同意できる言葉ではありません。

 

 

起:絵付けに没頭、帰りが遅くなる(⇦ 道を究めるには時間がかかることを暗示)

承:「テキトーはあかん」と、直子を注意

転:が~ん! テキトーなのは自分やった!

結:おばちゃん達のようなテキトーな姿勢じゃダメ、と再確認

 

 

朝ドラは、週の中に起承転結がありますが、今回は15分の中にもみごとな起承転結がありました。

 

草間さんと奥さんの別れを描いた、第30話以来の神回だと思います。

 

関連:『スカーレット』30話あらすじ!あめ玉と離婚届