《第33話までのあらすじ》
喜美子は、川原家が借金まみれである事実を知ります。父・常治は高価な『オート三輪』を買ったあとに足を怪我、飲み屋のツケもたまっていたのです。
そんな折。喜美子は、地元・信楽の【丸熊 陶業】が、若い社員を募集していると知ります。
その夜。大阪の【荒木荘】に喜美子は戻ってきます。
第33話の、詳しいあらすじはこちら!
『スカーレット』第34話あらすじ!11月7日(木)放送分・・・大久保さんの嬉しい言葉
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喜美子「決めました。学校、あきらめます。お金は家の借金にまわして、ウチは信楽に帰らせてもらいます!」
喜美子は【荒木荘】の食堂で、さだと雄太郎、大久保さん(三林 京子)に決意を語ります。
喜美子「こっちへ向かう汽車の中で、【荒木荘】のこと、思い浮かべていました。あそこには鍋、あそこには布団・・・手に取るように、【荒木荘】のことが目に浮かんできます。
自分でも、『もう結構やったんちゃうか?』って、勝手に思いまして・・・すみません。大久保さんに認めてもらう前に・・・」
大久保「認めるかいな。家の仕事に終わりはないで!」
いつものように、大久保節さくれつ! と思いきや、大久保さんは意外な言葉をかけてくれます。
大久保「認める認めないで言うたら、あんた・・・『大久保さんが作ったご飯は、大久保さんやから作れたんだと思います』いうたけど、あのとき、もう認めてたわ」
さだ「なんや。最初の日やんか!」
関連:『スカーレット』15話あらすじ!懇願!自分でつかんだ仕事
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喜美子は、次の人に引き継ぐまで【荒木荘】に留まるつもりでしたが、さだや大久保さんは早く信楽に戻るように背中を押してくれます。
すると、ずっと黙っていた雄太郎は、泣きながら2階へかけ上がってゆきます。すぐに戻ってきた雄太郎は、カツラを被って、ギターをかき鳴らします。
雄太郎「きみちゃん おらんでも かまへ~ん 寂しいけども~ かまへ~ん
きみちゃん おらんでも かまへ~ん さよなら 言うても かまへ~ん♪」
【荒木荘】の近くにいたノラ猫は、おかしな歌を聞いて、「うぎゃぎゃ~」と拒否反応を示します。
朝ドラ『スカーレット』第6週「自分で決めた道」34話・・・芸名、“信楽太郎”
喜美子には、ひとつ心残りがありました。ちや子(水野 美紀)に挨拶できなかったことです。
喜美子は、歌う喫茶【さえずり】で、姿を消す前のちや子について尋ねます。
雄太郎「新聞社、辞めたみたいやで。酔って帰ってきて、『辞めたった。やめたりました!』言うてた」
マスター「しばらく前に、『実家かえる』いうてた。その前にここに来て、やけ食いしてた」
ちや子は、何日も【荒木荘】に帰ってきていないようです。
雄太郎「きみちゃんのこと、言うとくよ」
喜美子「手紙・・・手紙、書きます」
喜美子は、ちや子にあてて、手紙を書きます。
ちや子さんにも…✏#スカーレット pic.twitter.com/JYqvEY1tLF
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喜美子は、雄太郎と二人で【荒木荘】に戻ります。
雄太郎「売れっ子の映画俳優になったら、きみちゃんのお父ちゃんにオート三輪、買うたる。きみちゃんも、欲しいものないんか?」
喜美子「ウチに? ほな、妹にテレビジョン買うて」
雄太郎「ほな、心機一転。(僕も)芸名、つけてみよか」
喜美子「ひらめいた!『 信楽 太郎』!」
雄太郎「それはあかん」
(⇦ 即、却下!)
喜美子は、大阪をあとにします。結局、ちや子には会えずじまいでした。
数日後。
ちや子が、【荒木荘】の自分の部屋に戻ってきます。ちや子は、喜美子からの手紙をみつけます。次のような言葉がつづられていました。
喜美子(手紙の文面)「ちや子さん、わたしには、2つの道がありました。
1つは、【荒木荘】で働き、仕送りしながら学校に週3日、通う道。ジョージ富士川さんから新しい世界を教わって、好きな絵を描く・・・きっと楽しいやろな。
もう1つは、信楽に帰る道。こっちはどうなるか、想像がつかん。わからん道を歩き出すには、勇気がいります。でも、自分で決めました」
ちや子は席を立って、自分でお茶漬け作ります。喜美子の手紙の言葉が、ちや子の心に響きます。
喜美子(手紙の文面)「ちや子さんに会いたかった。会社やめた、って聞きました。大丈夫やろか?
心配やけど、ウチにいろいろ教えてくれたちや子さんなら、大丈夫おもいます。
いつかまた、ちや子さんにお茶漬けを作ってあげたい。いつか、『この道えらんでよかった』、って笑い合える日がきますように。
今日にて、【荒木荘】を卒業させてもらいます。ちや子さん、ありがとうございました」
ちや子は、あふれる涙をおさえることができませんでした。
いつの日か、きみちゃんに「自分の人生やで。自分で考え」と教えてくれたのはちや子さんでしたね。#スカーレット pic.twitter.com/gu1PtTVVrd
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数日後。信楽。川原家。
お弁当箱をもった直子(桜庭 ななみ)が、玄関から飛び出してきます。
喜美子「直子! なんか(言い忘れて)ない?」
直子「・・・行ってきます」
喜美子「いってらっしゃい。気をつけてな」
そこには、吹っ切れたような表情の喜美子がいました。
喜美子「よっしゃ!」
第35話へつづく。